青山学院大学 2018年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!

こんにちは!数強塾塾長・日本数学塾代表の藤原進之介です。

今回は、青山学院大学 2018年度 数学(全学部日程)の過去問を徹底解説していきます!青学の数学は、MARCHの中でも標準的な難易度で、基礎〜標準レベルの問題をミスなく解く力が求められます。2018年度の問題を一緒に攻略し、青学合格への道を切り開きましょう!

試験概要・難易度

2018年度 青山学院大学 全学部日程 数学の試験情報

項目 内容
試験時間 60分
配点 100点
出題形式 マークシート方式(空欄補充形式)
大問数 4題
出題範囲 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(文系)/ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(理系)
難易度 標準(MARCH標準レベル)

2018年度の全体講評

2018年度の青山学院大学・全学部日程の数学は、例年通りの標準的な難易度でした。青学の数学の特徴として、以下の点が挙げられます:

  • 空欄補充形式:記述式ではなく、答えの数値や式を空欄に入れる形式
  • 計算力重視:複雑な発想よりも、正確な計算力が求められる
  • 時間配分が鍵:60分で4題を解くため、1題あたり約15分のペース配分が必要
  • 幅広い出題分野:二次関数、三角関数、微分積分、確率、数列、ベクトルなど満遍なく出題

2018年度は特に二次関数と最大最小、三角関数の合成、確率・場合の数、微分法の応用が中心的なテーマでした。いずれも教科書〜標準レベルの問題集で十分対応可能な内容です。

合格点の目安としては、80〜85%程度を目指したいところです。ケアレスミスを防ぎ、確実に得点を積み重ねることが合格への近道となります。


大問1:二次関数の最大・最小と絶対値を含む方程式

問題

【1】 次の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x) = x² - 4x + 3 について、0 ≤ x ≤ a における最小値を m(a) とする。ただし a > 0 とする。

① a = 1 のとき、m(1) = [ア] である。

② a = 3 のとき、m(3) = [イ] である。

③ m(a) = 0 となる a の値は a = [ウ] である。

(2) 方程式 |x² - 2x - 3| = k が異なる4つの実数解をもつような定数 k の値の範囲は [エ] < k < [オ] である。

(3) 2次方程式 x² + ax + b = 0 の2つの解が sin15° と cos15° であるとき、a = [カ]、b = [キ] である。

解説・解法のポイント

(1) 二次関数の最小値(軸と定義域の関係)

まず、f(x) = x² - 4x + 3 を標準形に変形します。

【平方完成】

f(x) = x² - 4x + 3

= (x - 2)² - 4 + 3

= (x - 2)² - 1

この二次関数は、頂点が (2, -1)、下に凸のグラフです。

① a = 1 のとき(0 ≤ x ≤ 1)

定義域 0 ≤ x ≤ 1 において、軸 x = 2 は定義域の右側にあります。

したがって、この区間では単調減少となり、最小値は x = 1 のときに取ります。

f(1) = 1 - 4 + 3 = 0

よって、m(1) = 0 → [ア] = 0

② a = 3 のとき(0 ≤ x ≤ 3)

定義域 0 ≤ x ≤ 3 において、軸 x = 2 は定義域の内部にあります。

したがって、最小値は頂点で取り、f(2) = -1

よって、m(3) = -1 → [イ] = -1

③ m(a) = 0 となる a の値

場合分けが必要です:

  • 0 < a ≤ 2 のとき:軸が定義域の右側または境界にあるので、最小値は x = a で取る
  • a > 2 のとき:軸が定義域の内部にあるので、最小値は頂点で取り m(a) = -1

m(a) = 0 となるのは 0 < a ≤ 2 の場合で、f(a) = 0 を解きます。

a² - 4a + 3 = 0

(a - 1)(a - 3) = 0

a = 1 または a = 3

0 < a ≤ 2 の条件より、a = 1 → [ウ] = 1

(2) 絶対値を含む方程式の解の個数

|x² - 2x - 3| = k を考えます。

まず、g(x) = x² - 2x - 3 = (x - 1)² - 4 を分析します。

頂点は (1, -4) で、x 軸との交点は x = -1, 3 です。

y = |g(x)| のグラフは、g(x) < 0 の部分(-1 < x < 3)で x 軸に関して折り返されます。

【解の個数の分析】

y = |x² - 2x - 3| と y = k の交点の個数を調べます:

  • k < 0:交点なし(0個)
  • k = 0:x = -1, 3 の2点(2個)
  • 0 < k < 4:4点の交点(4個の解)
  • k = 4:3点の交点(3個の解)
  • k > 4:2点の交点(2個の解)

異なる4つの実数解をもつ条件は、0 < k < 4

→ [エ] = 0、[オ] = 4

(3) 解と係数の関係と三角関数の値

解と係数の関係より:

  • 和:sin15° + cos15° = -a
  • 積:sin15° × cos15° = b

【和の計算】

sin15° + cos15° = sin15° + sin75°(∵ cos15° = sin75°)

= 2sin45°cos30° = 2 × (√2/2) × (√3/2) = √6/2

別解として、直接計算:

(sin15° + cos15°)² = 1 + 2sin15°cos15° = 1 + sin30° = 1 + 1/2 = 3/2

sin15° + cos15° > 0 より、sin15° + cos15° = √(3/2) = √6/2

よって、a = -√6/2 → [カ] = -√6/2

【積の計算】

sin15°cos15° = (1/2)sin30° = (1/2) × (1/2) = 1/4

よって、b = 1/4 → [キ] = 1/4

別解・発展

(1)の別解:グラフを丁寧に描き、軸と定義域の位置関係を視覚的に把握する方法も有効です。「軸が左」「軸が中」「軸が右」の3パターンを整理しておくと、試験本番でも素早く対応できます。

(2)の発展:この問題は「グラフの絶対値」と「直線 y = k との交点」という典型的なパターンです。同様の問題として、|sin x| = k や |log x| = k なども出題されることがあります。

(3)の発展:15°は「45° - 30°」として加法定理で求められます。sin15° = (√6 - √2)/4、cos15° = (√6 + √2)/4 を覚えておくと便利です。


大問2:三角関数の最大・最小と合成

問題

【2】 関数 f(θ) = 2sin²θ + 2√3 sinθcosθ - 1(0 ≤ θ ≤ π)について、次の問いに答えよ。

(1) f(θ) を sinθ と cosθ を用いない形で表すと、f(θ) = [ア]sin([イ]θ + [ウ]) である。

(2) f(θ) の最大値は [エ] であり、そのときの θ の値は θ = [オ] である。

(3) f(θ) の最小値は [カ] であり、そのときの θ の値は θ = [キ] である。

(4) f(θ) = 1 を満たす θ の値をすべて求めると、θ = [ク]、[ケ] である。

解説・解法のポイント

(1) 三角関数の合成

f(θ) = 2sin²θ + 2√3 sinθcosθ - 1 を変形します。

【倍角・半角公式の適用】

sin²θ = (1 - cos2θ)/2

2sinθcosθ = sin2θ

【計算過程】

f(θ) = 2 × (1 - cos2θ)/2 + √3 × sin2θ - 1

= 1 - cos2θ + √3 sin2θ - 1

= √3 sin2θ - cos2θ

【三角関数の合成】

√3 sin2θ - cos2θ = R sin(2θ + α) の形に合成します。

R = √((√3)² + (-1)²) = √(3 + 1) = 2

合成の公式 a sinx + b cosx = √(a² + b²) sin(x + φ) より:

cosα = √3/2、sinα = -1/2 となる α を求めると、α = -π/6

よって、f(θ) = 2sin(2θ - π/6)

→ [ア] = 2、[イ] = 2、[ウ] = -π/6

(2) 最大値

f(θ) = 2sin(2θ - π/6) の最大値を求めます。

0 ≤ θ ≤ π のとき、2θ の範囲は 0 ≤ 2θ ≤ 2π

よって、2θ - π/6 の範囲は -π/6 ≤ 2θ - π/6 ≤ 11π/6

sin の最大値は 1 で、これは 2θ - π/6 = π/2 のとき

2θ = π/2 + π/6 = 2π/3

θ = π/3

最大値:f(π/3) = 2 × 1 = 2

→ [エ] = 2、[オ] = π/3

(3) 最小値

-π/6 ≤ 2θ - π/6 ≤ 11π/6 の範囲で sin の最小値は -1

これは 2θ - π/6 = 3π/2 のとき(= -π/2 + 2π)

2θ = 3π/2 + π/6 = 10π/6 = 5π/3

θ = 5π/6

最小値:f(5π/6) = 2 × (-1) = -2

→ [カ] = -2、[キ] = 5π/6

(4) 方程式の解

f(θ) = 1 より、2sin(2θ - π/6) = 1

sin(2θ - π/6) = 1/2

-π/6 ≤ 2θ - π/6 ≤ 11π/6 の範囲で sin(X) = 1/2 となる X は:

X = π/6 または X = 5π/6

X = π/6 のとき:

2θ - π/6 = π/6

2θ = π/3

θ = π/6

X = 5π/6 のとき:

2θ - π/6 = 5π/6

2θ = π

θ = π/2

→ [ク] = π/6、[ケ] = π/2

別解・発展

合成の別の方法:a sinx + b cosx = √(a² + b²) cos(x - β) の形でも合成できます。この場合、tanβ = a/b となります。どちらの形でも正解に至れますが、sin での合成に慣れておくと汎用性が高いです。

発展問題:「f(θ) > 0 となる θ の範囲を求めよ」という形式もよく出題されます。不等式の問題では、グラフを描いて視覚的に解く方法が効果的です。


大問3:確率と場合の数

問題

【3】 袋の中に赤玉3個、白玉4個、青玉2個の合計9個の玉が入っている。この袋から同時に3個の玉を取り出すとき、次の確率を求めよ。

(1) 3個とも同じ色である確率は [ア]/[イ] である。

(2) 3個とも異なる色である確率は [ウ]/[エ] である。

(3) 赤玉が少なくとも1個含まれる確率は [オ]/[カ] である。

(4) 取り出した3個の玉に赤玉が含まれているとき、白玉も含まれている条件付き確率は [キ]/[ク] である。

解説・解法のポイント

準備:全事象の数

9個の玉から3個を選ぶ方法の総数:

₉C₃ = 9!/(3! × 6!) = (9 × 8 × 7)/(3 × 2 × 1) = 84通り

(1) 3個とも同じ色

同じ色が3個以上あるのは赤玉(3個)と白玉(4個)のみ。

  • 赤玉3個:₃C₃ = 1通り
  • 白玉3個:₄C₃ = 4通り
  • 青玉3個:₂C₃ = 0通り(2個しかないので不可能)

求める確率 = (1 + 4)/84 = 5/84

→ [ア] = 5、[イ] = 84

(2) 3個とも異なる色

赤・白・青から各1個ずつ選ぶ:

₃C₁ × ₄C₁ × ₂C₁ = 3 × 4 × 2 = 24通り

求める確率 = 24/84 = 2/7

→ [ウ] = 2、[エ] = 7

(3) 赤玉が少なくとも1個含まれる

余事象を利用します。

「赤玉が少なくとも1個」の余事象は「赤玉が0個」= 白玉と青玉のみ

白玉4個と青玉2個の計6個から3個を選ぶ:

₆C₃ = 20通り

赤玉が0個の確率 = 20/84 = 5/21

求める確率 = 1 - 5/21 = 16/21

→ [オ] = 16、[カ] = 21

(4) 条件付き確率

条件付き確率の公式:P(B|A) = P(A∩B)/P(A)

A:赤玉が含まれる
B:白玉が含まれる

P(A)の計算((3)より):P(A) = 16/21

P(A∩B)の計算:赤玉も白玉も含まれる場合

パターン分け:

  • 赤1、白1、青1:3 × 4 × 2 = 24通り
  • 赤1、白2、青0:3 × ₄C₂ × 1 = 3 × 6 = 18通り
  • 赤2、白1、青0:₃C₂ × 4 × 1 = 3 × 4 = 12通り

P(A∩B) = (24 + 18 + 12)/84 = 54/84 = 9/14

条件付き確率:

P(B|A) = (9/14)/(16/21) = (9/14) × (21/16) = 189/224 = 27/32

→ [キ] = 27、[ク] = 32

別解・発展

(3)の別解:直接計算も可能です。

  • 赤1個含む:₃C₁ × ₆C₂ = 3 × 15 = 45通り
  • 赤2個含む:₃C₂ × ₆C₁ = 3 × 6 = 18通り
  • 赤3個含む:₃C₃ = 1通り

合計:45 + 18 + 1 = 64通り → 64/84 = 16/21 ✓

(4)の発展:条件付き確率は、ベイズの定理への発展問題としても出題されます。「事後確率」の考え方を理解しておくと、より複雑な問題にも対応できます。


大問4:微分法の応用(接線・極値・面積)

問題

【4】 関数 f(x) = x³ - 3x² について、次の問いに答えよ。

(1) 曲線 y = f(x) 上の点 (1, f(1)) における接線の方程式を求めよ。

(2) f(x) の極大値と極小値を求めよ。

(3) 曲線 y = f(x) と x 軸で囲まれた部分の面積 S を求めよ。

(4) 点 (a, 0)(a > 3)から曲線 y = f(x) に引いた2本の接線の方程式を求めよ。

解説・解法のポイント

準備:導関数と基本的な情報

f(x) = x³ - 3x²

f'(x) = 3x² - 6x = 3x(x - 2)

f'(x) = 0 となるのは x = 0, 2

(1) 接線の方程式

点 (1, f(1)) における接線を求めます。

f(1) = 1 - 3 = -2

f'(1) = 3(1)² - 6(1) = 3 - 6 = -3

接線の方程式:y - (-2) = -3(x - 1)

y + 2 = -3x + 3

y = -3x + 1

(2) 極大値と極小値

f'(x) = 3x(x - 2) の符号変化を調べます。

x 0 2
f'(x) + 0 - 0 +
f(x) 極大 極小

極大値:x = 0 のとき、f(0) = 0 - 0 = 0

極小値:x = 2 のとき、f(2) = 8 - 12 = -4

(3) 曲線と x 軸で囲まれた面積

まず、f(x) = 0 となる x を求めます。

x³ - 3x² = x²(x - 3) = 0

x = 0, 3

0 ≤ x ≤ 3 の範囲で f(x) ≤ 0 なので:

【面積の計算】

S = ∫₀³ |f(x)| dx = -∫₀³ (x³ - 3x²) dx

= -[x⁴/4 - x³]₀³

= -[(81/4 - 27) - (0 - 0)]

= -[81/4 - 108/4]

= -[-27/4]

= 27/4

(4) 点 (a, 0) から引いた接線

曲線 y = x³ - 3x² 上の点 (t, t³ - 3t²) における接線の方程式を求めます。

f'(t) = 3t² - 6t より、接線の方程式は:

y - (t³ - 3t²) = (3t² - 6t)(x - t)

y = (3t² - 6t)x - 3t³ + 6t² + t³ - 3t²

y = (3t² - 6t)x - 2t³ + 3t²

この接線が点 (a, 0) を通るので:

0 = (3t² - 6t)a - 2t³ + 3t²

2t³ - 3t² - 3at² + 6at = 0

t(2t² - 3t - 3at + 6a) = 0

t(2t² - (3 + 3a)t + 6a) = 0

t = 0 または 2t² - (3 + 3a)t + 6a = 0

t = 0 のとき:接線は y = 0(x 軸)

2t² - (3 + 3a)t + 6a = 0 のとき

2t² - 3(1 + a)t + 6a = 0

解の公式より:

t = [3(1 + a) ± √{9(1 + a)² - 48a}] / 4

= [3(1 + a) ± √{9(1 + a)² - 48a}] / 4

判別式:D = 9(1 + a)² - 48a = 9(1 + 2a + a²) - 48a = 9a² - 30a + 9 = 3(3a² - 10a + 3) = 3(3a - 1)(a - 3)

a > 3 のとき D > 0 なので、異なる2つの実数解を持ちます。

t = [3(1 + a) ± √{3(3a - 1)(a - 3)}] / 4

これらの t に対応する接線が2本得られます(y = 0 以外に2本)。

具体的に a = 4 の場合で確認すると:

2t² - 15t + 24 = 0

(2t - 3)(t - 8) = 0 ではなく、解の公式で t = (15 ± √33)/4

したがって、点 (a, 0) からは y = 0 を含めて3本の接線 が引けますが、問題文で「2本の接線」とあるため、y = 0 以外の2本 を答えとします。

別解・発展

(3)の別解:1/6公式(または1/12公式)を使う方法

y = x²(x - 3) と x 軸の間の面積は、重解を持つ場合の公式は直接適用できませんが、f(x) = x²(x - 3) の形から、被積分関数を展開して計算するのが確実です。

(4)の発展:「接線が2本引ける」という条件から a の範囲を求める問題も頻出です。判別式を用いて、接線の本数と a の関係を整理する練習をしておきましょう。


この年度の重要テーマと対策

2018年度に出題された重要テーマ

2018年度の青山学院大学・全学部日程では、以下のテーマが重点的に出題されました:

【テーマ1】二次関数の最大・最小(軸と定義域の関係)

二次関数の最大・最小問題は、軸の位置と定義域の関係を場合分けして考える必要があります。特に「定義域の端点が動く」タイプの問題は、グラフを描いて視覚的に理解することが重要です。

  • 軸が定義域の左側にある場合
  • 軸が定義域の内部にある場合
  • 軸が定義域の右側にある場合

この3パターンを確実に処理できるようにしておきましょう。

【テーマ2】三角関数の合成と最大・最小

a sinθ + b cosθ = √(a² + b²) sin(θ + α) の形への合成は、青学では頻出中の頻出です。

  • 倍角公式・半角公式を使った式変形
  • 合成後の「θ + α」の範囲設定
  • sin, cos の値域から最大・最小を求める

これらのステップを確実に踏めるように練習しましょう。

【テーマ3】確率の計算と条件付き確率

場合の数・確率は青学では毎年出題される重要分野です。

  • 組合せ(₍ₙ₎C₍ᵣ₎)の正確な計算
  • 余事象の利用(「少なくとも〜」パターン)
  • 条件付き確率 P(B|A) = P(A∩B)/P(A)

特に条件付き確率は、問題文の「〜とき」「〜という条件のもとで」という表現に注意して、何が条件で何を求めるのかを明確にしましょう。

【テーマ4】微分法の応用

微分法からは、接線・極値・面積の問題が出題されました。

  • 接線の方程式:y - f(a) = f'(a)(x - a)
  • 増減表を作成して極値を求める
  • 定積分による面積計算
  • 曲線外の点から引いた接線

特に「曲線外の点から接線を引く」問題は、接点を t とおいて方程式を立てる手法に慣れておくことが大切です。

効果的な対策法

1. 計算力の強化

青学の数学は空欄補充形式のため、途中式での部分点がありません。計算ミスは致命的です。日頃から計算練習を怠らず、特に以下の点に注意しましょう:

  • 分数の計算(通分・約分)
  • √を含む計算の有理化
  • 三角関数の値(特殊角の値を暗記)
  • 積分計算(符号ミスに注意)

2. 公式の確実な定着

青学で頻出の公式:

  • 二次関数の頂点公式
  • 解と係数の関係
  • 三角関数の加法定理・倍角公式
  • 三角関数の合成公式
  • 組合せ・順列の公式
  • 条件付き確率の公式
  • 微分公式・積分公式

3. 時間配分の練習

60分で4題を解くため、1題あたり約15分が目安です。過去問演習では必ず時間を計り、以下のペース配分を意識しましょう:

  • 最初の10分:問題全体を眺め、解きやすい問題を特定
  • 次の40分:確実に解ける問題から着手
  • 最後の10分:残った問題への挑戦と見直し

類似問題で練習しよう(練習問題3問)

2018年度の出題傾向に基づいた練習問題を3問用意しました。ぜひ挑戦してみてください!

練習問題1:二次関数の最大・最小

【問題】

関数 f(x) = -x² + 6x - 5 について、a ≤ x ≤ a + 2(a は実数)における最大値を M(a) とする。

(1) a = 0 のとき、M(0) を求めよ。

(2) a = 2 のとき、M(2) を求めよ。

(3) M(a) を a の式で表せ。

【解答・解説】

f(x) = -x² + 6x - 5 = -(x - 3)² + 4

頂点は (3, 4)、上に凸のグラフです。

(1) a = 0 のとき(0 ≤ x ≤ 2)

軸 x = 3 は定義域の右側にあるので、定義域内では単調増加。

最大値は x = 2 のとき:f(2) = -4 + 12 - 5 = 3

(2) a = 2 のとき(2 ≤ x ≤ 4)

軸 x = 3 は定義域の内部にあるので、最大値は頂点で取る。

最大値:f(3) = 4

(3) M(a) の場合分け

  • a + 2 < 3 すなわち a < 1 のとき:M(a) = f(a + 2) = -(a + 2)² + 6(a + 2) - 5 = -a² - 4a - 4 + 6a + 12 - 5 = -a² + 2a + 3
  • a ≤ 3 ≤ a + 2 すなわち 1 ≤ a ≤ 3 のとき:M(a) = 4
  • a > 3 のとき:M(a) = f(a) = -a² + 6a - 5 = -a² + 6a - 5

練習問題2:三角関数の合成

【問題】

関数 f(θ) = sinθ + √3 cosθ(0 ≤ θ ≤ 2π)について、次の問いに答えよ。

(1) f(θ) を r sin(θ + α) の形に変形せよ(ただし r > 0, 0 ≤ α < 2π)。

(2) f(θ) の最大値と、そのときの θ の値を求めよ。

(3) f(θ) = √2 を満たす θ をすべて求めよ。

【解答・解説】

(1) 合成

sinθ + √3 cosθ = r sin(θ + α)

r = √(1² + (√3)²) = √4 = 2

cosα = 1/2, sinα = √3/2 より α = π/3

したがって、f(θ) = 2sin(θ + π/3)

(2) 最大値

0 ≤ θ ≤ 2π のとき、π/3 ≤ θ + π/3 ≤ 7π/3

sin の最大値は 1 で、θ + π/3 = π/2 のとき

θ = π/2 - π/3 = π/6

最大値:2 × 1 = 2

(3) f(θ) = √2

2sin(θ + π/3) = √2

sin(θ + π/3) = √2/2 = 1/√2

θ + π/3 = π/4, 3π/4, π/4 + 2π = 9π/4(範囲内)

よって:

  • θ + π/3 = π/4 → θ = π/4 - π/3 = -π/12(範囲外)
  • θ + π/3 = 3π/4 → θ = 3π/4 - π/3 = 9π/12 - 4π/12 = 5π/12
  • θ + π/3 = 9π/4 → θ = 9π/4 - π/3 = 27π/12 - 4π/12 = 23π/12

答え:θ = 5π/12, 23π/12


練習問題3:条件付き確率

【問題】

1から6までの目が出るサイコロを2回投げる。出た目の和を X とするとき、次の確率を求めよ。

(1) X = 7 となる確率

(2) X が偶数となる確率

(3) X ≥ 8 という条件のもとで、X = 10 となる条件付き確率

【解答・解説】

全事象:6 × 6 = 36通り

(1) X = 7 となる確率

和が7になる組合せ:(1,6), (2,5), (3,4), (4,3), (5,2), (6,1) の6通り

確率 = 6/36 = 1/6

(2) X が偶数となる確率

和が偶数 ⇔ 両方偶数 または 両方奇数

  • 両方偶数:3 × 3 = 9通り
  • 両方奇数:3 × 3 = 9通り

確率 = 18/36 = 1/2

(3) 条件付き確率

A:X ≥ 8、B:X = 10

X ≥ 8 となる場合:

  • X = 8:(2,6), (3,5), (4,4), (5,3), (6,2) → 5通り
  • X = 9:(3,6), (4,5), (5,4), (6,3) → 4通り
  • X = 10:(4,6), (5,5), (6,4) → 3通り
  • X = 11:(5,6), (6,5) → 2通り
  • X = 12:(6,6) → 1通り

P(A) = 15/36

P(A∩B) = P(X = 10) = 3/36

条件付き確率 P(B|A) = (3/36)/(15/36) = 3/15 = 1/5


日本数学塾・数強塾で青山学院大学合格を目指そう

ここまで、2018年度の青山学院大学・数学の過去問を詳しく解説してきました。いかがでしたでしょうか?

青学の数学は、標準的な問題を確実に解く力が求められます。奇をてらった問題は少なく、教科書〜標準レベルの問題集をしっかりマスターすれば、十分に合格点を狙えます。

青学数学攻略のポイントまとめ

  1. 空欄補充形式に慣れる:記述ではないため、最終的な答えを正確に出す練習が必要
  2. 計算ミスを減らす:部分点がないため、計算精度が合否を分ける
  3. 時間配分を意識:60分4題のペースを過去問で体得する
  4. 頻出分野を重点対策:二次関数、三角関数、確率、微分積分は必須
  5. 基礎を徹底的に固める:奇問は出ないので、標準問題の完成度を高める

数強塾・日本数学塾の特徴

私が塾長を務める数強塾日本数学塾では、青山学院大学をはじめとするMARCH・難関大学の合格を目指す受験生を全力でサポートしています。

【数強塾の特徴】

  • オンライン専門:全国どこからでも受講可能
  • プロ講師による個別指導:あなたの弱点に合わせたオーダーメイドカリキュラム
  • 数学専門:数学に特化した深い指導で、苦手を得意に変える
  • 過去問対策も万全:志望校の傾向に合わせた実践的な演習

【日本数学塾の特徴】

  • 難関大学受験に強い:東大・京大・医学部から MARCH まで幅広く対応
  • 論理的思考力の養成:単なる解法暗記ではなく、考え方を重視
  • 柔軟な受講スタイル:忙しい高校生でも無理なく学習継続
  • 充実したフォロー体制:質問対応・学習相談も随時可能

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数強塾 塾長・日本数学塾 代表
藤原進之介


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