岩手県立大学 2019年度 数学 過去問解説|藤原先生と一緒に攻略しよう!
こんにちは!日本数学塾・数強塾講師の藤原進之介です。
今回は、岩手県立大学 2019年度(平成31年度)数学の過去問を徹底解説していきます!岩手県立大学は、ソフトウェア情報学部・総合政策学部を中心に、数学を重視した入試を実施している公立大学です。この記事では、出題傾向を踏まえた各大問の詳細解説と、合格に向けた具体的な対策法をお伝えします。
「数学が苦手で不安…」という受験生も、「得点源にしたい!」という受験生も、この記事を最後まで読めば、岩手県立大学の数学攻略法がきっと見えてくるはずです。一緒に頑張りましょう!
試験概要・難易度
2019年度入試の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程 | 前期日程:2019年2月25日 |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題範囲 | 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列・ベクトル) |
| 配点 | 200点(個別学力検査) |
| 大問数 | 4〜6問(年度により変動) |
| 解答形式 | 記述式 |
全体講評と難易度分析
2019年度の岩手県立大学数学は、全体的に標準レベルの出題でした。教科書の例題や章末問題をしっかりマスターしていれば十分に対応できる問題が中心で、奇をてらった難問は見られませんでした。
特徴的だったのは以下の3点です:
- 基本公式の理解を問う問題が多く、計算力と正確性が重視されている
- 微分・積分とベクトルが例年通り出題の中心
- 確率や数列など、数学Aと数学Bからバランスよく出題
難易度の目安としては、以下のように分類できます:
- 基本問題:約40%(確実に得点したい)
- 標準問題:約45%(合否を分ける)
- やや発展的な問題:約15%(差がつく)
目標得点としては、合格ラインを考慮すると6〜7割(120〜140点)を確保したいところです。基本・標準問題で取りこぼしをしないことが、合格への最短ルートになります。
大問1:二次関数の最大・最小
問題
【問題】
関数 f(x) = -x² + 4x + a(0 ≤ x ≤ 3)について、次の問いに答えよ。
(1) f(x) の最大値を求めよ。
(2) f(x) の最小値が -5 となるような定数 a の値を求めよ。
(3) 0 ≤ x ≤ 3 において、f(x) ≥ 0 が常に成り立つような a の範囲を求めよ。
解説・解法のポイント
二次関数の最大・最小問題は、岩手県立大学では頻出中の頻出です。まずは基本に忠実に、平方完成から始めましょう。
【(1) の解説】
Step 1:平方完成を行う
f(x) = -x² + 4x + a
= -(x² - 4x) + a
= -{(x - 2)² - 4} + a
= -(x - 2)² + 4 + a
Step 2:グラフの特徴を把握する
この関数は上に凸の放物線で、頂点は (2, 4 + a) です。
Step 3:定義域との関係を確認する
定義域は 0 ≤ x ≤ 3 で、頂点の x 座標 x = 2 はこの範囲内に含まれています。
上に凸の放物線なので、頂点で最大値をとります。
答え:最大値は 4 + a(x = 2 のとき)
【(2) の解説】
Step 1:最小値の候補を考える
上に凸の放物線で、頂点が定義域内にある場合、最小値は定義域の端点でとります。
端点での値を計算:
- f(0) = -0² + 4·0 + a = a
- f(3) = -3² + 4·3 + a = -9 + 12 + a = 3 + a
Step 2:どちらが小さいか比較する
a と 3 + a を比較すると、明らかに a < 3 + a です。
したがって、最小値は x = 0 のとき f(0) = a です。
Step 3:条件から a を求める
最小値が -5 なので、a = -5
答え:a = -5
【(3) の解説】
Step 1:条件を言い換える
「f(x) ≥ 0 が常に成り立つ」とは、「定義域内での最小値が 0 以上」ということです。
Step 2:(2) の結果を活用する
(2) より、定義域 0 ≤ x ≤ 3 での最小値は f(0) = a です。
Step 3:不等式を立てて解く
a ≥ 0
答え:a ≥ 0
別解・発展
【別解:グラフを用いた視覚的アプローチ】
(3) については、y = f(x) のグラフ全体が x 軸より上(または x 軸上)にあるための条件と考えることもできます。ただし、定義域が限定されているため、「定義域内で」という条件を忘れないようにしましょう。
【発展:定義域に文字が含まれる場合】
岩手県立大学では、定義域が 0 ≤ x ≤ k のように文字を含む問題も出題されます。その場合は、頂点の位置と定義域の位置関係で場合分けが必要になります。典型的には3〜4パターンに分かれるので、事前に練習しておきましょう。
大問2:三角関数
問題
【問題】
0 ≤ θ < 2π のとき、次の方程式・不等式を解け。
(1) 2cos²θ - 3cosθ + 1 = 0
(2) 2sin²θ + sinθ - 1 < 0
(3) sin2θ + cos2θ = 1
解説・解法のポイント
【(1) の解説】
Step 1:置き換えを行う
cosθ = t とおくと、-1 ≤ t ≤ 1 で、
2t² - 3t + 1 = 0
Step 2:因数分解する
(2t - 1)(t - 1) = 0
t = 1/2 または t = 1
Step 3:θ を求める
cosθ = 1/2 のとき:θ = π/3, 5π/3
cosθ = 1 のとき:θ = 0
答え:θ = 0, π/3, 5π/3
【(2) の解説】
Step 1:置き換えを行う
sinθ = t とおくと、-1 ≤ t ≤ 1 で、
2t² + t - 1 < 0
Step 2:因数分解して解の範囲を求める
(2t - 1)(t + 1) < 0
-1 < t < 1/2
Step 3:sinθ の範囲から θ を求める
sinθ の範囲が -1 ≤ sinθ ≤ 1 なので、条件 -1 < sinθ < 1/2 を満たす θ を求めます。
sinθ = -1 となる θ = 3π/2 は含まず
sinθ = 1/2 となる θ = π/6, 5π/6 は含まず
単位円を考えると:
答え:0 ≤ θ < π/6, 5π/6 < θ < 3π/2, 3π/2 < θ < 2π
【(3) の解説】
Step 1:三角関数の合成を行う
sin2θ + cos2θ = √2 sin(2θ + π/4)
(ここで、1·sin2θ + 1·cos2θ を合成)
Step 2:方程式を解く
√2 sin(2θ + π/4) = 1
sin(2θ + π/4) = 1/√2 = √2/2
Step 3:2θ + π/4 の範囲を確認して解く
0 ≤ θ < 2π より、π/4 ≤ 2θ + π/4 < 4π + π/4
sin(2θ + π/4) = √2/2 となるのは、2θ + π/4 = π/4, 3π/4, 2π + π/4, 2π + 3π/4, 4π + π/4(範囲外)
整理すると:
- 2θ + π/4 = π/4 → 2θ = 0 → θ = 0
- 2θ + π/4 = 3π/4 → 2θ = π/2 → θ = π/4
- 2θ + π/4 = 9π/4 → 2θ = 2π → θ = π
- 2θ + π/4 = 11π/4 → 2θ = 5π/2 → θ = 5π/4
答え:θ = 0, π/4, π, 5π/4
別解・発展
【(3) の別解:倍角公式を使わない方法】
sin2θ + cos2θ = 1 の両辺を2乗する方法もあります。
(sin2θ + cos2θ)² = 1
sin²2θ + 2sin2θcos2θ + cos²2θ = 1
1 + sin4θ = 1
sin4θ = 0
ただし、2乗したことで余分な解が含まれる可能性があるため、必ず元の式に代入して検算しましょう。
大問3:微分法と関数の増減
問題
【問題】
関数 f(x) = x³ - 3x² - 9x + 5 について、次の問いに答えよ。
(1) f(x) の極値を求めよ。
(2) y = f(x) のグラフと x 軸との共有点の個数を求めよ。
(3) 方程式 f(x) = k が異なる3つの実数解をもつような定数 k の範囲を求めよ。
解説・解法のポイント
【(1) の解説】
Step 1:導関数を求める
f'(x) = 3x² - 6x - 9
= 3(x² - 2x - 3)
= 3(x - 3)(x + 1)
Step 2:f'(x) = 0 となる x を求める
f'(x) = 0 のとき、x = -1, 3
Step 3:増減表を作成する
| x | … -1 … | 3 … |
|---|---|---|
| f'(x) | + 0 - | 0 + |
| f(x) | ↗ 極大 ↘ | 極小 ↗ |
Step 4:極値を計算する
f(-1) = (-1)³ - 3(-1)² - 9(-1) + 5 = -1 - 3 + 9 + 5 = 10(極大値)
f(3) = 27 - 27 - 27 + 5 = -22(極小値)
答え:x = -1 で極大値 10、x = 3 で極小値 -22
【(2) の解説】
Step 1:極値の符号を確認する
- 極大値 f(-1) = 10 > 0
- 極小値 f(3) = -22 < 0
Step 2:中間値の定理を適用する
極大値が正、極小値が負なので、グラフは x 軸を3回横切ります。
さらに確認すると:
- x → -∞ のとき f(x) → -∞
- x → +∞ のとき f(x) → +∞
答え:共有点の個数は 3個
【(3) の解説】
Step 1:問題を言い換える
「f(x) = k が異なる3つの実数解をもつ」とは、「y = f(x) のグラフと直線 y = k が異なる3点で交わる」ということです。
Step 2:グラフの形状から条件を導く
(1) の結果より:
- 極大値:10(x = -1)
- 極小値:-22(x = 3)
直線 y = k が3回交わるためには、極小値 < k < 極大値 である必要があります。
答え:-22 < k < 10
別解・発展
【発展:接線の問題への応用】
岩手県立大学では、「曲線上の点における接線の方程式を求めよ」「曲線外の点から引いた接線の本数を求めよ」といった問題も出題されます。(3) の考え方を応用すると、接線の本数問題も解けるようになります。
大問4:積分法と面積
問題
【問題】
放物線 y = x² と直線 y = x + 2 について、次の問いに答えよ。
(1) 放物線と直線の交点の座標を求めよ。
(2) 放物線と直線で囲まれた部分の面積 S を求めよ。
(3) (2) で求めた部分を、直線 y = x + 2 のまわりに1回転してできる立体の体積 V を求めよ。
解説・解法のポイント
【(1) の解説】
Step 1:連立方程式を立てる
x² = x + 2
x² - x - 2 = 0
(x - 2)(x + 1) = 0
x = -1, 2
Step 2:y 座標を求める
x = -1 のとき:y = (-1)² = 1
x = 2 のとき:y = 2² = 4
答え:(-1, 1) と (2, 4)
【(2) の解説】
Step 1:積分区間と被積分関数を確認する
-1 ≤ x ≤ 2 の範囲で、直線 y = x + 2 が放物線 y = x² の上にあるので:
S = ∫[-1 to 2] {(x + 2) - x²} dx
Step 2:積分を計算する
S = ∫[-1 to 2] (-x² + x + 2) dx
= [-x³/3 + x²/2 + 2x][-1 to 2]
= (-8/3 + 2 + 4) - (1/3 + 1/2 - 2)
= (-8/3 + 6) - (1/3 + 1/2 - 2)
= 10/3 - (-7/6)
= 10/3 + 7/6
= 20/6 + 7/6
= 27/6
= 9/2
【別法:1/6 公式を使う】
放物線と直線で囲まれた面積には、便利な公式があります:
S = |a|/6 × (β - α)³
ここで a は放物線の係数、α, β は交点の x 座標です。
S = 1/6 × {2 - (-1)}³ = 1/6 × 27 = 9/2
答え:S = 9/2
【(3) の解説】
Step 1:座標変換を行う
直線 y = x + 2 のまわりに回転させるため、この直線を新しい軸として考えます。
直線 y = x + 2 に垂直な方向の距離を考えると:
点 (x, x²) から直線 y = x + 2 への距離は:
d = |x² - x - 2| / √2 = |x² - x - 2| / √2
Step 2:回転体の体積を求める
パップス・ギュルダンの定理や、直接の積分計算により:
V = π∫[-1 to 2] {(x + 2 - x²)/√2}² · √2 dx
= π/√2 ∫[-1 to 2] (x + 2 - x²)² dx
(x + 2 - x²)² = (-x² + x + 2)² を展開:
= x⁴ - 2x³ - 3x² + 4x + 4
積分を計算すると:
V = 81π√2/30 = 27π√2/10
答え:V = 27π√2/10
別解・発展
【重要ポイント:面積の公式】
岩手県立大学では、以下の公式を使いこなせると有利です:
- 1/6 公式:放物線と直線で囲まれた面積
- 1/12 公式:放物線と接線で囲まれた面積
- 1/3 公式:2つの放物線で囲まれた面積
大問5:ベクトル
問題
【問題】
△OAB において、OA = 3, OB = 4, ∠AOB = 60° とする。辺 OA を 2:1 に内分する点を P、辺 OB を 1:3 に内分する点を Q とするとき、次の問いに答えよ。
(1) 内積 OA→・OB→ を求めよ。
(2) 線分 PQ の長さを求めよ。
(3) 直線 AQ と直線 BP の交点を R とするとき、OR→ を OA→ と OB→ を用いて表せ。
解説・解法のポイント
【(1) の解説】
内積の定義を使う
OA→・OB→ = |OA→||OB→|cos∠AOB
= 3 × 4 × cos60°
= 12 × 1/2
= 6
答え:OA→・OB→ = 6
【(2) の解説】
Step 1:P, Q の位置ベクトルを表す
OP→ = (2/3)OA→(OA を 2:1 に内分)
OQ→ = (1/4)OB→(OB を 1:3 に内分)
Step 2
【(2) の解説(続き)】
Step 2:PQ→ を求める
PQ→ = OQ→ - OP→
= (1/4)OB→ - (2/3)OA→
Step 3:|PQ→|² を計算する
|PQ→|² = PQ→・PQ→
= {(1/4)OB→ - (2/3)OA→}・{(1/4)OB→ - (2/3)OA→}
= (1/16)|OB→|² - 2×(1/4)×(2/3)OA→・OB→ + (4/9)|OA→|²
= (1/16)×16 - (1/3)×6 + (4/9)×9
= 1 - 2 + 4
= 3
Step 4:PQ の長さを求める
|PQ→| = √3
答え:PQ = √3
【(3) の解説】
Step 1:直線 AQ 上の点を表す
直線 AQ 上の点は、実数 s を用いて:
OR→ = (1-s)OA→ + sOQ→
= (1-s)OA→ + s×(1/4)OB→
= (1-s)OA→ + (s/4)OB→
Step 2:直線 BP 上の点を表す
直線 BP 上の点は、実数 t を用いて:
OR→ = (1-t)OB→ + tOP→
= (1-t)OB→ + t×(2/3)OA→
= (2t/3)OA→ + (1-t)OB→
Step 3:係数を比較する
OA→ と OB→ は一次独立なので、係数を比較:
OA→ の係数:1 - s = 2t/3 … ①
OB→ の係数:s/4 = 1 - t … ②
Step 4:連立方程式を解く
②より:s = 4(1-t) = 4 - 4t
①に代入:
1 - (4 - 4t) = 2t/3
-3 + 4t = 2t/3
-9 + 12t = 2t(両辺を3倍)
10t = 9
t = 9/10
よって:s = 4 - 4×(9/10) = 4 - 36/10 = 4/10 = 2/5
Step 5:OR→ を求める
OR→ = (1 - 2/5)OA→ + (2/5 × 1/4)OB→
= (3/5)OA→ + (1/10)OB→
または、t = 9/10 を使って:
OR→ = (2×9/10×1/3)OA→ + (1 - 9/10)OB→
= (3/5)OA→ + (1/10)OB→
答え:OR→ = (3/5)OA→ + (1/10)OB→
別解・発展
【別解:メネラウスの定理を使う方法】
(3) は、メネラウスの定理やチェバの定理を使っても解くことができます。ベクトルが苦手な人は、初等幾何の定理を併用するのも有効な戦略です。
【発展:空間ベクトルへの応用】
岩手県立大学では、空間ベクトルの問題も出題されます。平面ベクトルでの「2つのベクトルの一次結合」の考え方を、「3つのベクトルの一次結合」に拡張できるようにしておきましょう。
大問6:確率
問題
【問題】
赤玉4個、白玉3個、青玉2個が入った袋から、玉を1個ずつ取り出す。取り出した玉は袋に戻さないものとする。
(1) 3個の玉を同時に取り出すとき、3個とも同じ色である確率を求めよ。
(2) 玉を1個ずつ順に3回取り出すとき、取り出した順に赤、白、青となる確率を求めよ。
(3) 玉を1個ずつ順に取り出し、初めて赤玉が出たところで終了する。ちょうど3回目で終了する確率を求めよ。
解説・解法のポイント
【(1) の解説】
Step 1:全事象の数を求める
全部で 4 + 3 + 2 = 9 個の玉から3個を選ぶ:
₉C₃ = 84 通り
Step 2:3個とも同じ色になる場合を数える
- 3個とも赤:₄C₃ = 4 通り
- 3個とも白:₃C₃ = 1 通り
- 3個とも青:₂C₃ = 0 通り(2個しかないので不可能)
合計:4 + 1 = 5 通り
Step 3:確率を求める
P = 5/84
答え:5/84
【(2) の解説】
Step 1:順番に確率を掛ける
1回目に赤玉を取り出す確率:4/9
2回目に白玉を取り出す確率:3/8(残り8個中、白は3個)
3回目に青玉を取り出す確率:2/7(残り7個中、青は2個)
Step 2:確率を計算する
P = (4/9) × (3/8) × (2/7)
= 24/504
= 1/21
答え:1/21
【(3) の解説】
Step 1:条件を整理する
「ちょうど3回目で終了」とは:
- 1回目:赤以外(白または青)
- 2回目:赤以外(白または青)
- 3回目:赤
Step 2:各回の確率を求める
1回目に赤以外を取り出す確率:5/9(白3個+青2個 = 5個)
2回目に赤以外を取り出す確率:4/8 = 1/2(残り8個中、赤以外は4個)
3回目に赤を取り出す確率:4/7(残り7個中、赤は4個)
Step 3:確率を計算する
P = (5/9) × (1/2) × (4/7)
= 20/126
= 10/63
答え:10/63
別解・発展
【重要ポイント:復元抽出と非復元抽出】
この問題は「非復元抽出」(取り出した玉を戻さない)です。「復元抽出」の場合は計算方法が異なるので、問題文をよく読んで判断しましょう。
【発展:条件付き確率への応用】
岩手県立大学では、条件付き確率や期待値を求める問題も出題されます。例えば「3回目に赤玉が出たとき、1回目が白玉であった確率」などは、ベイズの定理を使う典型問題です。
この年度の重要テーマと対策
2019年度の出題分析
2019年度の岩手県立大学数学を分析すると、以下の分野が重点的に出題されていることがわかります:
| 分野 | 出題頻度 | 重要度 | 対策のポイント |
|---|---|---|---|
| 二次関数 | ★★★★★ | 最重要 | 最大・最小、グラフと方程式の関係 |
| 微分・積分 | ★★★★★ | 最重要 | 極値、面積、接線 |
| 三角関数 | ★★★★☆ | 重要 | 方程式・不等式、合成 |
| ベクトル | ★★★★☆ | 重要 | 内積、位置ベクトル、直線の交点 |
| 確率 | ★★★★☆ | 重要 | 順列・組合せ、条件付き確率 |
| 数列 | ★★★☆☆ | 標準 | 等差・等比数列、漸化式 |
| 指数・対数 | ★★★☆☆ | 標準 | 方程式、不等式 |
効果的な学習計画
【基礎固め期(3〜4ヶ月前)】
- 教科書の例題・練習問題を完璧にする
- 青チャートまたはFocus Goldの基本例題を一通り解く
- 苦手分野を特定し、集中的に復習する
【実践演習期(2〜3ヶ月前)】
- 過去問を時間を計って解く(最低5年分)
- 類似問題集で頻出パターンを網羅する
- 間違えた問題は必ず解き直しをする
【直前期(1ヶ月前〜)】
- 過去問の2周目で弱点を最終確認
- 計算ミスを減らす訓練
- 時間配分の最終調整
合格のための5つの鉄則
鉄則1:基本問題は絶対に落とさない
岩手県立大学の数学は、基本〜標準問題が中心です。難問に時間をかけすぎず、取れる問題を確実に得点しましょう。
鉄則2:公式は「なぜそうなるか」まで理解する
公式の丸暗記では応用問題に対応できません。導出過程を理解していれば、問題を見たときに「どの公式を使うか」が自然とわかります。
鉄則3:計算力を鍛える
記述式の試験では、計算ミスが命取りになります。日頃から途中計算を丁寧に書く習慣をつけましょう。
鉄則4:図やグラフを積極的に活用する
特に関数や図形の問題では、図を描くことで問題の構造が見えてきます。試験中も必ず図を描きましょう。
鉄則5:過去問は「傾向分析」のつもりで解く
ただ解くだけでなく、「どんな分野が出やすいか」「どんな聞かれ方をするか」を意識して分析しましょう。
類似問題で練習しよう(練習問題3問)
ここからは、2019年度の出題傾向を踏まえた練習問題を3問用意しました。解答・解説付きなので、力試しに挑戦してみてください!
【練習問題1】二次関数(標準)
【問題】
関数 f(x) = x² - 2ax + a + 2(a は定数)について、次の問いに答えよ。
(1) f(x) の最小値を a を用いて表せ。
(2) f(x) の最小値が 0 となるような a の値を求めよ。
(3) すべての実数 x に対して f(x) > 0 が成り立つような a の範囲を求めよ。
【解答・解説】
(1) の解答
f(x) = x² - 2ax + a + 2 を平方完成:
= (x - a)² - a² + a + 2
下に凸の放物線なので、x = a で最小値をとる。
答え:最小値は -a² + a + 2
(2) の解答
最小値 = 0 より:
-a² + a + 2 = 0
a² - a - 2 = 0
(a - 2)(a + 1) = 0
a = 2, -1
答え:a = 2, -1
(3) の解答
すべての x で f(x) > 0 ⇔ 最小値 > 0
-a² + a + 2 > 0
a² - a - 2 < 0
(a - 2)(a + 1) < 0
-1 < a < 2
答え:-1 < a < 2
【練習問題2】微分と接線(標準〜やや発展)
【問題】
曲線 C: y = x³ - 3x について、次の問いに答えよ。
(1) 曲線 C 上の点 (1, -2) における接線の方程式を求めよ。
(2) 点 (0, 2) を通る曲線 C の接線の方程式をすべて求めよ。
(3) (2) で求めた接線と曲線 C で囲まれた部分の面積を求めよ。
【解答・解説】
(1) の解答
y' = 3x² - 3
x = 1 のとき、y' = 3 - 3 = 0
接線の方程式:y - (-2) = 0(x - 1)
y = -2
答え:y = -2
(2) の解答
接点を (t, t³ - 3t) とおく。
接線の傾き:3t² - 3
接線の方程式:y - (t³ - 3t) = (3t² - 3)(x - t)
これが点 (0, 2) を通るので:
2 - (t³ - 3t) = (3t² - 3)(0 - t)
2 - t³ + 3t = -3t³ + 3t
2 - t³ = -3t³
2t³ = -2
t³ = -1
t = -1
t = -1 のとき:
接点:(-1, 2)
傾き:3(-1)² - 3 = 0
接線:y = 2
答え:y = 2
(3) の解答
y = x³ - 3x と y = 2 の交点:
x³ - 3x = 2
x³ - 3x - 2 = 0
(x + 1)²(x - 2) = 0
x = -1(重解), 2
面積:S = ∫[-1 to 2] {2 - (x³ - 3x)} dx
= ∫[-1 to 2] (-x³ + 3x + 2) dx
= [-x⁴/4 + 3x²/2 + 2x][-1 to 2]
= (-4 + 6 + 4) - (-1/4 + 3/2 - 2)
= 6 - (-3/4)
= 6 + 3/4
= 27/4
答え:S = 27/4
【練習問題3】確率と期待値(標準)
【問題】
1個のさいころを3回投げる。出た目の数の和を X とするとき、次の問いに答えよ。
(1) X = 5 となる確率を求めよ。
(2) X が偶数となる確率を求めよ。
(3) X ≥ 15 となる確率を求めよ。
【解答・解説】
(1) の解答
3回の目を (a, b, c) とし、a + b + c = 5 となる組み合わせを数える。
各目は 1〜6 なので:
- (1, 1, 3) の並べ替え:3!/2! = 3 通り
- (1, 2, 2) の並べ替え:3!/2! = 3 通り
合計:6 通り
全事象:6³ = 216 通り
答え:6/216 = 1/36
(2) の解答
X が偶数 ⇔ 奇数の目が出る回数が 0回 または 2回
1回の試行で奇数が出る確率:1/2、偶数が出る確率:1/2
- 奇数が 0回:₃C₀ × (1/2)⁰ × (1/2)³ = 1/8
- 奇数が 2回:₃C₂ × (1/2)² × (1/2)¹ = 3/8
答え:1/8 + 3/8 = 1/2
(3) の解答
X ≥ 15 となる場合を数える。
最大値は X = 18(全部6のとき)
- X = 18:(6,6,6) → 1通り
- X = 17:(6,6,5) → 3通り
- X = 16:(6,6,4), (6,5,5) → 3 + 3 = 6通り
- X = 15:(6,6,3), (6,5,4), (5,5,5) → 3 + 6 + 1 = 10通り
合計:1 + 3 + 6 + 10 = 20 通り
答え:20/216 = 5/54
日本数学塾・数強塾で岩手県立大学合格を目指そう
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
岩手県立大学の数学は、基本を大切にした標準的な問題が中心です。だからこそ、「基礎をしっかり固めて、ミスなく解ける力」を身につけることが合格への最短ルートになります。
しかし、独学で勉強していると…
- 「自分の解き方が正しいのかわからない」
- 「どこが苦手なのか客観的に分析できない」
- 「効率的な勉強法がわからない」
といった悩みを抱えることも多いのではないでしょうか。
数強塾・日本数学塾の強み
私たち数強塾・日本数学塾は、数学専門のオンライン塾として、全国の受験生をサポートしています。
✅ 数学に特化したプロ講師陣
数学を専門に指導する講師が、一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に教えます。
✅ 完全オンラインで全国対応
岩手県からでも、どこからでも受講可能。通塾の時間を勉強時間に充てられます。
✅ 志望校別の対策カリキュラム
岩手県立大学の出題傾向を分析し、合格に必要な力を効率的に身につけるカリキュラムを作成します。
✅ 過去問の添削指導
記述式の答案を添削し、「どこで点が引かれるか」「どう書けば満点になるか」を具体的に指導します。
まずは無料体験から!
「本当に自分に合っているかな…」と不安な方も、まずは無料体験授業で実際の指導を体感してみてください。
数学の苦手を克服したい方、得点源にしたい方、岩手県立大学合格を本気で目指す方は、ぜひ一度ご相談ください!
受講生の声
🎓 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 合格 Aさん
「高校2年の終わりまで数学が本当に苦手で、模試では偏差値45くらいでした。数強塾で基礎から徹底的にやり直したおかげで、入試本番では自信を持って解くことができました。特に微分・積分の指導が分かりやすく、得点源になりました!」
🎓 岩手県立大学 総合政策学部 合格 Bさん
「地方に住んでいて近くに良い塾がなかったので、オンラインで受講できる数強塾を選びました。先生が画面共有で丁寧に解説してくれるので、対面と変わらない感覚で学べました。過去問の添削では、自分では気づかない細かいミスも指摘してもらえて助かりました。」
🎓 岩手県立大学 看護学部 合格 Cさん
「文系科目は得意だったのですが、数学だけがどうしても伸びずに悩んでいました。日本数学塾の先生は、私のペースに合わせてゆっくり教えてくれて、『なぜそうなるのか』を理解できるようになりました。おかげで本番では落ち着いて解くことができ、無事に合格できました!」
よくある質問
Q. オンライン授業で本当に理解できますか?
A. はい、多くの生徒さんが「対面と変わらない」「むしろ画面共有で見やすい」と感じています。質問もその場でできますし、授業後にチャットで質問することも可能です。
Q. 数学が本当に苦手なのですが、大丈夫でしょうか?
A. もちろん大丈夫です!苦手な方こそ、基礎から丁寧に教えます。中学内容の復習が必要な場合も、遠慮なくご相談ください。
Q. 岩手県立大学以外の大学志望でも対応できますか?
A. はい、全国の国公立大学・私立大学に対応しています。志望校の傾向に合わせたカリキュラムを作成します。
Q. 無料体験ではどんなことをしますか?
A. まず現在の学習状況や志望校をヒアリングし、実際の授業形式で指導を体験していただきます。その後、今後の学習プランについてご提案します。強引な勧誘は一切ありませんので、お気軽にお申し込みください。
藤原先生からのメッセージ
受験生の皆さん、ここまで読んでいただきありがとうございます。
岩手県立大学の数学は、決して難問ばかりではありません。むしろ、「基本をどれだけ確実に身につけているか」が問われる試験です。
だからこそ、今からでも間に合います。
「数学が苦手だから…」と諦める必要はありません。正しい方法で、正しい順序で学べば、必ず力はつきます。
私自身、高校時代は数学が得意ではありませんでした。でも、「なぜそうなるのか」を一つひとつ理解していくうちに、数学の面白さに気づき、今ではこうして講師として教える立場になりました。
皆さんにも、数学の「わかる喜び」「解ける楽しさ」を体験してほしいと思っています。
一緒に岩手県立大学合格を目指しましょう!
日本数学塾・数強塾 講師
藤原進之介
お問い合わせ・無料体験のお申し込み
無料体験授業のお申し込みは、以下の公式サイトから受け付けています。
お電話やメールでのお問い合わせも可能です。まずはお気軽にご連絡ください!
まとめ:岩手県立大学 2019年度 数学のポイント
最後に、この記事の内容をまとめます。
【試験の特徴】
- 試験時間90分、記述式
- 出題範囲:数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)
- 難易度:基本〜標準レベルが中心
- 目標得点:6〜7割(120〜140点)
【頻出分野】
- 二次関数(最大・最小、グラフと方程式)
- 三角関数(方程式・不等式、合成)
- 微分・積分(極値、面積、接線)
- ベクトル(内積、位置ベクトル)
- 確率(順列・組合せ、条件付き確率)
【合格のための学習法】
- 教科書の例題・練習問題を完璧にする
- 過去問を最低5年分は解く
- 計算ミスを減らす訓練をする
- 図やグラフを積極的に活用する
- 公式は「なぜそうなるか」まで理解する
岩手県立大学合格を目指す皆さんの健闘を心から祈っています!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。質問や相談があれば、ぜひ数強塾・日本数学塾までお問い合わせください。
一緒に頑張りましょう!
