横浜市立大学 2015年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!

横浜市立大学 2015年度 数学 過去問解説|藤原進之介先生と一緒に完全攻略!


はじめに:この記事で得られること

横浜市立大学 2015年度 数学 過去問解説へようこそ!数強塾グループ代表の藤原進之介です。この記事では、横浜市立大学2015年度の数学入試問題を大問1・大問2の全問にわたって丁寧に解説します。

この記事で得られる3つの価値:

  • ベータ関数・積分漸化式の本質的理解:抽象的に見える積分の帰納的計算を「段階的な分解」として理解できる
  • 三角関数の深い公式活用力:三倍角・積から和・数学的帰納法を組み合わせた本格的な証明力が身につく
  • 証明問題・論述答案の書き方:横浜市立大学が重視する「なぜそうなるか」を丁寧に説明するスキルが得られる

👨‍🏫 藤原先生より:「2015年度の横浜市立大学は、計算力だけでなく論理的思考力が試される年でした。でも大丈夫!問題の構造を理解すれば、一つ一つのステップは決して難しくないよ。一緒にじっくり攻略していこう!」


横浜市立大学の数学:入試の全体像

試験形式・基本情報

項目 内容
試験時間 60分(大問1の試験時間)
大問数 2問構成(大問1・大問2)
解答形式 記述式(証明問題・計算問題混在)
難易度帯 標準〜やや難(医学部はさらに上)
主な出題単元 積分・三角関数・数列・ベクトル・確率・証明論述

横浜市立大学の数学は、教科書の標準レベルをしっかり固めた上で、応用問題に柔軟に対応できる力を求めています。東大・京大のような超難問は出題されませんが、問題のつながり((1)→(2)→(3)と誘導が続く形式)を正しく読み取る力が非常に重要です。

偏差値帯と求められる数学レベル

横浜市立大学は国際教養・国際商・理学・データサイエンス・医学部など複数の学部を持ちます。理系学部の偏差値は概ね55〜60程度、医学部は65以上と高水準です。数学では:

  • 基礎学部(理学・データサイエンス等):センター試験レベルの標準問題+やや発展的な誘導付き問題
  • 医学部:難関国公立並みの計算量・論証力が必要

横浜市立大学 数学の出題傾向まとめ(過去5〜10年)

頻出単元ランキング(横浜市立大学 数学)

順位 単元 頻出度 備考
1位 積分(定積分・不定積分・漸化式) ★★★★★ ほぼ毎年出題
2位 三角関数(加法定理・倍角・証明) ★★★★☆ 証明問題として頻出
3位 数列(漸化式・数学的帰納法) ★★★★☆ 帰納法の証明含む
4位 ベクトル(内積・空間ベクトル) ★★★☆☆ 正多面体と組み合わさる
5位 確率(漸化式・条件付き確率) ★★★☆☆ 確率漸化式が定番
6位 整数・不等式の証明 ★★★☆☆ 論述重視

他大学との違い・特徴

「東大は抽象的な思考力、京大は発想力、横浜市立大学は論理の積み重ね力が問われる大学です。問題文で『(1)を用いて(2)を示せ』という誘導構造が多く、前の小問が正しく解けていないと後ろの問題に響く。だから各ステップを丁寧に、かつ証明の形式を崩さないことが最重要です!」


会話①:横浜市立大学の数学の傾向

🧑 生徒:「横浜市立大学の数学って、どんな準備をすればいいですか?具体的に教えてほしいです。」

👨‍🏫 藤原先生:「横浜市立大学の数学対策で最も大切なのは、積分の部分積分法・置換積分法三角関数の加法定理・倍角公式、そして数学的帰納法による証明の3本柱だよ。特に2015年度のように、(1)で示した公式を(2)(3)で連続して使う誘導型の問題が多いから、まず『青チャート(チャート式 基礎からの数学)』で各単元の基本をしっかり固めてから、『1対1対応の演習』で論述力を鍛えるのが王道ルートだね!」


まずは全体像をつかんだね。次は2015年度の具体的な問題を見ていこう!


2015年度 出題テーマ速報と分析

大問別出題テーマ一覧

大問 小問 テーマ 難易度
大問1 [I] (1)〜(4) ベータ関数・積分漸化式 ★★★★☆
大問1 [II] (1)〜(6) 三角関数の証明・積の公式 ★★★★☆
大問2 [I] (1)〜(4) 確率漸化式・極座標面積・ベクトル・数列 ★★★☆☆
大問2 [II] (1)〜(3) 円の存在証明・円周角の定理 ★★★★☆
大問2 [III] (1)〜(2) 近似式・三次方程式による等式証明 ★★★☆☆
大問2 [IV] (1)〜(3) 最小値の証明・不等式の評価 ★★★★★

難易度評価と合格ライン

  • 大問1I(2)は得点必須の基本問題。(3)は帰納的な計算の流れが美しく、誘導に沿えば確実に得点できる。(4)は(3)を活用する問題で高得点を狙いたい。[II]は(1)(5)(6)を確実に押さえ、(2)(3)(4)は論述の丁寧さが鍵。
  • 大問2:[I]は答えのみを書く形式なので計算力が問われる。[II][III]は証明力が試される。[IV]は難易度最高レベルで差がつく問題。

合格ライン目安:大問1で70〜75%、大問2で50〜60%程度の得点が目安。大問2 IVまで完答できれば上位合格圏内。


2015年度の全体像が見えてきたね。さっそく各大問を丁寧に解説していくよ!


全大問 完全解説


大問1 [I]:ベータ関数と積分漸化式(難易度★★★★☆)

問題文

負でない整数 $m, n$ に対して、

$$B(m,n) = \int_0^1 x^m(1-x)^n\,dx$$

と定義する。

(1) $B(3,2)$ を求めよ。

(2) $B(m,n)$ を $B(m+1,n-1)$ を使って表せ(ただし $n \geq 1$)。

(3) $B(m,n)$ を求めよ。

(4) $a, b$ を相異なる実数とする。$\displaystyle\int_a^b (x-a)^m(x-b)^n\,dx$ を求めよ。


【使う公式・定理】

公式名 内容
部分積分法 $\displaystyle\int u\,dv = \left[uv\right] - \int v\,du$
積分漸化式 漸化式を繰り返し適用して一般項を求める
階乗の定義 $n! = n(n-1)(n-2)\cdots 2 \cdot 1$、$0! = 1$

【(1) の解法ステップ】

ステップ① 定義に代入する:

$$B(3,2) = \int_0^1 x^3(1-x)^2\,dx$$

ステップ② 展開して積分する:

$(1-x)^2 = 1 - 2x + x^2$ と展開して、

$$= \int_0^1 x^3(1 - 2x + x^2)\,dx = \int_0^1 (x^3 - 2x^4 + x^5)\,dx$$

ステップ③ 各項を積分する:

$$= \left[\frac{x^4}{4} - \frac{2x^5}{5} + \frac{x^6}{6}\right]_0^1 = \frac{1}{4} - \frac{2}{5} + \frac{1}{6}$$

ステップ④ 通分して計算する:

通分の最小公倍数は60。

$$= \frac{15}{60} - \frac{24}{60} + \frac{10}{60} = \frac{15 - 24 + 10}{60} = \frac{1}{60}$$
$$\boxed{B(3,2) = \frac{1}{60}}$$

【(2) の解法ステップ】

ステップ① 部分積分の方針を立てる:

$x^m$ を積分し、$(1-x)^n$ を微分する部分積分を使う。

$$B(m,n) = \int_0^1 x^m(1-x)^n\,dx$$

ステップ② 部分積分を実行する:

$u = (1-x)^n$、$v' = x^m$ とおくと、$u' = -n(1-x)^{n-1}$、$v = \dfrac{x^{m+1}}{m+1}$。

$$B(m,n) = \left[\frac{x^{m+1}}{m+1}(1-x)^n\right]_0^1 - \int_0^1 \frac{x^{m+1}}{m+1} \cdot (-n)(1-x)^{n-1}\,dx$$

ステップ③ 端点での評価:

$$\left[\frac{x^{m+1}}{m+1}(1-x)^n\right]_0^1 = \frac{1^{m+1}}{m+1}\cdot 0^n - \frac{0^{m+1}}{m+1}\cdot 1^n = 0 - 0 = 0$$

($n \geq 1$ のとき $x=1$ で $(1-x)^n = 0$)

ステップ④ 整理する:

$$B(m,n) = \frac{n}{m+1}\int_0^1 x^{m+1}(1-x)^{n-1}\,dx = \frac{n}{m+1}\cdot B(m+1, n-1)$$
$$\boxed{B(m,n) = \frac{n}{m+1} \cdot B(m+1,\, n-1)}$$

【(3) の解法ステップ】

ステップ① 漸化式を繰り返し適用する:

(2)の結果を順次適用すると、

$$B(m,n) = \frac{n}{m+1} \cdot B(m+1,\, n-1)$$
$$B(m+1,\, n-1) = \frac{n-1}{m+2} \cdot B(m+2,\, n-2)$$
$$\vdots$$
$$B(m+n-1,\, 1) = \frac{1}{m+n} \cdot B(m+n,\, 0)$$

ステップ② 辺々をかけ合わせる:

$$B(m,n) = \frac{n}{m+1} \cdot \frac{n-1}{m+2} \cdots \frac{1}{m+n} \cdot B(m+n,\, 0)$$

分子は $n \cdot (n-1) \cdots 1 = n!$、分母は $(m+1)(m+2)\cdots(m+n) = \dfrac{(m+n)!}{m!}$ だから、

$$B(m,n) = \frac{n! \cdot m!}{(m+n)!} \cdot B(m+n,\, 0)$$

ステップ③ $B(m+n, 0)$ を計算する:

$$B(m+n,\, 0) = \int_0^1 x^{m+n}(1-x)^0\,dx = \int_0^1 x^{m+n}\,dx = \left[\frac{x^{m+n+1}}{m+n+1}\right]_0^1 = \frac{1}{m+n+1}$$

ステップ④ 最終的な答えをまとめる:

$$B(m,n) = \frac{m!\, n!}{(m+n)!} \cdot \frac{1}{m+n+1} = \frac{m!\, n!}{(m+n+1)!}$$
$$\boxed{B(m,n) = \frac{m!\, n!}{(m+n+1)!}}$$

検証((1)との整合性):$B(3,2) = \dfrac{3!\cdot 2!}{6!} = \dfrac{6 \cdot 2}{720} = \dfrac{12}{720} = \dfrac{1}{60}$ ✓


【(4) の解法ステップ】

ステップ① 置換積分で $B(m,n)$ に帰着させる:

$x = a + (b-a)t$($t : 0 \to 1$)と置換すると、$dx = (b-a)\,dt$。

$$x - a = (b-a)t,\quad x - b = (b-a)t - (b-a) = (b-a)(t-1)$$

ステップ② 積分を変換する:

$$\int_a^b (x-a)^m(x-b)^n\,dx = \int_0^1 [(b-a)t]^m \cdot [(b-a)(t-1)]^n \cdot (b-a)\,dt$$
$$= (b-a)^{m+n+1} \int_0^1 t^m (t-1)^n\,dt$$

ステップ③ $\int_0^1 t^m(t-1)^n\,dt$ を計算する:

$(t-1)^n = (-1)^n (1-t)^n$ だから、

$$\int_0^1 t^m(t-1)^n\,dt = (-1)^n \int_0^1 t^m(1-t)^n\,dt = (-1)^n \cdot B(m,n) = (-1)^n \cdot \frac{m!\,n!}{(m+n+1)!}$$

ステップ④ 最終答えをまとめる:

$$\int_a^b (x-a)^m(x-b)^n\,dx = (b-a)^{m+n+1} \cdot (-1)^n \cdot \frac{m!\,n!}{(m+n+1)!}$$
$$\boxed{\int_a^b (x-a)^m(x-b)^n\,dx = (-1)^n \cdot \frac{m!\,n!}{(m+n+1)!} \cdot (b-a)^{m+n+1}}$$

【藤原先生の解説:ベータ関数の直感】

このような積分 $B(m,n)$ は数学の世界では「ベータ関数(Beta function)」と呼ばれる非常に重要な関数です。料理に例えると、$B(m,n)$ は「レシピの基本となるソース」で、(2)の漸化式はそのソースを少しずつ変形していく工程。(3)でついに完成形のレシピが $\dfrac{m!\,n!}{(m+n+1)!}$ という美しい形で現れるんだ。

(4) は応用で、区間 $[a,b]$ での積分を $[0,1]$ に変換する置換積分のテクニックがポイント。入試では「知っている形に変換する」という発想が大事だよ。


会話②:部分積分と漸化式について

🧑 生徒:「(2)で $B(m,n)$ を $B(m+1, n-1)$ に変形するとき、なぜ $x^m$ を積分して $(1-x)^n$ を微分するんですか?」

👨‍🏫 藤原先生:「いい質問だね!部分積分法 $\int u\,dv = [uv] - \int v\,du$ を使うとき、どちらを微分・積分するかで結果が変わるんだ。今回は $u = (1-x)^n$ を微分すると $-n(1-x)^{n-1}$ となって $(1-x)$ の指数が1つ減り、$v' = x^m$ を積分すると $x^{m+1}$ となって $x$ の指数が1つ増える。これで $B(m,n) \to B(m+1, n-1)$ というシフトが生まれるんだよ。もし逆にやると $[uv]$ の端点がゼロにならないから上手くいかない。積の端点が0になる側を $u$ に選ぶのがコツだよ!」


大問1 [I] は完璧にマスターできたね!$\dfrac{m!\,n!}{(m+n+1)!}$ という美しい公式、しっかり覚えておこう!


大問1 [II]:三角関数の証明総合問題(難易度★★★★☆)

問題文

(1) $\sin 3\theta = 3\sin\theta - 4\sin^3\theta$ が成り立つことを証明せよ。

(2) $x = \sin\dfrac{\pi}{9},\; \sin\dfrac{2\pi}{9},\; \sin\left(-\dfrac{4\pi}{9}\right)$ はいずれも方程式 $4x^3 - 3x + \dfrac{\sqrt{3}}{2} = 0$ の解であることを証明せよ。

(3) $\sin\dfrac{\pi}{9}\sin\dfrac{2\pi}{9}\sin\dfrac{4\pi}{9}$ の値を求めよ。

(4) $\sin x \neq 0$ のとき、$$\cos x \cos 2x \cos 2^2 x \cdots \cos 2^{n-1} x = \frac{\sin 2^n x}{2^n \sin x}$$ が成り立つことを証明せよ($n$ は正の整数)。

(5) $\cos 20° \cos 40° \cos 80°$ の値を求めよ。

(6) $\tan 20° \tan 40° \tan 80° = \tan\theta$ となる $\theta$($-\dfrac{\pi}{2} < \theta < \dfrac{\pi}{2}$)を求めよ。


【使う公式・定理】

公式名 内容
加法定理 $\sin(\alpha+\beta) = \sin\alpha\cos\beta + \cos\alpha\sin\beta$
二倍角公式 $\sin 2\theta = 2\sin\theta\cos\theta$、$\cos 2\theta = 1 - 2\sin^2\theta$
三倍角公式 $\sin 3\theta = 3\sin\theta - 4\sin^3\theta$(今回証明する)
数学的帰納法 $n=1$ で成立 → $n=k$ で成立と仮定 → $n=k+1$ で成立を示す
三角関数の積の公式 $2\sin\theta\cos\theta = \sin 2\theta$

【(1) の解法ステップ:三倍角の公式の証明】

ステップ① $\sin 3\theta = \sin(2\theta + \theta)$ と分解する:

$$\sin 3\theta = \sin(2\theta + \theta) = \sin 2\theta \cos\theta + \cos 2\theta \sin\theta$$

ステップ② 二倍角公式を代入する:

$\sin 2\theta = 2\sin\theta\cos\theta$、$\cos 2\theta = 1 - 2\sin^2\theta$ を使うと、

$$= 2\sin\theta\cos\theta \cdot \cos\theta + (1-2\sin^2\theta)\sin\theta$$
$$= 2\sin\theta\cos^2\theta + \sin\theta - 2\sin^3\theta$$

ステップ③ $\cos^2\theta = 1 - \sin^2\theta$ を代入する:

$$= 2\sin\theta(1-\sin^2\theta) + \sin\theta - 2\sin^3\theta$$
$$= 2\sin\theta - 2\sin^3\theta + \sin\theta - 2\sin^3\theta$$
$$= 3\sin\theta - 4\sin^3\theta$$

よって $\sin 3\theta = 3\sin\theta - 4\sin^3\theta$ が成立。(証明終)


【(2) の解法ステップ:方程式の解の証明】

ステップ① 三倍角公式を変形して方程式との対応を見る:

(1)より $\sin 3\theta = 3\sin\theta - 4\sin^3\theta$ を整理すると、

$$4\sin^3\theta - 3\sin\theta + \sin 3\theta = 0$$

$x = \sin\theta$ とおくと、$4x^3 - 3x + \sin 3\theta = 0$

ステップ② $\theta = \dfrac{\pi}{9}$ のとき:

$$\sin\left(3 \cdot \frac{\pi}{9}\right) = \sin\frac{\pi}{3} = \frac{\sqrt{3}}{2}$$

よって $4x^3 - 3x + \dfrac{\sqrt{3}}{2} = 0$ の解。

ステップ③ $\theta = \dfrac{2\pi}{9}$ のとき:

$$\sin\left(3 \cdot \frac{2\pi}{9}\right) = \sin\frac{2\pi}{3} = \sin\left(\pi - \frac{\pi}{3}\right) = \sin\frac{\pi}{3} = \frac{\sqrt{3}}{2}$$

よって同じ方程式の解。

ステップ④ $\theta = -\dfrac{4\pi}{9}$ のとき:

$$\sin\left(3 \cdot \left(-\frac{4\pi}{9}\right)\right) = \sin\left(-\frac{4\pi}{3}\right) = -\sin\frac{4\pi}{3} = -\left(-\sin\frac{\pi}{3}\right) = \frac{\sqrt{3}}{2}$$

($\sin\dfrac{4\pi}{3} = \sin(\pi + \dfrac{\pi}{3}) = -\sin\dfrac{\pi}{3} = -\dfrac{\sqrt{3}}{2}$)

よって同じ方程式の解。(証明終)


【(3) の解法ステップ:sin の積の値】

ステップ① (2)で得た方程式の解と係数の関係を使う:

$4x^3 - 3x + \dfrac{\sqrt{3}}{2} = 0$ の3つの実数解は $\sin\dfrac{\pi}{9},\, \sin\dfrac{2\pi}{9},\, \sin\!\left(-\dfrac{4\pi}{9}\right)$ である。

ただし $\sin\!\left(-\dfrac{4\pi}{9}\right) = -\sin\dfrac{4\pi}{9}$。

ステップ② 解と係数の関係(3解の積)を使う:

3次方程式 $ax^3 + bx^2 + cx + d = 0$ の3解の積は $-\dfrac{d}{a}$。

今回 $a=4$、$b=0$、$c=-3$、$d=\dfrac{\sqrt{3}}{2}$ だから、

$$\sin\frac{\pi}{9} \cdot \sin\frac{2\pi}{9} \cdot \left(-\sin\frac{4\pi}{9}\right) = -\frac{d}{a} = -\frac{\frac{\sqrt{3}}{2}}{4} = -\frac{\sqrt{3}}{8}$$

ステップ③ 符号を整理して答えを出す:

$$-\left(\sin\frac{\pi}{9} \cdot \sin\frac{2\pi}{9} \cdot \sin\frac{4\pi}{9}\right) = -\frac{\sqrt{3}}{8}$$
$$\boxed{\sin\frac{\pi}{9}\sin\frac{2\pi}{9}\sin\frac{4\pi}{9} = \frac{\sqrt{3}}{8}}$$

【(4) の解法ステップ:数学的帰納法による証明】

ステップ① $n=1$ の場合を確認する:

左辺 $= \cos x$、右辺 $= \dfrac{\sin 2x}{2\sin x} = \dfrac{2\sin x\cos x}{2\sin x} = \cos x$。

$\sin x \neq 0$ のとき成立。

ステップ② $n=k$ のときに成立すると仮定する(帰納法の仮定):

$$\cos x \cos 2x \cdots \cos 2^{k-1}x = \frac{\sin 2^k x}{2^k \sin x}$$

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