藤原進之介の教育哲学
──「自分の山を作る」という生き方
なぜ私が数学を教えるのか。なぜ「本質理解」にこだわるのか。
受験生・保護者の方に、私自身の言葉でお伝えします。
私が数学専門塾を作った理由
2浪の経験と、インナーチャイルドを救う数学
私は大学受験で2浪しました。高校生でも大学生でもなく、働いているわけでもない。
自分の存在意義がわからなくなった時期でした。
先に大学生になった同級生がうらやましくて、SNSを見るたびに、
自分だけが社会から取り残されているような気がしました。
その浪人時代、私はゼロから数学を勉強し直しました。
算数のレベルまで戻って、もう一度、数の意味から考え直した。
そこで初めてわかったのです。
昔のつまずきに戻り、理解を深めることは、インナーチャイルドを救うことであり、
自分の人生を取り戻すことにつながるのだと。
この経験が、大学1年生のときに数学専門塾を立ち上げた原点です。
かつての自分と同じように、数学で苦しんでいる生徒を救いたかったから。
考えるはずの数学が、暗記するだけのつまらない勉強になっていた。
『なぜそうなるのか』がわからないまま、解法をなぞるようになりました。
——その感覚を持つ生徒こそ、本質理解の指導が最も効く。私はそう確信しています。」
— 藤原進之介(2026年5月 受講生へのメッセージより)
「鋭にして鈍なれ」──私が受験生に伝えたいこと
浪人生の頃の私は攻撃的でした。世の中のすべてにツッコミを入れていた。
受験制度にも、予備校にも、先生にも、友人にも。
しかしその鋭さは、自分を前に進ませる力になると同時に、
自分を傷つける要素にもなっていました。
① 鋭にして鈍(最も強い)
鋭い感性と本質を捉える力を持ちながら、愚直に続けられる人。これが最も強い。受験で結果を出す人はほぼこのタイプです。
② 鋭にして鋭(器用貧乏)
優秀だけど続けられない。頭は動いているのに手が止まっている。勉強法を評論するだけで、実際には問題を解いていない。世の中にいちばん多いタイプ。
③ 鈍にして鋭(自滅型)
優秀でもないのにあちこちに手を出して、結果的に自滅していく人。
④ 鈍にして鈍(大器晩成型)
優秀じゃないけど地道にコツコツ続ける人。感性は磨くものだから、長期的には④が極めて優れた成果を出すことがある。
しかし鈍く丸まった鈍器で扉を叩き続ける人間は、折れないので、やがて扉は壊せる。
心の中に鈍器をもつこと。その重さが、最後にあなたを救うかもしれないのです。」
— 藤原進之介(2026年5月14日 受講生へのメッセージより)
「自分の山を作る」という受験の本質
ハイデガーの哲学と受験生活
ドイツの哲学者ハイデガーは、人間はふだん「世間ではこうするものだ」という空気に流されて生きていると言いました。
「この大学なら恥ずかしくない」「この職業なら親に認められる」——
これは「非本来的な生き方」であり、「誰でもない誰か」の人生を生きているだけです。
受験生活は、この「本来的存在」への転換が起こりうる時間です。
「世間が作り出した虚構の山を登る」のではなく、
「自分だけの山を作り自分だけの山を登る」こと——
これが受験勉強の、そして人生の本質だと私は思っています。
かつ、昨日よりも今日の方が成長していると実感できる日々を過ごしてほしい。
大学受験を通して私がその助けになれたら、非常に嬉しいです。」
— 藤原進之介(2026年4月16日 受講生へのメッセージより)
私が「本質理解」にこだわる理由
中学2年生で習った二次方程式の解の公式。数学の先生は「解の公式は2種類あるけど同じ意味だね」とサラッと言っていた。
自分は理解ができなくて。同級生に聞いたら「計算すればわかるじゃん」と言われて、
自分一人だけが取り残されたみたいで悲しくて、そっと暗記して乗り切った。
その経験があるから、私は「なぜそうなるのか」を省略しない指導をします。
わからないことを暗記で乗り切った子が積み上げてきた孤独を、私は知っているから。
「なぜ」を省略しない
公式を覚えるのではなく、なぜその公式が成り立つのかを丁寧に説明します。理解した知識は忘れません。
つまずき地点に戻る
数学の苦手は「才能」ではなく「特定地点の理解不足」です。どこに戻ればいいかを一緒に探します。
生徒を縛りすぎない
「大学受験全体の中で情報Iの配点は2%程度」と公言するように、私は自分のエゴで受験生を縛りすぎない存在でありたいと思っています。
努力する人への敬意
娯楽に溢れた現代社会で、あえて厳しい環境に身を置き努力する受験生を、私は本気で尊敬しています。
保護者の方へ
保護者の皆さまへ
お子さんが数学で苦しんでいるとき、保護者として何もできない焦りを感じることがあるかもしれません。
「なぜ勉強しないのか」「才能がないのか」——でも、多くの場合、問題は才能ではありません。
数学が苦手になる原因の多くは、特定のつまずき地点が放置されたまま先に進んでしまったことです。
その地点まで戻り、「なぜそうなるのか」から丁寧に積み上げ直すこと。
それが日本数学塾の指導の原点です。
私自身、14歳のときに家庭環境が激変し、精神的に不安定な時期を過ごしました。
2浪という経験を経て、それでも前に進んできた。
だから、お子さんが今どんな状態にあっても、必ず前に進める道があると信じています。
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