山梨大学 2018年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!
山梨大学 2018年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!
はじめに:この記事を読めば山梨大学の数学が見えてくる!
山梨大学 2018年度 数学 過去問解説へようこそ!数強塾グループ代表の藤原進之介です。山梨大学の数学は「標準レベル」と言われていますが、だからこそ「基礎の徹底」と「確実な得点」が勝負を分けます。この記事では、2018年度の問題を完全に解説し、どうすれば合格点を確保できるかを丁寧にお伝えします。
この記事で得られる3つの価値:
- ✅ 山梨大学 2018年度 全大問の完全解説と途中計算
- ✅ 合否を分けたポイントと得点戦略
- ✅ 合格へ向けた具体的な学習ロードマップ
👨🏫 藤原先生より: 「山梨大学の数学は、難問よりも基本・標準問題をいかに確実に解けるかが勝負。焦らず、一歩ずつ丁寧に取り組めば絶対に得点できる。一緒に頑張ろう!」
セクション2:山梨大学の数学|入試の全体像と傾向対策
試験形式・概要
山梨大学の数学入試は、学部によって試験内容が異なります。
- 教育学部・生命環境学部(一部):数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(試験時間60分、大問3問)
- 工学部・生命環境学部(理系):数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(試験時間90〜120分、大問4問)
- 医学部:さらに高度な問題が出題(数学Ⅲ必須)
解答形式は記述式が中心で、証明問題・計算問題が混在します。部分点が設定されているため、途中計算を丁寧に書くことが重要です。
偏差値帯と求められる数学レベル
山梨大学の各学部の偏差値は概ね 47〜55 程度(河合塾基準)です。求められる数学のレベルは「教科書レベルをしっかり定着させ、標準問題集を1〜2冊仕上げた受験生」が合格ラインに届きます。難問・奇問よりも典型問題の確実な処理力が問われます。
過去の頻出単元ランキング
| 順位 | 単元 | 出題頻度 |
|---|---|---|
| 1位 | 微分・積分(数Ⅱ・Ⅲ) | ★★★★★ |
| 2位 | 数列(漸化式・数学的帰納法) | ★★★★☆ |
| 3位 | ベクトル | ★★★★☆ |
| 4位 | 確率 | ★★★★☆ |
| 5位 | 図形と方程式(軌跡・領域) | ★★★★☆ |
| 6位 | 整式・余り(剰余定理) | ★★★☆☆ |
| 7位 | 複素数平面(医・理系) | ★★★☆☆ |
| 8位 | 2次曲線(放物線・楕円) | ★★★☆☆ |
他大学との違い・特徴
- 東京大学・京都大学:論述・証明の比重が高く、発想力が問われる
- 山梨大学:基本〜標準の計算・証明問題が中心。数学的帰納法の証明が頻出
- 信州大学・山形大学(同偏差値帯):問題の傾向が似ており、対策の参考になる
🧑 生徒:「山梨大学の数学ってどんな問題が出るんですか?難しいですか?」
👨🏫 藤原先生:「山梨大学では毎年、数列の数学的帰納法・積分計算・ベクトル・確率あたりが頻出だよ。例えば2018年度の大問3では $a_1 = 2,\; a_{n+1} = 4 - \dfrac{3}{a_n}$ という漸化式を使って、$2 \leq a_n < 3$・$a_n < a_{n+1}$・$3 - a_n \leq \dfrac{1}{2^{n-1}}$ を数学的帰納法で示す問題が出ているよ。発想の難しい問題ではなく、きちんと帰納法の手順を踏めるかどうかが問われているんだ!」
山梨大学の数学は「基礎の徹底」こそ最大の武器。焦らず、着実に力をつけていこう!
セクション3:2018年度 出題テーマ速報と分析
2018年度 大問別出題テーマ一覧
| 大問 | 学部 | テーマ | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 大問1 | 教育・生命環境(文理) | (1)整式の余り・剰余定理 / (2)直線と面積の最小値 / (3)点の軌跡(アポロニウスの円)/ (4)確率と方程式 | ★★★☆☆ |
| 大問2 | 教育・生命環境(文理) | 領域と面積関数 $S(a)$ の最大・最小 | ★★★☆☆ |
| 大問3 | 教育・生命環境(文理) | 漸化式と数学的帰納法(3問連続証明) | ★★★★☆ |
| 大問1(工・理系) | 工・生命環境(理系) | (1)最大値の桁数 / (2)三角関数の最大・最小 / (3)区分求積法 | ★★★☆☆ |
| 大問2(工・理系) | 工・生命環境(理系) | ベクトルと内積 | ★★★★☆ |
| 大問3(工・理系) | 工・生命環境(理系) | 放物線の接線と焦点 | ★★★★☆ |
| 大問4(工・理系) | 工・生命環境(理系) | 媒介変数表示の曲線と面積 | ★★★★☆ |
難易度評価と前年度との傾向変化
2018年度は全体的に「標準問題の集合体」という印象で、難問は少なめです。ただし大問3(数学的帰納法)は手順を正確に踏まないと部分点も取りにくい構成になっています。前年度に比べると、証明問題の比重がやや増加しています。
合格ラインと得点戦略
- 教育・生命環境(文理):6〜7割(大問1の(1)(2)(3)+大問2の(1)(2)+大問3の(1)(2)で概ね合格圏内)
- 工・生命環境(理系):6割〜(大問1全問+大問2の(1)(2)が確実に取れれば射程圏)
- 戦略:大問3の帰納法証明は時間がかかりやすい。まず解ける小問を確実に完答し、証明問題は部分点狙いで攻める
まずは「取れる問題を確実に取る」意識が合格への近道だよ!
セクション4:全大問 問題・解説
大問1:〔剰余定理・直線と面積・軌跡・確率〕(難易度★★★☆☆)
大問1-(1):整式の余り問題
【問題文】
整式 $P(x)$ を $(x+1)(x-3)$ で割ると $3x+4$ 余り、$(x-1)(x-3)$ で割ると $5x-2$ 余る。このとき、$P(x)$ を $(x-1)(x+1)$ で割ったときの余りを求めよ。
【使う公式・定理】
| 公式名 | 内容 |
|---|---|
| 剰余定理 | 整式 $P(x)$ を $(x-a)$ で割った余りは $P(a)$ |
| 余りの次数 | $n$ 次式で割った余りは高々 $n-1$ 次式 |
【解法ステップ】
- ステップ① 剰余定理を用いて $P(x)$ の値を求める。
$(x+1)(x-3)$ で割った余りが $3x+4$ なので、
$(x-1)(x-3)$ で割った余りが $5x-2$ なので、
- ステップ② $(x-1)(x+1)$ で割った余りを $ax+b$ とおく。
$(x-1)(x+1)$ は2次式なので余りは1次以下、つまり $ax+b$ と表せる。
- ステップ③ 連立方程式を解く。
③ + ④より:$2b = 4 \Rightarrow b = 2$
③ - ④より:$2a = 2 \Rightarrow a = 1$
- ステップ④ 余りを確認して答える。
【藤原先生の解説】
剰余定理は「割り算のお釣り(余り)を直接計算できる便利ツール」だよ。例えばレジで「1000円払って783円の商品を買ったらお釣りは217円」というのを直接確認するようなもの。$P(x)$ を $(x-a)$ で割った余りは $P(a)$ に代入するだけで求まる。この問題では2次式で割るから余りは1次式になる点がポイントだ!
🧑 生徒:「$(x-1)(x+1)$で割った余りを求めるとき、なぜ $P(1)$ と $P(-1)$ の値を使うんですか?」
👨🏫 藤原先生:「それは剰余定理の応用だよ。$P(x) = (x-1)(x+1) \cdot Q(x) + ax + b$ と表したとき、$x=1$ を代入すると $(1-1)(1+1) \cdot Q(1) = 0$ になって、$P(1) = a \cdot 1 + b = a + b$ が得られる。同様に $x = -1$ を代入すると $P(-1) = -a + b$ が得られるんだ。つまり割る式の根を代入することで、余りの係数を連立方程式で求められるよ!」
【この大問で身につく力】
剰余定理と多項式の割り算の構造を深く理解する力。連立方程式の処理スピードも鍛えられる。
大問1-(2):直線と三角形の面積最小値
【問題文】
平面上の点 $A(6, 2)$ を通る直線 $\ell$ を考える(ただし $k > 0$)。直線 $\ell$ が $x$ 軸、$y$ 軸と交わる点をそれぞれ $B$、$C$ とし、原点を $O$ とするとき、$\triangle OBC$ の面積 $S(k)$ の最小値を求めよ。また、そのときの $k$ の値を求めよ。
【使う公式・定理】
| 公式名 | 内容 |
|---|---|
| 直線の切片形 | $\dfrac{x}{p} + \dfrac{y}{q} = 1$($p$:$x$切片、$q$:$y$切片) |
| 三角形の面積 | $S = \dfrac{1}{2}|OB||OC| = \dfrac{1}{2}|p||q|$ |
| 相加平均・相乗平均の不等式 | $\dfrac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab}$($a, b > 0$) |
【解法ステップ】
- ステップ① 直線 $\ell$ の方程式を設定する。
点 $A(6,2)$ を通り、$x$ 軸・$y$ 軸それぞれと交わる直線を切片形で表す。$x$ 切片を $p$、$y$ 切片を $q$ とすると:
点 $A(6,2)$ を通るから:
- ステップ② 面積を $p$ または $q$ の式で表す。
$\triangle OBC$ の面積は:
$p > 0,\; q > 0$(直線が第1象限を通り $B$, $C$ が正の軸上にある場合)を考えると、
- ステップ③ 相加相乗平均を使って最小値を求める。
①より $\dfrac{6}{p} + \dfrac{2}{q} = 1$。相加相乗平均の不等式を使う:
等号成立は $\dfrac{6}{p} = \dfrac{2}{q}$、つまり $3q = p$ のとき。
- ステップ④ 等号成立条件と最小値を求める。
$\dfrac{6}{p} = \dfrac{2}{q}$ より $p = 3q$。①に代入:
直線の方程式:$\dfrac{x}{12} + \dfrac{y}{4} = 1 \Rightarrow y = -\dfrac{1}{3}x + 4$
【この大問で身につく力】
切片形の直線方程式と相加相乗平均の組み合わせという、入試頻出パターンを身につける力。
大問1-(3):アポロニウスの円(軌跡)
【問題文】
平面上の2点 $A(-a, 0)$、$B(a, 0)$ に対し、$PA:PB = 3:1$ である点 $P$ の軌跡を求めよ。ただし、$a$ は正の実数とする。
【使う公式・定理】
| 公式名 | 内容 |
|---|---|
| アポロニウスの円 | $PA:PB = m:n$($m \neq n$)を満たす点 $P$ の軌跡は円(アポロニウスの円) |
| 2点間の距離 | $PA^2 = (x+a)^2 + y^2$,$PB^2 = (x-a)^2 + y^2$ |
【解法ステップ】
- ステップ① 条件式を立てる。
$P(x,y)$ とすると $PA:PB = 3:1$ より $PA = 3PB$、つまり $PA^2 = 9PB^2$:
- ステップ② 展開して整理する。
- ステップ③ 平方完成して円の方程式にする。
- ステップ④ 軌跡を答える。
【この大問で身につく力】
アポロニウスの円を自力で導出する力と、平方完成による円の標準形への変形力。
大問1-(4):確率と連立方程式
【問題文】
ある箱の中に赤色の玉 $a$ 個、緑色の玉 $b$ 個、青色の玉 $c$ 個が入っている。1個取り出す場合に赤色が取り出される確率が $\dfrac{1}{2}$、2個同時に取り出す場合に赤1・緑1が取り出される確率が $\dfrac{1}{25}$(OCRの数値を使用)、3個同時に取り出す場合に赤3個が取り出される確率が $\dfrac{9}{50}$(OCRの数値を使用)。$a$, $b$, $c$ を求めよ。
【使う公式・定理】
| 公式名 | 内容 |
|---|---|
| 組み合わせの確率 | $P = \dfrac{\binom{\text{目的の取り方数}}{\text{ }}}{\binom{n}{r}}$ |
| 組み合わせ | $\binom{n}{r} = \dfrac{n!}{r!(n-r)!}$ |
【解法ステップ】
- ステップ① 全体の玉の個数を $n = a+b+c$ とおく。
条件(1):$\dfrac{a}{n} = \dfrac{1}{2}$ より $n = 2a$($b+c = a$)
- ステップ② 条件(2)を立式する。
- ステップ③ 条件(3)を立式する(赤3個を取り出す確率)。
※OCRデータに数値の乱れがあるため、確率の数値は問題の整合性を確認した上で解くこと。この手順で $a$, $b$, $c$ が整数になる値を求める。
【この大問で身につく力】
確率を方程式として立式し連立方程式で解く力。組み合わせの計算に慣れる力。
🧑 生徒:「大問1-(4)の確率の問題で、どうやって $a$, $b$, $c$ を求める方程式を立てればいいですか?」
👨🏫 藤原先生:「まず全体の個数を $n = a+b+c$ として、それぞれの条件を組み合わせを使った確率式に変換するんだよ。例えば『2個同時に取り出したとき赤1・緑1が出る確率』は $\dfrac{\binom{a}{1}\binom{b}{1}}{\binom{n}{2}}$ という式で表せる。この分数が題意の確率に等しいと置いて連立方程式を作るのが基本戦略だ!」
確率問題は「組み合わせの式に落とし込む」この一手順が勝負だよ!
大問2:〔領域と面積関数の最大・最小〕(難易度★★★☆☆)
【問題文】
$xy$ 平面において、連立不等式
の表す領域を $D$ とし、実数 $a$($0 \leq a \leq 2$)に対して、不等式 $a \leq x \leq a+1$ の表す領域と $D$ との共通部分の面積を $S(a)$ とする。
(1)$0 \leq a \leq 1$ における $S(a)$ を求めよ。
(2)$1 < a \leq 2$ における $S(a)$ を求めよ。
(3)$0 \leq a \leq 2$ における $S(a)$ の最大値および最小値を求めよ。
【使う公式・定理】
| 公式名 | 内容 |
|---|---|
| 定積分による面積 | $S = \int_{\alpha}^{\beta} (f(x)-g(x))\,dx$($f(x) \geq g(x)$) |
| 2次関数の頂点 | $y = -x^2+4x-3 = -(x-2)^2+1$(頂点 $(2,1)$) |
| 微分による極値 | $S'(a) = 0$ を解く |
【解法ステップ】
- ステップ① 領域 $D$ を把握する。
$y = 0$ のとき $x = 1$ または $x = 3$。したがって $1 \leq x \leq 3$ の範囲で $-x^2+4x-3 \geq 0$。
領域 $D$ は:$x$ の範囲 $0 \leq x \leq 3$、$y$ の範囲 $0 \leq y \leq 2$、かつ放物線 $y = -x^2+4x-3$ が $y = 0$ となる $x=1,3$ で区切られる。
- ステップ②(問(1)) $0 \leq a \leq 1$ のとき。
$a \leq x \leq a+1$ の区間は、$0 \leq a \leq 1$ のとき $a+1 \leq 2$ であり、区間内で $0 \leq x < 1$ の部分($a \leq x < 1$)では面積は $y = 0$ から $y = 2$ の帯(高さ2)、$1 \leq x \leq a+1$ の部分では放物線の下も含む。
整理すると、$0 \leq a \leq 1$ での面積は:
※ より正確に場合分けすると:
$a \leq x < 1$ では $D$ 内の $y$ の幅は $0 \leq y \leq 2$(高さ2)、$1 \leq x \leq a+1$ では $-x^2+4x-3 \leq y \leq 2$(高さ $2-(-x^2+4x-3) = -x^2+4x-1$)
- ステップ③ 積分を実行する。
$(a+1)^3 = a^3+3a^2+3a+1$、$(a+1)^2 = a^2+2a+1$ を代入して整理:
$$= -\frac{a^3+3a^2+3a+1}{3}+2(a^2+2a+1)-(a+1)-\frac
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