数学勉強法

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数学の文章題が苦手な人必見!5ステップで確実に解く方法

はじめに:数学の文章題が苦手な人必見!5ステップで確実に解く方法を完全マスターするために こんにちは、日本数学塾・数強塾の藤原進之介です。 「計算はできるのに、文章題になると途端にわからなくなる」 「問題文を読んでも、何をxにすればいいかわからない」 「式を立てるところで手が止まってしまう」 このような悩みを持つ生徒さんは、本当にたくさんいます。実際、私がこれまで指導してきた生徒の約7割が、最初は文章題に苦手意識を持っていました。 しかし、安心してください。文章題には「解くための型」があります。この型を身につければ、どんな文章題でも自信を持って取り組めるようになります。 本記事では、私が長年の指導経験から編み出した「5ステップ解法」を徹底解説します。基礎問題10問、標準問題10問、入試レベル問題10問の計30問を通じて、文章題を確実に解く力を養っていきましょう。 この記事で身につく力 問題文から必要な情報を正確に抽出する力 未知数の設定を適切に行う力 条件を式に変換する力 立てた方程式を正確に解く力 解の吟味を行い、正しい答えを導く力 それでは、一緒に文章題マスターを目指しましょう! 基本概念の確認 1. 文章題とは何か? 文章題とは、日常生活や具体的な場面を題材にした数学の問題です。計算問題との最大の違いは、「問題文から数学的な式を自分で立てる必要がある」という点です。 【文章題の特徴】 具体的な状況が文章で説明されている 求めるべきものが明示されている 数値や条件が文章中に散りばめられている 式を立てるための情報を自分で整理する必要がある 2. 藤原式「5ステップ解法」の概要 私が提唱する「5ステップ解法」は、どんな文章題にも適用できる万能の解法手順です。 【藤原式5ステップ解法】 ステップ1:問題文を3回読む 1回目:全体の状況を把握する 2回目:数値と条件に下線を引く 3回目:求めるものを確認する ステップ2:図や表で情報を整理する 視覚化することで、問題の構造が明確になる ステップ3:未知数を設定する 「何をxとおくか」を決める(最重要ポイント!) ステップ4:方程式を立てる 問題文の条件を数式に翻訳する ステップ5:解いて吟味する 方程式を解き、答えが問題の条件を満たすか確認する 3. 文章題の主要タイプ 高校数学で出題される文章題は、主に以下のタイプに分類できます。 タイプ 特徴 よく使う式 数に関する問題 整数、連続する数などを扱う n, n+1, n+2(連続整数)10a+b(2桁の数) 速さ・時間・距離 移動に関する問題 距離=速さ×時間速さ=距離÷時間 個数と代金 […]

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図形問題が苦手な子必見!成績が上がる「3つの習慣」と解き方のコツ

はじめに:図形問題が苦手な子必見!成績が上がる「3つの習慣」と解き方のコツを完全マスターするために こんにちは、日本数学塾・数強塾の講師、藤原進之介です。 「方程式や関数は解けるのに、図形問題になると急に手が止まってしまう…」 「証明問題の書き方がわからない…」 「立体図形になると、どこから考えていいかわからない…」 こうした悩みを抱える生徒さんは、私が指導してきた中でも本当に多いです。実は図形問題が苦手な子には共通するパターンがあり、そのパターンを理解し、正しい習慣を身につけることで、確実に成績を伸ばすことができます。 本記事では、図形問題を克服するための「3つの習慣」と「具体的な解き方のコツ」を、基礎から入試レベルまで30問の演習問題とともに徹底解説します。中学生から高校生まで、図形が苦手なすべての生徒さんに役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。 図形問題が苦手になる3つの原因 まず、なぜ図形問題が苦手になるのかを理解しましょう。主な原因は以下の3つです。 ①イメージ力の不足 図形問題は、紙の上に描かれた2次元の図から3次元の立体をイメージしたり、隠れた補助線を見つけたりする「空間認識能力」が求められます。この能力が十分に発達していないと、問題の意図を正確に把握できません。 ②公式の丸暗記 「三角形の面積=底辺×高さ÷2」という公式を覚えていても、「なぜそうなるのか」を理解していないと、応用問題に対応できません。公式の成り立ちを理解することが重要です。 ③図形を言葉で説明する力の不足 図形問題、特に証明問題では、「なぜそうなるのか」を論理的に説明する力が必要です。頭ではわかっていても、それを言葉にできないと点数には結びつきません。 成績が上がる「3つの習慣」 これらの原因を克服するために、今日から実践できる3つの習慣を紹介します。 【習慣1】図形を自分の手で描く 問題を解く前に、必ず自分の手で図形を描き直しましょう。与えられた図をそのまま使うのではなく、自分で描くことで、図形の構造をより深く理解できます。また、補助線を引いたり、条件を書き込んだりする際にも、自分で描いた図の方が作業しやすくなります。 【習慣2】条件を図に書き込む 問題文に書かれている条件(等しい辺、等しい角、平行な辺など)を、すべて図に記号や数値で書き込みましょう。これにより、見落としを防ぎ、解法のヒントを視覚的に発見しやすくなります。 【習慣3】「なぜ?」を常に考える 公式を使うときは「なぜこの公式が使えるのか」、解答を読むときは「なぜこの発想が出てくるのか」を常に考えましょう。この習慣が、応用力と思考力を飛躍的に高めます。 基本概念の確認 図形問題を解くためには、基本的な定義・公式・定理をしっかりと押さえておく必要があります。ここでは、中学・高校数学で頻出の重要事項を整理します。 三角形の基本公式 【三角形の面積公式】 公式①:基本の面積公式 S = (底辺) × (高さ) ÷ 2 これは最も基本的な公式ですが、「高さ」は底辺に対して垂直な線分であることを忘れないでください。 公式②:三角比を用いた面積公式(高校数学Ⅰ) S = (1/2) × b × c × sinA 2辺の長さbとcと、その間の角Aがわかっているときに使います。角度から直接面積が求められるため、非常に便利な公式です。 公式③:ヘロンの公式 S = √{s(s-a)(s-b)(s-c)} ただし s = (a+b+c)/2 […]

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高校受験の数学で点数アップ!現役塾講師が教える効率的な勉強法5選

```html はじめに:高校受験の数学で点数アップ!現役塾講師が教える効率的な勉強法5選を完全マスターするために こんにちは!日本数学塾・数強塾の講師、藤原進之介です。 「数学が苦手で、どうやって勉強すればいいかわからない…」 「高校受験まで時間がないのに、数学の点数が上がらない…」 「計算ミスが多くて、本当は解けるはずの問題を落としてしまう…」 こんな悩みを抱えている受験生の皆さん、安心してください。私は10年以上にわたって数学の指導をしてきましたが、正しい勉強法を身につけることで、数学の点数は確実に上がります。 高校受験における数学は、5教科の中でも特に「差がつきやすい科目」です。なぜなら、数学は積み重ねの教科であり、基礎が固まっていないと応用問題に太刀打ちできないからです。逆に言えば、基礎をしっかり固め、効率的な勉強法を実践すれば、短期間でも大幅な点数アップが期待できます。 この記事では、高校受験の数学で点数アップを実現するための「効率的な勉強法5選」を徹底解説します。単なる勉強法の紹介にとどまらず、実際の問題を使って「どうやって解くのか」「なぜその解法を使うのか」を丁寧に説明していきます。 この記事で学べること 高校受験数学の基本概念と重要公式 基礎問題10問の詳細解説(土台固め) 標準問題10問のパターン別解説(応用力養成) 入試レベル実戦問題10問の完全攻略(実力完成) よくある間違いとその対処法 大学入試での頻出パターン一覧 この記事を読み終える頃には、「数学の勉強法がわからない」という悩みから解放され、自信を持って受験勉強に取り組めるようになるでしょう。それでは、一緒に数学を攻略していきましょう! 【勉強法1】基礎計算を毎日15分続ける 数学の得点力の土台は「計算力」です。どんなに素晴らしい解法を思いついても、計算でミスをすれば点数にはなりません。毎日15分でいいので、正負の数、文字式、方程式の計算練習を続けましょう。 【勉強法2】公式は「なぜそうなるのか」を理解する 公式を丸暗記するだけでは、応用問題に対応できません。例えば、「面積の公式」なら「なぜ底辺×高さ÷2なのか」を図で理解することで、記憶が定着し、応用も効くようになります。 【勉強法3】間違えた問題は「3回解き直す」 一度間違えた問題は、翌日、1週間後、1ヶ月後の3回解き直しましょう。人間の脳は忘れるようにできています。繰り返し解くことで、長期記憶として定着します。 【勉強法4】パターン別に問題を分類する 高校受験の数学は、実はパターンが決まっています。「二次関数」「図形の証明」「確率」など、分野ごとに頻出パターンを把握し、それぞれの解法を身につけることが効率的です。 【勉強法5】過去問を「時間を計って」解く 本番では時間配分が重要です。過去問を解く際は必ず時間を計り、本番と同じ条件で練習しましょう。時間切れで解けなかった問題があれば、解くスピードを上げる訓練が必要です。 基本概念の確認 高校受験の数学で頻出する分野は大きく分けて以下の6つです。それぞれの基本概念、定義、重要公式を確認していきましょう。 1. 計算分野(正負の数・文字式・式の展開と因数分解) ■ 正負の数の計算ルール 【加法・減法】 同符号の和:絶対値の和に共通の符号をつける例:(+3) + (+5) = +8、(-3) + (-5) = -8 異符号の和:絶対値の差に、絶対値の大きい方の符号をつける例:(+3) + (-5) = -2、(-3) + (+5) = +2 【乗法・除法】 同符号どうしの積・商:正 異符号どうしの積・商:負 […]

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受講生へ「自分の山を作る」ということ | 藤原進之介

塾長からの手紙 2026年5月21日 「自分の山を作る」ということ 受験勉強をしていると、何度も自分に失望する瞬間があります。「こんな問題も解けないのか」「前に勉強したはずなのに、なぜ忘れているのか」「周りは前に進んでいるのに、自分だけが取り残されているのではないか」——努力する時間は孤独です。 しかし、受験勉強とは、単なる「やり直し」ではなく、自分の人生をもう一度、自分の手に取り戻す時間、といえるかもしれません。本当の意味での受験勉強とは、過去の自分と向き合い、逃げてきたものを見つめ直し、自分の中で泣き叫んでいる弱い自分(インナーチャイルド)を救いに行く作業でもあります。 私は、もともと算数が好きでした。中学受験の頃、算数は得意科目でした。ところが、中学になり先取りカリキュラムの中で、丸暗記で乗り切っている部分もあり、気づいたときには、解法暗記で乗り切ろうとするタイプの受験生になっていました。かつて楽しかったはずの算数が、いつの間にか苦しい数学に変わっていた。 私は高校2年生になってようやく、ゼロから数学を勉強し直しました。算数のレベルまで戻って、もう一度、数の意味から考え直しました。そこで初めてわかったのです。昔のつまずきに戻り、理解を深めることは、インナーチャイルドを救うことであり、自分の人生を取り戻すことにつながると。この経験が、大学1年生の頃に数学専門塾を立ち上げた原点になりました。 「世間の山」から「自分の山」へ 受験勉強の現場では、ある共通した思い込みが働いていることが多いと感じます。それは「正解は一つ」「やるべきことは決まっている」という幻想です。参考書を買い、予備校の講座を受ける。難関大の傾向と対策をこなす。偏差値を上げることが目的。——こうした外部から与えられたレールを、疑いなく走り続けることが、「世間が作り出した虚構の山を登る」状態といえるかもしれません。 大切なのは、そこに「あなた自身」がいるかどうかです。あなたの弱さ、あなたの好奇心、あなたが本来持っていた学ぶ喜びは、どこに消えましたか。 「自分の山を作る」とは、単に「我流で好きなようにやる」という意味ではありません。むしろ逆です。世間が要求する基準や効率性を一度括弧に入れて、その奥底に、自分が本当に理解したいもの、自分が本気で向き合いたい弱さを見つめることです。 数学を例に挙げれば、多くの受験生は「この問題のテクニック」を学ぼうとします。しかし本来は「なぜこんなテクニックが必要なのか」「このテクニックを生み出した人は、どんな困難に直面していたのか」を問い直すことが、真の学びになります。その問い直しのプロセスが、あなたの思考回路を作り、あなた独自の解法へと導くのです。 「『世間が作り出した虚構の山を登る』のではなく、『自分だけの山を作り自分だけの山を登る』ことを意識することが、君の人生の始まりになるかもしれません。自分が心から愛せる山を作りましょう。自分の過去が救われ、いつか誰かの暮らしを照らせる山なら、これ以上ないほど幸せなことではないですか。」 「自分の山」を作るための5つのステップ では、実際に「自分の山を作る」とは、どのようなプロセスなのでしょうか。私が日本数学塾で受講生と一緒に歩む道を、5つのステップとして言語化してみました。 ① 「逃げてきたもの」を見つめる 多くの受験生は、自分がどこでつまずいたか、どの単元で「暗記で乗り切った」のかを自覚していません。まずはそれを丁寧に掘り起こすことが第一歩です。たとえば「2次方程式が苦手」と思っていても、実は「1次方程式の本質を理解していない」「因数分解の意味がわかっていない」など、さらに遡った根本的な理解の欠落があるかもしれません。 私の高校2年生の時の「算数まで遡る」という判断も、この第一歩から始まりました。痛みを感じる問題に真摯に向き合い、「ここが本当の弱さなんだ」と認識することは、自信を失うことではなく、自分を取り戻す始まりなのです。 ② 「なぜ」を何度も繰り返す 教科書の説明を読んで、公式を暗記して、問題を解く。この流れは効率的に見えて、実は表面的です。本当の理解は「なぜこの公式が成り立つのか」「この公式を発見した人は、どんな現象に直面していたのか」を問い直す中にあります。 たとえば、2次関数の判別式D = b^2 - 4ac という公式があります。受験生の多くはこれを「判別式を使って解の個数を判定する」ツールとして見ます。しかし、なぜこの形式なのか。それは2次方程式 ax^2 + bx + c = 0 の解の公式 x = (-b ± √(b^2 - 4ac)) / 2a を導く過程に隠されています。その√の中身が0になるか、正になるか、負になるかで、解の個数や性質が変わる——この理由を自分の言葉で説明できるようになることが、真の理解です。 「何度も『なぜ』を繰り返す」というと、質問を増やすことと思う人もいるかもしれません。むしろ重要なのは、一度の「なぜ」を深く掘り下げることです。一つの公式と向き合い、その背景にある思想や発見の経路を想像力で辿る。その営みの中で、あなたの思考が徐々に創造的になっていくのです。 ③ 「自分の言葉」で再構成する 参考書の解答を読んで理解したつもりになっていないでしょうか。理解の本当の確認は「それを自分の言葉で誰かに説明できるか」という問いです。 これは単なる説明練習ではありません。参考書や授業の言葉を、自分の経験や思考を通して再構成するプロセスは、その知識をあなた自身の一部にしていく作業です。同じ問題を解くにしても、参考書の解法をそのまま模倣する人と、その背景にある原理を理解した上で、自分なりのアプローチで解く人では、その後の応用性が全く異なります。 たとえば数列の和の公式。Σ[k=1,n]k = n(n+1)/2 という公式は暗記もできますが、1+2+3+...+nを「階段状の図形の面積」として捉え、その図形を回転・裏返しして長方形を作り、面積の関係から公式を導く——このストーリーを自分で再構成できるようになると、公式は単なる記号ではなく、あなたの思考の道具になります。 […]

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受講生へ「鋭にして鈍なれ」──続ける力こそが本物の強さ | 藤原進之介

塾長からの手紙 2026年5月14日 「鋭にして鈍なれ」──続ける力こそが本物の強さ 5月も下旬です。2027年の共通テスト当日まであと246日となりました。本日は「鋭にして鈍なれ」という言葉を届けたいと思います。これは、受験生活だけでなく、人生全体を貫く大切な原則だからです。 攻撃性と鋭さが自分を傷つける理由 浪人生の頃の僕は、攻撃的でした。世の中のすべてにツッコミを入れていた。受験制度にも、予備校にも、先生にも、親にも、友人にも。そういう攻撃的な心は、意図せずして自分自身にも向いてしまうものです。自分の発言を最も頻繁に、近くで聞いているのは、自分なのですから。 「あの人は大して勉強していないのに、なぜうまくいくのか」「自分はこんなに苦しんでいるのに、なぜ報われないのか」——鋭くなっていたのです。他者と自分を比較する眼を常に磨き続けていた。その結果、本当に大事なものが見えなくなっていました。 でも今になって思います。あの鋭さは、自分を前に進ませる力になると同時に、自分を傷つける要素にもなっていました。鋭い刃物で自分を何度も切ってしまっていたのです。受験勉強において最も危険なのは「自分を客観視できる力」が、いつの間にか「自分を責める力」に変わってしまうことです。 多くの受験生が陥る罠がここにあります。基礎問題を間違えただけで「こんなことも解けない自分はダメだ」と自責に陥る。一度失敗すると「もう自分には無理だ」と過度に悲観する。鋭さがあるから、自分の弱点が見える。その見え方が鋭いから、失望も大きくなる。この悪循環を抜け出すには、どうすればいいのか。 「鋭にして鈍なれ」──4つのタイプから学ぶこと 「鋭にして鈍なれ」。「鋭にして」とは、感性が優れていること、本質を捉える力があること、そして問題を解く際に「ここが問われている」と直感的に分かる力です。「鈍になれ」とは、愚直に、同じことをずっとやり続けられる力です。習慣化できる力、単調さに耐える力、一度決めたことを変えない力——それすべてです。 人間を4つのタイプに分けると、こういうことが言えます。 ①鋭にして鈍(最も強い):本質を見抜く力があり、かつ地味な繰り返しに耐えられる。数学の才能を開花させるのはこのタイプです。 ②鋭にして鋭(器用貧乏。世の中に最も多い):感性は優れているが、コロコロと進め方を変えてしまう。器用だから短期的には成果が出ますが、深さが出ません。 ③鈍にして鋭(自滅型):頭は良いが、行動が続かない。自分の限界を知っているから余計に動けなくなります。 ④鈍にして鈍(大器晩成型):見た目は凡庸ですが、実は極めて優れているのではないか。感性とは、持って生まれたものではなく、磨くものだから。結局は、続けた人にはかなわない。 改めて考えると、④の「鈍にして鈍」が、実は極めて強いのです。なぜなら、感性や才能は「磨くもの」だからです。最初は才能がなくても、毎日毎日、同じ問題を解き、同じ単元を学び続ける。そうすると不思議なことに、ある時点で「あ、ここが問われているんだ」という直感が働くようになるのです。つまり、④が繰り返し続けると、やがて①に変わる。これが「本当の成長」です。 一方、②の「鋭にして鋭」は、最初は華やかです。いろいろな参考書を読む、いろいろなアプローチを試す。短期的には成果が出ます。しかし、一つのものを深掘りしないから、本物の理解に至りません。数学で「この解法が使えるのは、なぜこういう問題のときなのか」という深い理解は、何度も同じ系統の問題を解く中でしか生まれないのです。 「鈍器」が最後にあなたを救う理由 「鋭く尖らせた刃物で扉を壊そうとしても、刃物がポッキリ折れてしまうかもしれない。しかし鈍く丸まった鈍器で扉を叩き続ける人間は、折れないので、やがて扉は壊せる。心の中に鈍器をもつこと。その重さが、最後にあなたを救うかもしれないのです。」 この比喩が、受験勉強の本質を言い当てています。 受験という「扉」は、一回のツッコミでは壊れません。鋭い刃物で尖ったアプローチをしても、その時は成功するかもしれませんが、次の問題では通用しない。なぜなら、受験問題は「本質的な理解」を問うからです。そして本質的な理解は、短期間では磨けないのです。 しかし「鈍器」で毎日毎日、同じ扉を叩き続けるとどうなるか。最初は手応えがありません。一週間経っても、扉は動きません。でも、たたき続ける。一ヶ月経つと、かすかにひびが入ります。二ヶ月経つと、扉が揺れ始めます。そして三ヶ月、四ヶ月と続けると、やがて扉は崩れ落ちるのです。 つまり「鈍器」の強さは「続く」ことにあります。折れないこと。へこたれないこと。同じペースを保つこと。受験生活における最強の武器は、実は「継続」なのです。 多くの受験生が「自分は才能がないから」と諦めてしまいます。でも、それは違う。才能がなければ、それは「磨く必要がある」というサインです。そして「磨く」というのは、地味なこと、単調なこと、つまらないことの繰り返しなのです。 自分の弱点を「敵」ではなく「磨く対象」に変える 受験勉強において「つまずくこと」と「続けること」は、実は深く関連しています。 問題を間違える。その時点では、多くの受験生が「ああ、また間違えた。こんなことも分からないなんて」と自責に陥ります。これが「鋭さの悪用」です。自分を傷つけるために自分を見ている状態です。 しかし視点を変えると、その間違いは「磨くべき部分」です。つまり「鈍器が当たるべき扉」です。なぜこの問題を間違えたのか、その根本の理由は何か、同じタイプの問題は何か、全てを丁寧に掘り下げる。そして、次の週も、その次の週も、その関連問題を繰り返す。それを三ヶ月続けると、その分野は確実に強くなっています。 つまり、受験勉強における「失敗」は「敗北」ではなく「発見」なのです。自分が磨くべき場所が見つかったということです。 浪人生活の地味さを受け入れることの価値 もう一つだけ、話をさせてください。僕の右目は、いつも充血しています。網膜剥離という怪我が原因です。右目の左半分が、見えなくなりました。あのとき、人生で最もリアルに死を感じました。見えていると思っていたものが、静かに、確実に、消えていく。 その経験があったからこそ、僕は気づきました。「人生は予測不可能であり、だからこそ、今この時間をどう過ごすかが全てである」ということを。 だからこそ、誰にもお構いなく、自分の人生を生きようと誓いました。面白いと思う人と過ごして、面白いと思う世界で生きていく。未来を怖がりすぎなくていい。余計なことに反応しすぎない。鋭さで他者や自分を傷つけない。鋭さで行動を止めない。今日もやる。明日もやる。うまくいかない日もやる。 受験生の皆さんに伝えたいのは、同じことです。浪人生活は、華やかなものではありません。SNSで「今日も頑張った」と発信しても、いいねはつきません。親や友人に「今何やってる?」と聞かれても「数学をやってる」としか答えられません。毎日が地味です。 しかし、その地味さの中に、全ての価値があります。 同じことを繰り返すことで「感性」が磨かれる仕組み 受験勉強において「感性」が磨かれるメカニズムを、もう少し詳しく説明したいと思います。 数学の問題を解く際、最初は「どう解くか」が分かりません。そこで参考書や解答を見る。すると「あ、こういう考え方があるんだ」と理解します。これが第一段階です。 しかし、理解は「一度の経験」では定着しません。むしろ、一度理解しただけでは「わかった気になっているだけ」です。同じタイプの問題を、次の週に解きます。その時点では「あ、これは先週やった解法パターンだ」と思い出すレベルです。これが第二段階です。 さらに、その関連問題を二週間後、一ヶ月後、二ヶ月後に解き続ける。すると、ある時点で「解答を見なくても、自分で解き方が思いつく」段階に達します。これが第三段階です。 そして、さらに繰り返すと「この解法が必要な場面を、初見の問題でも直感的に認識できる」段階に至ります。これが第四段階で、これが「感性が磨かれた状態」です。 つまり、感性とは「生まれつきのもの」ではなく「繰り返しの中で磨かれるもの」なのです。そして、この段階を踏むには「鈍さ」——同じ単調なことを続ける力が、絶対に必要なのです。 浪人生活は、正にこの4段階を、全ての科目、全ての分野で、繰り返し繰り返し踏み重ねていく作業です。 「鈍さ」に耐えるための心構え では、どうすれば「鈍さ」に耐えられるのか。受験生からよく聞く質問です。 答えは「目的を明確に持つこと」と「毎日の小さな成長を実感すること」の二つです。 受験勉強において「なぜ勉強するのか」が曖昧だと、単調さに耐えられません。「とりあえず合格したいから」では、ダメなのです。「この大学で何を学びたいのか」「その先で自分は何がしたいのか」という目的が、深い所にあると、単調な繰り返しの中にも意味が見出せます。 次に「毎日の小さな成長を実感する」ことです。これは簡単なことです。例えば、昨日解けなかった問題が、今日解けた。それだけで十分です。昨日は「この問題は難しい」と思っていたのに、今日は「あ、こういうことだ」と分かった。それが「成長」です。この小さな成長を毎日積み重ねていく。そうすると「鈍さ」も苦しくなくなるのです。 「地味な繰り返し」こそが合格の本質 浪人生活は、正にこの繰り返しの中にあります。 同じ時間に起きる。同じ机に向かう。同じ参考書を開く。同じ単元を繰り返す。同じミスを直す。同じ不安を抱えながら、それでもまた勉強する。 この地味な繰り返しの中に合格はあります。決して、派手なテクニックの中にではなく。華やかな解法の中にではなく。「毎日毎日、同じ問題を解き続けた人」の手の中に、合格は握られています。 受験生の皆さんが今、感じているその「つまずき」「不安」「単調さ」は、全て「正常な信号」です。それは「あなたが正しく修行の中にいる」というサインなのです。 後246日。その時間の中で、何度も何度も「鈍器」を振り続けてください。最後にあなたを救うのは、その重さです。 […]

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数学勉強法
受講生へ 最初のご挨拶──この授業で何を大切にするか | 藤原進之介

塾長からの手紙 2026年4月16日 最初のご挨拶──この授業で何を大切にするか はじめまして。藤原進之介です。今日から1年間、よろしくお願いします。 受験勉強は長く、時に孤独に感じることもあるでしょう。学校の授業、塾や予備校での学習、家庭学習など、毎日が分刻みのスケジュールになっていく時期だと思います。そうした中で、「果たしてこんなことをしていて意味があるのか」「本当に合格できるのだろうか」といった不安や疑問が頭をもたげることもあるかもしれません。この手紙では、私がこの授業で何を大切にしているのか、また、皆さんとどのような関係を築きたいのかについて、率直に書きたいと思います。 予備校での学習習慣──「来るか来ないか」ではなく まず予備校には「早い時間に来る」習慣をつけましょう。「来るか来ないか」ではなく、「早く来るか遅く来るか」で差がつくと思ってください。 これは単なる時間的優位ではなく、心理状態の違いです。早い時間に塾に来る受験生は、そこで勉強の流れを自分でコントロールしようとしています。授業開始前に復習をしたり、その日の目標を設定したり、前日の不安を払拭したりできるからです。一方、授業直前に駆け込む習慣のある生徒は、どうしても受動的になり、授業に「参加させられている」という心持ちになりやすい。受験合格という目標に向かう過程では、こうした小さな主体性の積み重ねが、半年、1年経つと大きな差になっていくのです。 皆さんが通っている学校でも同じことが起きています。朝礼の前に教室に来て、教科書を読んだり復習したりしている生徒と、チャイムとともに席に着く生徒では、授業への向き合い方が違います。それは成績にはっきりと表れてくるものです。 内職について──本当に大切なこと 私は内職を禁止しません。授業中に他の科目を勉強していても、非論理的に怒るようなことはありません。私にとっては、授業を欠席する生徒より、内職しながらでも出席する生徒の方が、よほど学力をつけさせる自信があるのです。 これは一見すると無責任に聞こえるかもしれません。しかし、受験までの限られた時間の中で、本当に必要なのは「講師のエゴを押しつけられる勉強」ではなく、「自分の弱点を自覚して、それを補うための学習」なのではないでしょうか。 例えば、数学が得意で、情報や他の科目が得意でない受験生がいたとします。その生徒にとって、情報の授業に出席すること自体には価値があるかもしれません。しかし、その時間に得意でない科目の予習復習や問題演習をした方が、最終的な合格可能性が高まるとしたら、どちらを優先すべきでしょうか。 受験は総合戦です。全科目が平均的にできることより、得意科目を極め、苦手科目を最低限のレベルまで引き上げることが、合格につながることも多い。内職を許容する背景には、そうした「受験全体の最適化」という考え方があります。もちろん、出席した授業の内容を完全に無視するのは論外です。ただ、出席しながら効率的に時間を使う──その工夫と判断を、皆さん自身に任せたいのです。 教科の枠を超えて──受験生活の中での私の役割 大学受験全体の中で、情報という科目の配点は決して高くはありません。(※各大学・試験方式により異なります)私は自分のエゴで受験生を縛りすぎない存在でありたいと思います。気分転換として使ってくれてもいい。そういう場所にしたいと思っています。 受験勉強の中では、英語や数学、国語といったメジャー科目に時間が割かれます。それは当然です。しかし、その過程で疲弊し、メンタルが崩れては、どんなに優秀でも合格は難しくなります。だからこそ、私の授業は「安心の場」であってほしい。ここに来れば、一呼吸つける。そして、「ああ、こういう考え方もあるんだ」と視点を少し広げられる。そんな役割を果たせたら、と思っています。 これは「授業を軽く見ろ」ということではなく、むしろその逆です。心に余裕がある時にこそ、深い学習が可能になるのです。皆さんが全教科の中で最も気負わず、自然に学べる場所──それが私の授業であれば、幸いです。 「何よりも大切なのは、あなたが幸せになることです。健康で、かつ、誰かとの関係性が良好で、かつ、昨日よりも今日の方が成長していると実感できる日々を過ごしてほしい。大学受験を通して私がその助けになれたら、非常に嬉しいです。」 私自身のこと──浪人という経験から学んだこと 私自身のことを、話させてください。私は中高一貫校出身で、14歳のとき両親が離婚してから、包丁を突きつけられるような環境で暮らしました。大学受験では2浪しました。今まで生きてきた中で、あの時期がいちばんメンタルを削られていたと言っても過言ではありません。高校生でも大学生でもなく、働いているわけでもない。自分の存在意義がわからなくなったのです。 受験は、多くの人にとって人生で初めて「自分を試される」経験になります。それまでは、学校の授業を受けていれば、ある程度の成績は取れていたかもしれません。親や先生の言うことを聞いていれば、進路の不安もそこまで深刻ではなかったでしょう。しかし受験は違う。自分がどれだけ努力できるか、失敗した時に立ち直れるか、不安の中で勉強を続けられるか──そうした自分自身の内面と向き合わされるのです。 2浪を経験して思うのは、その期間が「失敗」ではなく、むしろ「自分を知る機会」だったということです。浪人中は、成績が伸びない日々、模試の判定に一喜一憂すること、周囲の合格者を見て焦燥感を感じることの繰り返しでした。そうした経験の中で、私は初めて「頑張ること」の本当の意味を理解しました。誰かに褒められるためではなく、誰かに認められるためでもなく、純粋に「自分が成長したい」という欲求の大切さに気づいたのです。 みんなの中にも、今そういう気持ちの人がいるかもしれない。あるいは、これからそういう気持ちになるかもしれない。それは、弱さです。でも、その弱さと向き合えたことが、私の人生のいちばんの財産になりました。だから、受験生活で感じるさまざまな感情を大切にして、自分を愛していてください。 模試の成績が思わしくない。友人に置いていかれた気がする。親の期待が重い。体調が悪い。そういうすべてのことが、今のあなたを形作っています。そして、そうした困難を乗り越えた時に、初めて「強さ」が身につくのです。私は浪人を通して、その強さを手に入れました。 起業と教育──今、私が皆さんにできること 私は今、人生でもっとも幸せな日々を過ごしていると断言できます。大学1年生で起業して以来、浪人生活、努力して良かったと心から思うのです。もし2浪がなかったら、今のように受験生の気持ちを理解し、共感することはできなかったでしょう。 起業する中で、多くの受験生と出会いました。灘中学や開成、筑駒といった最難関校に通いながら、大きなプレッシャーを感じている生徒。地方の公立高校で、周囲に受験勉強を本気でしている人が少なく、孤独を感じている生徒。親が医学部進学を強く求めており、その期待に応えられるかどうかで悩んでいる生徒。そうしたさまざまな背景を持つ受験生たちと接する中で、私が学んだのは「受験の正解は一つではない」ということです。 全国で同じ問題で競う共通テストでさえ、受験生一人ひとりの学習プロセスは全く異なります。効率的に詰め込む方が向いている生徒がいれば、時間をかけても深く理解することを大切にする生徒もいます。朝型の生徒もいれば、夜型の生徒もいます。得意科目を伸ばすことに注力する戦略もあれば、苦手科目を最低ラインまで持ち上げることに全力を注ぐ戦略もあります。 重要なのは、「この方法が正解だ」と押しつけるのではなく、皆さん自身が「自分に最適な勉強法とは何か」を発見するプロセスを支援することなのです。そして、その過程で何度も失敗し、何度も軌道修正し、その度に「ああ、自分はこういう人間なんだ」と自分を知っていく──その経験こそが、大学受験という通過点を超えた、人生全体にとって意味のある学びになるのだと思うのです。 一緒に強くなろう 皆さんの中には、すでに志望校が決まっている人もいるでしょう。一方で、まだ将来の進路が定まっていない人もいるかもしれません。どちらであっても構いません。大切なのは、今この瞬間から、自分の学習と向き合う決意です。 受験勉強は、単なる知識獲得ではなく、自分との戦いです。誘惑に打ち勝つ。疲れの中で勉強を続ける。失敗から学ぶ。そうしたすべてのプロセスが、皆さんを「強く」していきます。そして、その強さは大学受験の先にある人生全体で、皆さんを支える土台になるのです。 私は、その強さを一緒に作っていきたい。授業の中で知識を伝えることはもちろん、皆さんの不安に寄り添い、困った時には相談に乗り、時には一緒に悔しさを感じ、時には合格に向けた喜びを分かち合いたいのです。 1年間、共に頑張りましょう。皆さんの成長を心から応援しています。 藤原 進之介 この理念に共感したら、まずは無料体験授業へ 藤原の教育哲学と実際の授業の雰囲気を、完全無料で体験いただけます。勧誘一切なし。受験の不安や学習相談も、お気軽にどうぞ。 無料体験授業に申し込む 教育哲学をもっと読む 📚 著者:藤原進之介について 大学1年で起業し、全国の受験生を指導。「なぜそうなるのか」を問い続ける授業で、多くの生徒の合格を支援してきた。浪人経験から、受験生の心理と学習過程を深く理解する。日本数学塾では、完全担任制で一人ひとりの成長を見守る。 日本数学塾 塾長 / 教育事業家 日本数学塾では、この"自分を知り、強くなる"プロセスを担任制で一緒に歩みます。 全国オンライン対応。藤原のメッセージに共感いただけたなら、まずは無料体験授業をお試しください。 → 無料体験授業を申し込む

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