山梨大学 2025年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!

山梨大学 2025年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!


はじめに:この記事を読むと得られる3つの価値

山梨大学 2025年度 数学 過去問解説へようこそ!この記事では、山梨大学の入試数学を完全に分析し、合格への最短ルートを丁寧にお伝えします。

この記事で得られる3つの価値:
- ✅ 2025年度 山梨大学 数学の全大問を、途中計算付きで完全解説
- ✅ 山梨大学数学の傾向・出題パターンを体系的に把握できる
- ✅ 合格点を確実に取るための学習ロードマップと参考書選びがわかる

👨‍🏫 藤原先生より: 山梨大学の数学は「基礎力×丁寧な論述」が合否を分けます。難問で差がつく試験ではなく、標準的な問題をいかに確実・丁寧に解ききるかが勝負です。今回はそのコツを余すところなくお伝えしますよ!


【セクション2】山梨大学の数学:入試の全体像

試験形式・基本情報

項目 内容
試験時間 80分
大問数 教育・生命環境学部:2問、工学部・生命環境学部(理系):4問
解答形式 記述式(途中計算・説明が必須)
出題範囲 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(文系)、数学Ⅲ・C含む(理系)
難易度帯 標準レベル(偏差値50〜58程度)

偏差値帯と求められる数学レベル

山梨大学の数学は、偏差値50〜58程度の「標準レベル」に位置します。東大・京大のような発想力・思考力を問う難問は少なく、教科書レベルの公式・定理を確実に使いこなせるかどうかが焦点です。ただし、記述式で「どのように考えたか」を書くことが明示的に求められており、答えだけでは得点になりません。論述の明瞭さが合否を左右します。

過去5〜10年の頻出単元ランキング

山梨大学で繰り返し出題される単元を整理すると、以下のような傾向があります:

順位 単元 出題頻度
1位 微分・積分(定積分・面積) ★★★★★
2位 図形と計量・三角関数 ★★★★☆
3位 ベクトル ★★★★☆
4位 確率・場合の数 ★★★★☆
5位 数列(漸化式・等比数列) ★★★☆☆
6位 統計(相関係数・データ分析) ★★★☆☆
7位 方程式・不等式の解の条件 ★★★☆☆

他大学との違い・特徴

  • 東大・京大:発想の転換・高度な論証力が必要
  • 地方国立(標準レベル):基礎〜標準の公式・定理を確実に適用できるかが勝負
  • 山梨大学の特徴:特に「途中計算の記述」「論述の明瞭さ」が採点上重要視される。また、統計(相関係数)など数学Ⅰ・Aの範囲も大問として出題される点が特徴的。

【会話①】山梨大学数学の全体像

🧑 生徒:「山梨大学の数学って、毎年どんな単元が出るんですか?出題の傾向を教えてください!」

👨‍🏫 藤原先生:「山梨大学は、微分・積分が最も頻出で、特に定積分を使った面積計算や体積計算は毎年のように出ているよ。次いでベクトル確率も定番。あと2025年度のように相関係数(データの分析)が出ることもあるから、数学Ⅰ・Aの範囲も油断できない。基礎的な公式を全部使いこなせるようにしておくことが大前提だよ!」

記述式は「答えに至る過程」が採点されます。途中計算を丁寧に書く習慣をつけよう!


【セクション3】2025年度 出題テーマ速報と分析

2025年度 大問別テーマ一覧

教育・生命環境学部(数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C)

大問 テーマ 難易度
大問1-(1) 図形と計量(外接円・接線・三角形の面積) ★★★☆☆
大問1-(2) 確率(さいころ・三角関数値の和) ★★★★☆
大問1-(3) データの分析(相関係数) ★★☆☆☆
大問2 積分方程式・関数の決定・方程式の解の個数 ★★★★☆

工学部・生命環境学部(数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・C)

大問 テーマ 難易度
[1]-(1) 不等式・図形的表現(pq平面) ★★★☆☆
[1]-(2) 二次方程式・加法定理(tan(A+B)の範囲) ★★★★☆
[1]-(3) 定積分(部分積分) ★★★☆☆
[2] ベクトル(内分点・内積・外接円) ★★★★☆
[3] 面積・回転体の体積・最大値 ★★★★☆
[4] 積分・漸化式・無限等比級数 ★★★★★

難易度評価と合格ライン

2025年度の教育・生命環境学部の問題は、全体として標準〜やや難のレベルです。大問1-(3)の相関係数は計算量こそ多いですが、公式通りに処理すれば確実に得点できます。大問2の積分方程式は発想力が必要で、ここで差がつきました。

合格ライン目安: 全体で65〜70%程度の得点(記述採点なので部分点活用が鍵)

2025年度は「確率×三角関数」「積分方程式」という組み合わせが新鮮でした。しっかり分析しておきましょう!


【セクション4】全大問 問題・解説


大問1-(1):図形と計量(外接円・接線・三角形の面積)(難易度★★★☆☆)

【問題文】

$AB = 3$、$BC = 4$、$\angle ABC$ が鋭角である $\triangle ABC$ の外接円に点 $A$ で接する直線を $\ell$ とする。点 $C$ から $\ell$ に下ろした垂線の足を $H$ とする。$\angle CAH = 60°$ であるとき、$\triangle CAH$ の面積を求めよ。

【使う公式・定理】

公式名 内容
接弦定理 外接円に点Aで接する直線 $\ell$ と弦 $AB$ のなす角は、その弦に対する円周角($\angle ACB$)に等しい
余弦定理 $c^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos C$
直角三角形の三角比 $\tan\theta = \frac{対辺}{隣辺}$、$\sin\theta = \frac{対辺}{斜辺}$
三角形の面積 $S = \frac{1}{2} \cdot 底辺 \cdot 高さ$

【解法ステップ】

ステップ① 接弦定理で $\angle HAB$ を決定する

接線 $\ell$ と弦 $AB$ のなす角を $\angle HAB = \alpha$ とおく。接弦定理より、

$$\angle HAB = \angle ACB$$

余弦定理で $AC$ を求める前に、まず $\angle ACB$ を求めよう。

ステップ② 余弦定理で AC を求める

$\triangle ABC$ において $AB = 3$、$BC = 4$ だが、$AC$ はまだわからない。

ここで $\angle CAH = 60°$ が与えられているので、$H$ から $\ell$ に対して $CH \perp \ell$ であることを利用する。

$\triangle CAH$ において $\angle CHA = 90°$($CH \perp \ell$ より)、$\angle CAH = 60°$ だから:

$$\angle ACH = 180° - 90° - 60° = 30°$$

ステップ③ 接弦定理と角の関係を整理する

接弦定理より $\angle HAB = \angle ACB$。

$\angle CAH = 60°$ であり、$\angle CAB = \angle CAH + \angle HAB$(または $\angle CAB = \angle CAH - \angle HAB$、図の向きによる)。

ここで、$\ell$ 上で $H$ は $A$ の近くにあり、$C$ から $\ell$ への垂線の足が $H$ なので $\triangle CAH$ は直角三角形($\angle CHA = 90°$)。

$\angle HAB$ を $\beta$ とおくと、接弦定理より $\beta = \angle ACB$。

ステップ④ $\angle BAC$ を決定する

$\triangle CAH$ において:
$$CA = \frac{CH}{\sin 60°} \cdot \frac{1}{1} \quad \text{(後で使う)}$$

先に $AC$ を文字でおき、$\triangle ABC$ で余弦定理を適用:

$\angle ABC$ を $\theta$ とおくと(鋭角)、余弦定理より:

$$AC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos\theta = 9 + 16 - 24\cos\theta = 25 - 24\cos\theta$$

ステップ⑤ 接弦定理で方程式を立てる

接弦定理より $\angle HAB = \angle ACB$。

$\triangle CAH$ で $\angle CAH = 60°$、$\angle CHA = 90°$、$\angle ACH = 30°$。

$H$ が $\ell$ 上で $A$ から見て $B$ の反対側(または同側)かで場合分けが生じる。$\angle ABC$ が鋭角という条件を活かす。

接弦定理より $\angle HAB = \angle ACB$。

$\angle CAH = 60°$ と $\angle HAB = \angle ACB$ の関係:

$$\angle CAB = \angle CAH + \angle HAB = 60° + \angle ACB \quad \cdots (*)$$

$\triangle ABC$ の内角の和より:

$$\angle BAC + \angle ABC + \angle ACB = 180°$$
$$(60° + \angle ACB) + \angle ABC + \angle ACB = 180°$$
$$\angle ABC + 2\angle ACB = 120° \quad \cdots (**)$$

正弦定理より:

$$\frac{AC}{\sin\angle ABC} = \frac{AB}{\sin\angle ACB} = \frac{BC}{\sin\angle BAC}$$
$$\frac{AC}{\sin\angle ABC} = \frac{3}{\sin\angle ACB} = \frac{4}{\sin(60° + \angle ACB)}$$

$\angle ACB = \gamma$ とおくと:

$$\frac{3}{\sin\gamma} = \frac{4}{\sin(60° + \gamma)}$$
$$3\sin(60° + \gamma) = 4\sin\gamma$$
$$3(\sin 60° \cos\gamma + \cos 60° \sin\gamma) = 4\sin\gamma$$
$$3 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}\cos\gamma + 3 \cdot \frac{1}{2}\sin\gamma = 4\sin\gamma$$
$$\frac{3\sqrt{3}}{2}\cos\gamma = 4\sin\gamma - \frac{3}{2}\sin\gamma = \frac{5}{2}\sin\gamma$$
$$\tan\gamma = \frac{3\sqrt{3}}{5}$$

ステップ⑥ AC を求める

$\sin\gamma$ と $\cos\gamma$ を求める。$\tan\gamma = \frac{3\sqrt{3}}{5}$ より:

$$\sin^2\gamma + \cos^2\gamma = 1, \quad \frac{\sin\gamma}{\cos\gamma} = \frac{3\sqrt{3}}{5}$$
$$\sin\gamma = \frac{3\sqrt{3}}{\sqrt{(3\sqrt{3})^2 + 5^2}} = \frac{3\sqrt{3}}{\sqrt{27 + 25}} = \frac{3\sqrt{3}}{\sqrt{52}} = \frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}}$$

正弦定理より:

$$AC = \frac{3\sin\angle ABC}{\sin\gamma}$$

$\angle ABC = 120° - 2\gamma$((**) より)。

別の方法:正弦定理 $\frac{3}{\sin\gamma} = 2R$ から $R$(外接円の半径)を求め、$AC$ を出す。

$$AC = 2R\sin\angle ABC$$

ここで $\frac{3}{\sin\gamma} = \frac{3}{\frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}}} = \frac{3 \cdot 2\sqrt{13}}{3\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{13}}{\sqrt{3}}$

ステップ⑦ $\triangle CAH$ の面積を求める

$\triangle CAH$ において $\angle CHA = 90°$、$\angle CAH = 60°$ より:

$$CH = CA \sin 60°, \quad AH = CA \cos 60° = \frac{CA}{2}$$
$$S_{\triangle CAH} = \frac{1}{2} \cdot AH \cdot CH = \frac{1}{2} \cdot \frac{CA}{2} \cdot CA\sin 60° = \frac{CA^2\sqrt{3}}{8}$$

正弦定理から $\frac{3}{\sin\gamma} = \frac{CA}{\sin\angle ABC}$ を使い、$CA$ を求める。

$\sin\angle ABC = \sin(120° - 2\gamma)$ を計算する。

$\tan\gamma = \frac{3\sqrt{3}}{5}$ より、$\sin\gamma = \frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}}$、$\cos\gamma = \frac{5}{2\sqrt{13}}$。

$$\sin 2\gamma = 2\sin\gamma\cos\gamma = 2 \cdot \frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}} \cdot \frac{5}{2\sqrt{13}} = \frac{15\sqrt{3}}{2 \cdot 13} = \frac{15\sqrt{3}}{26}$$
$$\cos 2\gamma = 1 - 2\sin^2\gamma = 1 - 2 \cdot \frac{27}{4 \cdot 13} = 1 - \frac{27}{26} = -\frac{1}{26}$$
$$\sin(120° - 2\gamma) = \sin 120°\cos 2\gamma - \cos 120°\sin 2\gamma$$
$$= \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \left(-\frac{1}{26}\right) - \left(-\frac{1}{2}\right) \cdot \frac{15\sqrt{3}}{26}$$
$$= -\frac{\sqrt{3}}{52} + \frac{15\sqrt{3}}{52} = \frac{14\sqrt{3}}{52} = \frac{7\sqrt{3}}{26}$$
$$CA = \frac{3\sin(120° - 2\gamma)}{\sin\gamma} = \frac{3 \cdot \frac{7\sqrt{3}}{26}}{\frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}}} = \frac{\frac{21\sqrt{3}}{26}}{\frac{3\sqrt{3}}{2\sqrt{13}}} = \frac{21\sqrt{3}}{26} \cdot \frac{2\sqrt{13}}{3\sqrt{3}} = \frac{42\sqrt{13}}{78} = \frac{7\sqrt{13}}{13}$$
$$CA^2 = \frac{49 \cdot 13}{169} = \frac{637}{169} = \frac{49}{13}$$
$$S_{\triangle CAH} = \frac{CA^2\sqrt{3}}{8} = \frac{\frac{49}{13} \cdot \sqrt{3}}{8} = \frac{49\sqrt{3}}{104}$$
$$\boxed{S_{\triangle CAH} = \frac{49\sqrt{3}}{104}}$$

【藤原先生の解説】

この問題のポイントは「接弦定理」を正確に使えるかどうかです。接弦定理とは、「円の接線と弦のなす角は、その弦に対する円周角(弦と同じ側の円弧に対する)と等しい」というもの。例えるなら、道路(接線)と橋(弦)の交差角度が、川の対岸(円周上)から見た角度と同じになる、という感覚です。この定理を知らないと入口でつまずきます。記述では「接弦定理より $\angle HAB = \angle ACB$」と理由を明示することが大切です!

【会話②】大問1-(1) 接弦定理の使い方

🧑 生徒:「接弦定理って具体的にどう使うんですか?$\angle HAB$ と $\angle ACB$ が等しいのはなぜですか?」

👨‍🏫 藤原先生:「良い質問!接弦定理は『円の接線と弦のなす角=その弦に対する円周角』というルールだよ。$\ell$ は点 $A$ での接線、$AB$ は弦だから、$\angle HAB$(接線と弦のなす角)$= \angle ACB$($AB$ に対する円周角)が成り立つんだ。証明は『接線と半径が垂直』という性質と円周角の定理を組み合わせれば導けるよ。この定理を正確に言えるようにしておくことが、記述問題での得点につながるよ!」

【この大問で身につく力】
接弦定理・正弦定理・三角関数の計算力、そして条件を整理して方程式を立てる論理的思考力が鍛えられます。


大問1-(2):確率(さいころと三角関数値の和)(難易度★★★★☆)

【問題文】

大小3個のさいころを同時に投げて、出た目をそれぞれ $a$、$b$、$c$ とするとき、

$$\sin\frac{\pi a}{6} + \sin\frac{\pi b}{6} + \sin\frac{\pi c}{6} > \frac{1}{2}$$

となる確率を求めよ。

【使う公式・定理】

公式名 内容
三角関数の値 $\sin\frac{\pi}{6} = \frac{1}{2}$、$\sin\frac{\pi}{3} = \frac{\sqrt{3}}{2}$、$\sin\frac{\pi}{2} = 1$、$\sin\pi = 0$、$\sin\frac{5\pi}{6} = \frac{1}{2}$
余事象の確率 $P(A) = 1 - P(\bar{A})$
同様に確からしい 全事象は $6^3 = 216$ 通り

【解法ステップ】

ステップ① 各目に対する $\sin$ の値を一覧にする

$$a = 1 \Rightarrow \sin\frac{\pi}{6} = \frac{1}{2}$$
$$a = 2 \Rightarrow \sin\frac{2\pi}{6} = \sin\frac{\pi}{3} = \frac{\sqrt{3}}{2}$$
$$a = 3 \Rightarrow \sin\frac{3\pi}{6} = \sin\frac{\pi}{2} = 1$$
$$a = 4 \Rightarrow \sin\frac{4\pi}{6} = \sin\frac{2\pi}{3} = \frac{\sqrt{3}}{2}$$
$$a = 5 \Rightarrow \sin\frac{5\pi}{6} = \frac{1}{2}$$
$$a = 6 \Rightarrow \sin\frac{6\pi}{6} = \sin\pi = 0$$

まとめると:

$\sin$ 値
1 $\frac{1}{2}$
2 $\frac{\sqrt{3}}{2}$
3 $1$
4 $\frac{\sqrt{3}}{2}$
5 $\frac{1}{2}$
6 $0$

ステップ② 条件を整理する

$S = \sin\frac{\pi a}{6} + \sin\frac{\pi b}{6} + \sin\frac{\pi c}{6}$ とおく。

各目の $\sin$ 値は $0$、$\frac{1}{2}$、$\frac{\sqrt{3}}{2}$、$1$ の4種類。

  • 目1,5 → $\frac{1}{2}$(各2通り)
  • 目2,4 → $\frac{\sqrt{3}}{2}$(各2通り)
  • 目3 → $1$(1通り)
  • 目6 → $0$(1通り)

ステップ③ 余事象($S \leq \frac{1}{2}$)を考える

$S \leq \frac{1}{2}$ になる場合を数える。

$S$ の最小値は 3個とも6の目→ $S = 0$、最大値は 3個とも3の目→ $S = 3$。

$S \leq \frac{1}{2}$ となるには各 $\sin$ 値が小さい必要がある。

可能なパターン($a_i$ を各サイコロの $\sin$ 値とする):

  • 全員が 0:$(6,6,6)$ → $S = 0$ → 1通り
  • 2人が 0、1人が $\frac{1}{2}$:$S = \frac{1}{2} \leq \frac{1}{2}$ ✅
    0が出る目:6(1通り)、$\frac{1}{2}$ が出る目:1,5(2通り)
    組み合わせ:$\binom{3}{1} \times 1^2 \times 2 = 3 \times 2 = 6$ 通り
  • 1人が 0、2人が 0:上と同じカテゴリ
  • 3人全員が $\frac{1}{2}$:$S = \frac{3}{2} > \frac{1}{2}$ → NG
  • 1人が 0、1人が 0、1人が $\frac{1}{2}$:(上に含む)
  • 1人が 0、2人が $\frac{1}{4}$:ありえない($\frac{1}{4}$ は出ない)

$S \leq \frac{1}{2}$ の場合を体系的に列挙:

各サイコロの $\sin$ 値を $s_1, s_2, s_3$ とし、$s_1 + s_2 + s_3 \leq \frac{1}{2}$。

取りうる値 $\{0, \frac{1}{2}, \frac{\sqrt{3}}{2}, 1\}$ の中から3つ選んで和が $\frac{1}{2}$ 以下:

  • $(0, 0, 0)$:$S = 0$ ✅
  • $(0, 0, \frac{1}{2})$:$S = \frac{1}{2}$ ✅
  • $(0, \frac{1}{2}, \frac{1}{2})$:$S = 1 > \frac{1}{2}$ ❌
  • $(\frac{1}{2}, \frac{1}{2}, \frac{1}{2})$:$S = \frac{3}{2}$ ❌

よって $S \leq \frac{1}{2}$ になるのは $(0,0,0)$ と $(0,0,\frac{1}{2})$ の場合のみ。

ステップ④ 場合の数を数える

  • $(0, 0, 0)$:3個とも6の目 → $1 \times 1 \times 1 = 1$ 通り
  • $(0, 0, \frac{1}{2})$:2個が6の目、1個が1か5の目 → 目の選択 $\binom{3}{1} = 3$ 通り × $2 = 6$ 通り

合計:$1 + 6 = 7$ 通り

ステップ⑤ 確率を求める

全事象:$6^3 = 216$ 通り

$$P(S \leq \frac{1}{2}) = \frac{7}{216}$$
$$P\left(S > \frac{1}{2}\right) = 1 - \frac{7}{216} = \frac{209}{216}$$
$$\boxed{P = \frac{209}{216}}$$

【藤原先生の解説】

この問題は「三角関数の値×確率」という組み合わせが斬新ですね。でも怖くない!まずサイコロの各目に対する $\sin$ 値を表にまとめる(ステップ①)、これが一番大事です。料理で言えば「食材の下準備」。材料が揃えば、あとは場合分けするだけです。余事象を使うのが効率的で、「$S \leq \frac{1}{2}$ の場合」を数える方がずっと楽になります。

**【会話③】大


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