数検5級の平行移動を攻略|点の動きを座標で追う方法

数検5級の平行移動では、すべての点が同じ向きへ同じ距離だけ動くことを確認することが大切です。答えを暗記するのではなく、判断の根拠と確認方法をセットで身につけます。

平行移動で最初に確認すること

  • 目的:すべての点が同じ向きへ同じ距離だけ動くことを確認する。
  • 進め方:代表となる1点の移動量を横・縦に分ける。
  • 検算:移動前後の対応する辺が平行で同じ長さか確認する。
学習のポイント:問題を解く前に「何がわかっていて、何を求めるか」を一行で書きます。式や図を作った理由を言葉にすると、見た目が変わった問題にも対応しやすくなります。

平行移動を座標の変化で表す

図形を右へa、上へbだけ平行移動すると、すべての点は(x, y) → (x+a, y+b)と動きます。左ならxから引き、下ならyから引きます。

動かし方 座標の変化 点P(2, 3)の移動後
右へ4、上へ1 (x+4, y+1) (6, 4)
左へ3、下へ2 (x-3, y-2) (-1, 1)
右へ0、下へ5 (x, y-5) (2, -2)
確認:平行移動では、図形の大きさ・形・向きは変わりません。対応する辺は平行で同じ長さになります。

数検5級の平行移動・例題

問題:三角形ABCの頂点がA(-2, 1)、B(1, 1)、C(0, 3)です。右へ4、下へ2だけ平行移動した点を求めましょう。

  1. 右へ4なので、すべてのx座標へ4を足す。
  2. 下へ2なので、すべてのy座標から2を引く。
  3. A'(2, -1)、B'(5, -1)、C'(4, 1)となる。
  4. ABとA'B'はいずれも横の長さ3で、対応する辺が平行・同じ長さか確認する。
答え:A'(2, -1)、B'(5, -1)、C'(4, 1)。1点だけでなく、すべての頂点へ同じ移動量を使います。

よくあるつまずきと直し方

つまずき 原因 直し方
図形の向きや大きさまで変えてしまう 手順の意味を確認せず、見た目だけで判断している 代表となる1点の移動量を横・縦に分ける
途中式を省いて同じミスを繰り返す 答え合わせが正誤確認だけになっている 誤った最初の行へ印を付け、理由を短く書く
一度解けただけで終える 短期記憶のまま定着を確認していない 翌日と一週間後に別の問題で再現する

家庭で行う4段階練習

  1. 教科書や要点整理で、平行移動の定義と基本例を確認する。
  2. 途中式を省かず、基本問題を3問解く。
  3. 誤答を「知識・手順・計算・読み違い」に分類する。
  4. 三日後に類題を解き、移動前後の対応する辺が平行で同じ長さか確認する。
注意:数検の出題内容や制度は変更される場合があります。受検級・日程・正式な範囲は、申込時に日本数学検定協会の最新情報をご確認ください。

オンライン個別指導で確認するポイント

25分の授業では、すべての問題を解説するのではなく、誤った最初の行と判断理由を確認します。講師が説明した後は、生徒自身が別の問題で同じ手順を再現し、次回までの短い課題を決めます。

級全体の進め方は数検5級の8週間勉強法も参考にしてください。

数検5級の平行移動でよくある質問

平行移動すると図形の向きは変わりますか?

変わりません。すべての点が同じ向きへ同じ距離だけ動くため、形・大きさ・向きは保たれます。

左や下へ動くときの符号は?

左はx座標から、下はy座標から移動量を引きます。移動後が負の座標になる場合もあります。

移動量を求めるにはどうしますか?

対応する点を1組選び、「移動後−移動前」をxとyで別々に計算します。他の対応点でも同じ差になるか確認します。

図形の記述と途中式を整える方法は数検2次対策完全ガイドも参考にしてください。

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情報確認日:2026年7月31日。出題範囲・制度の確認:日本数学検定協会「数学検定5級」。日本数学塾は公益財団法人日本数学検定協会とは別の教育サービスです。

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