数検3級の展開で符号ミスを防ぐ|分配法則の書き方
数検3級の式の展開と符号では、各項へ何を掛けたか途中式で見えるようにすることが大切です。答えを暗記するのではなく、判断の根拠と確認方法をセットで身につけます。
式の展開と符号で最初に確認すること
- 目的:各項へ何を掛けたか途中式で見えるようにする。
- 進め方:かっこの前の負号を係数-1として扱う。
- 検算:展開後に同類項を整理し、代入で元の式と比べる。
学習のポイント:かっこの外の数を、かっこ内のすべての項へ掛けます。負号は-1という係数として扱い、矢印で掛け先を示します。
展開で使う基本パターン
| 形 | 展開 | 注意 |
|---|---|---|
| a(b+c) | ab+ac | 両方へaを掛ける |
| -a(b-c) | -ab+ac | 符号が2か所変わる |
| (x+a)(x+b) | x²+(a+b)x+ab | 4つの積を確認 |
数検3級の展開・基本例題
例題1:負の数を分配する
問題:-3(2x-5)を展開します。
-3×2x=-6x、-3×(-5)=+15なので、答えは-6x+15です。
例題2:2つのかっこを展開する
問題:(x+3)(x-2)を展開します。
x²-2x+3x-6=x²+x-6です。xの項は-2x+3x=xとまとめます。
展開後の検算
| 確認 | 方法 |
|---|---|
| 項の数 | 掛け忘れがないか矢印で確認 |
| 符号 | 負×負が正になっているか |
| 代入 | x=1などで元の式と比較 |
負号の注意:-(x-4)は-x+4です。最初のxだけでなく、-4にも-1を掛けます。
よくあるつまずきと直し方
| つまずき | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 最初の項だけを掛けて残りを忘れる | 手順の意味を確認せず、見た目だけで判断している | かっこの前の負号を係数-1として扱う |
| 途中式を省いて同じミスを繰り返す | 答え合わせが正誤確認だけになっている | 誤った最初の行へ印を付け、理由を短く書く |
| 一度解けただけで終える | 短期記憶のまま定着を確認していない | 翌日と一週間後に別の問題で再現する |
家庭で行う4段階練習
- 教科書や要点整理で、式の展開と符号の定義と基本例を確認する。
- 途中式を省かず、基本問題を3問解く。
- 誤答を「知識・手順・計算・読み違い」に分類する。
- 三日後に類題を解き、展開後に同類項を整理し、代入で元の式と比べる。
式の展開でよくある質問
かっこの最初の項だけに掛けてもよいですか?
いけません。外側の数をかっこ内のすべての項へ掛けます。
-(a+b)はどうなりますか?
-a-bです。-1をaとbの両方へ掛けます。
展開と因数分解の関係は何ですか?
互いに逆の操作です。展開した式を因数分解で元の積の形へ戻せるか検算できます。
注意:数検の出題内容や制度は変更される場合があります。受検級・日程・正式な範囲は、申込時に日本数学検定協会の最新情報をご確認ください。
オンライン個別指導で確認するポイント
25分の授業では、すべての問題を解説するのではなく、誤った最初の行と判断理由を確認します。講師が説明した後は、生徒自身が別の問題で同じ手順を再現し、次回までの短い課題を決めます。
級全体の進め方は数検3級の12週間勉強法も参考にしてください。
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情報確認日:2026年8月13日。出題範囲・制度の確認:日本数学検定協会「数学検定3級」。日本数学塾は公益財団法人日本数学検定協会とは別の教育サービスです。
