数検4級の確率を攻略|樹形図・表で数え漏れを防ぐ方法
数検4級の確率は、公式を暗記するよりも「全体を漏れなく数える仕組み」を作れるかが得点を左右します。基本は、同様に確からしい結果について、条件に合う場合の数÷起こり得るすべての場合の数です。
確率を求める前の3段階
| 段階 | すること | 確認する言葉 |
|---|---|---|
| 1 | 試行とルールを読む | 戻す・戻さない、同時・順番 |
| 2 | すべての結果を整理する | 重複や数え漏れがないか |
| 3 | 条件に合う結果を数える | 分母と分子の基準が同じか |
例題1|硬貨2枚を投げる
2枚を区別して、表をH、裏をTとすると、結果はHH・HT・TH・TTの4通りです。「表がちょうど1枚」はHTとTHの2通りなので、確率は2/4=1/2です。HTとTHを同じ1通りとしてしまうのが典型的な失点です。
例題2|2個のさいころの和が7
出目の組を(1個目, 2個目)とすると全体は6×6=36通りです。和が7になるのは(1,6)(2,5)(3,4)(4,3)(5,2)(6,1)の6通り。したがって6/36=1/6です。
| 整理方法 | 向いている問題 | 使うときの注意 |
|---|---|---|
| 樹形図 | 順番に選ぶ・複数回行う | 各枝を最後まで伸ばす |
| 表 | 2個のさいころ、2つの条件 | 縦横の組を一つずつ数える |
| 一覧 | 結果が少ない単純な問題 | 一定の順番で並べる |
「少なくとも1回」は余事象で考える
硬貨を2回投げて「少なくとも1回表」が出る確率は、直接数えてもよいですが、「1回も表が出ない」確率を1から引くと速く求められます。1回も表が出ないのはTTだけで1/4なので、1−1/4=3/4です。
よくある間違いと直し方
- 順序を勝手に無視する:(1,6)と(6,1)は別の結果です。問題文に「組」とある場合も条件を確認します。
- 分母が変わる:カードを戻さずに2枚目を引くと、残り枚数が1枚減ります。
- 重複して数える:一覧は小さい順など、並べ方を固定します。
- 答えだけ書く:全体と条件に合う場合の数を答案に残します。
4日で定着させる練習
- 1日目:すべての結果を一覧にする問題
- 2日目:樹形図で順番を整理する問題
- 3日目:表で2つの条件を整理する問題
- 4日目:直接数える方法と余事象を使う方法を比較
答えが0以上1以下か、分子が分母を超えていないかも必ず確認します。4級全体の優先順位は数検4級の8週間勉強法、計算分野は連立方程式の攻略法も参考にしてください。
よくある質問
樹形図と表はどちらを使うべきですか?
順番に選ぶ問題は樹形図、2個のさいころのように縦横で組を作れる問題は表が便利です。正しく全結果を数えられる方法なら、どちらでも構いません。
約分は最後にしてもよいですか?
はい。まず全体と条件に合う場合の数を正確に書き、その後に約分すると途中の確認がしやすくなります。
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情報確認日:2026年8月1日。出題範囲の確認:日本数学検定協会「数学検定4級」。
