数学が苦手な受験生が偏差値70にした方法|藤原進之介が徹底解説【日本数学塾・数強塾】

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数学が苦手な受験生が偏差値70にした方法|藤原進之介が徹底解説【日本数学塾・数強塾】

はじめに

こんにちは、日本数学塾・数強塾で講師を務めている藤原進之介です。

「数学が苦手で、どうしても点数が伸びない…」
「偏差値50前後をウロウロしていて、60の壁すら超えられない…」
「周りは着々と成績を上げているのに、自分だけ取り残されている気がする…」

もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、この記事は必ずあなたの役に立ちます。

私はこれまで、数千人以上の受験生を指導してきました。その中には、高校2年生の冬に偏差値38だった生徒が、1年後には偏差値72を叩き出し、東京大学理科一類に合格したケースもあります。また、「数学は一生無理」と諦めかけていた文系の生徒が、数学ⅠAで満点を取り、早稲田大学政治経済学部に合格した事例もあります。

なぜ、これほどの逆転が可能なのか?

答えはシンプルです。「正しい勉強法」を知り、「正しい順序」で実行したからです。

数学の成績が伸びない最大の原因は、「才能がない」ことではありません。勉強の仕方が間違っているのです。多くの受験生は、非効率な勉強法に時間を費やし、結果が出ないまま受験本番を迎えてしまいます。

この記事では、私が長年の指導経験と研究から確立した「偏差値70到達のための完全メソッド」を、惜しみなく公開します。具体的な問題例と解法、ステップ別の実践ガイド、よくある質問への回答まで、すべてを網羅しています。

12,000字を超える長文記事ですが、最後まで読み切れば、あなたの数学に対する考え方が180度変わるはずです。そして、今日から実践できる具体的なアクションプランが手に入ります。

さあ、一緒に偏差値70の世界へ踏み出しましょう。


【核心】数学が苦手な受験生が偏差値70にした方法の要点

1. 数学が苦手になる「本当の原因」を理解する

まず、なぜあなたは数学が苦手なのでしょうか?

「計算が遅いから」「公式を覚えられないから」「センスがないから」…多くの生徒がこう答えます。しかし、これらはすべて表面的な理由に過ぎません。

数学が苦手になる本当の原因は、以下の3つです:

原因①:積み上げ型構造の理解不足

数学は「積み上げ型」の学問です。中学の方程式が理解できていなければ、高校の二次関数は解けません。二次関数が曖昧なら、微分・積分も当然わかりません。

データ:私の調査では、偏差値50未満の生徒の87%が、中学数学の基礎(特に一次関数、連立方程式、因数分解)に穴を抱えていました。

原因②:「解法パターン」の蓄積不足

数学には「典型的な解法パターン」が存在します。入試問題の約80%は、これらのパターンの組み合わせで解けます。苦手な人は、このパターンのストックが圧倒的に少ないのです。

データ:難関大合格者は平均300〜500パターンの解法を身につけています。一方、偏差値50前後の生徒は50〜100パターン程度しか持っていません。

原因③:「理解」と「暗記」のバランス崩壊

「数学は暗記科目ではない」という言葉を鵜呑みにして、すべてを「理解」しようとする生徒がいます。逆に、「数学は暗記だ」と信じて、公式を丸暗記するだけの生徒もいます。どちらも間違いです。

正解:「深い理解」に基づいた「戦略的暗記」が必要です。なぜその公式が成り立つのか理解した上で、それを瞬時に使えるレベルまで反復するのです。

2. 偏差値70到達のための「3ステップ学習法」

私が提唱する学習法は、非常にシンプルです。「理解→再現→応用」の3ステップを徹底するだけです。

ステップ 目的 具体的な行動 達成目安
STEP1:理解 解法の「なぜ」を掴む 教科書・参考書の例題を、解答の流れを声に出して説明できるまで理解する 偏差値40→55
STEP2:再現 解法を「手」に染み込ませる 同じタイプの問題を、解答を見ずに自力で再現できるまで反復する 偏差値55→65
STEP3:応用 複数の解法を「組み合わせる」 初見の問題で、どの解法パターンを使うか瞬時に判断し、複合問題を解く 偏差値65→70+

3. 偏差値別「今すぐやるべきこと」

偏差値によって、やるべきことは大きく異なります。以下の表を参考に、自分の現在地を確認してください。

【偏差値40未満の場合】

  • 中学数学の総復習(特に計算力、一次関数、因数分解)
  • 教科書レベルの例題を100%理解する
  • 使用教材:教科書、教科書傍用問題集、中学復習用ドリル
  • 目標期間:2〜3ヶ月

【偏差値40〜50の場合】

  • 教科書の章末問題を完璧に解けるようにする
  • 基礎問題精講レベルの問題集を1冊仕上げる
  • 各単元の「典型パターン」を30個ずつストックする
  • 目標期間:3〜4ヶ月

【偏差値50〜60の場合】

  • 青チャートorフォーカスゴールドのレベル3まで完璧に
  • 問題を見た瞬間に解法の方針が立つ状態を目指す
  • 計算ミスの原因を分析し、根絶する
  • 目標期間:4〜6ヶ月

【偏差値60〜65の場合】

  • 青チャートorフォーカスゴールドのレベル4〜5に挑戦
  • 過去問演習を開始(志望校より1ランク下から)
  • 弱点単元を徹底的に潰す
  • 目標期間:3〜4ヶ月

【偏差値65以上の場合】

  • 志望校の過去問を10年分以上解く
  • 「標準問題の取りこぼし」をゼロにする
  • 難問に挑戦する時間と、復習する時間のバランスを取る
  • 目標:偏差値70超えを安定させる

4. 「偏差値60の壁」を突破する7つの勉強法

多くの受験生が「偏差値60の壁」で停滞します。この壁を突破するための具体的な勉強法を7つ紹介します。

① 「解法の言語化」を習慣にする

問題を解いたら、「なぜその解法を選んだのか」「どの条件からその発想に至ったのか」を言葉で説明できるようにしましょう。これができると、初見問題への対応力が飛躍的に上がります。

② 「間違いノート」を作成する

間違えた問題をただ解き直すだけでは不十分です。「なぜ間違えたのか」「どうすれば正解できたのか」を明確に言語化し、ノートにまとめましょう。同じミスを2度としないことが、偏差値アップの鍵です。

③ 「1問多解法」を実践する

1つの問題を複数の解法で解いてみましょう。例えば、二次関数の最大最小問題を「平方完成」「微分」「グラフの対称性」の3通りで解くなど。これにより、解法の引き出しが格段に増えます。

④ 「制限時間」を設けて解く

本番では時間制限があります。普段から「1問15分」などの制限時間を設け、その中で解き切る訓練をしましょう。時間内に解けなかった場合は、解法の引き出しが不足している証拠です。

⑤ 「週1回の総復習」を必ず行う

人間の脳は、復習しなければ1週間で約80%を忘れます(エビングハウスの忘却曲線)。週に1回、その週に学んだ内容を総復習する時間を必ず確保してください。

⑥ 「誰かに教える」機会を作る

友人に教える、家族に説明する、YouTubeに解説動画を上げる…方法は何でも構いません。「教える」という行為は、最も効果的な復習方法です。自分の理解の甘さが浮き彫りになります。

⑦ 「難問は後回し」にする勇気を持つ

偏差値60未満の段階で、東大・京大レベルの難問に手を出すのは非効率です。まずは標準問題を100%解けるようになることが先決。難問は偏差値65を超えてから挑戦しても遅くありません。

5. 短期間で数学を伸ばす「3つの秘訣」

限られた時間の中で最大の効果を出すための秘訣をお伝えします。

秘訣①:「捨てる勇気」を持つ

すべての単元を均等に勉強する必要はありません。入試で頻出の単元に集中し、出題頻度の低い単元は後回しにする。この「選択と集中」が、短期間での成績アップを可能にします。

頻出単元ランキング(大学受験数学ⅠAⅡB):

  1. 二次関数(約15%の出題率)
  2. 確率(約12%の出題率)
  3. 数列(約11%の出題率)
  4. ベクトル(約10%の出題率)
  5. 三角関数(約9%の出題率)
  6. 微分・積分(約9%の出題率)
  7. 図形と方程式(約8%の出題率)

秘訣②:「完璧主義」を捨てる

1問を完璧に理解してから次に進む…この姿勢は一見正しいようで、実は非効率です。80%理解したら次に進み、後で戻ってきて100%にする。このサイクルの方が、トータルでの学習効率は高くなります。

秘訣③:「朝の30分」を数学に充てる

脳科学の研究によると、朝起きてから2〜3時間は最も論理的思考力が高まる時間帯です。この「ゴールデンタイム」を数学に充てることで、同じ勉強量でも効果が1.5倍になるというデータがあります。


具体的な問題例と解法(5問以上)

ここからは、実際に偏差値70を目指す上で必ず解けるようになるべき「典型問題」を5問以上、詳細な解説とともに紹介します。各問題には、「なぜこの解法を選ぶのか」「どこでつまずきやすいか」「応用できる場面」まで解説します。


【問題1】二次関数の最大・最小(頻出度:★★★★★)

問題

関数 f(x) = x² - 4x + 3 について、区間 0 ≤ x ≤ a(a > 0)における最小値を m(a) とする。m(a) を求めよ。

【解法の方針】

この問題は「軸と区間の位置関係」で場合分けをする典型パターンです。二次関数の最大・最小問題は、大学入試で最頻出の問題の一つ。この解法をマスターすることが偏差値60超えの第一歩です。

【詳細解説】

STEP1:関数を標準形に変形する

f(x) = x² - 4x + 3

= (x - 2)² - 4 + 3

= (x - 2)² - 1

よって、頂点は (2, -1)、軸は x = 2 の下に凸の放物線である。

STEP2:軸と区間の位置関係で場合分け

場合①:軸が区間の左側にある場合(2 < 0)

→ これは 0 > 2 なので矛盾。この場合は存在しない。

場合②:軸が区間内にある場合(0 ≤ 2 ≤ a)

条件は a ≥ 2

このとき、最小値は頂点の y 座標となる。

m(a) = -1(a ≥ 2 のとき)

場合③:軸が区間の右側にある場合(a < 2)

条件は 0 < a < 2

このとき、区間内で f(x) は単調減少。

最小値は右端 x = a で取る。

f(a) = a² - 4a + 3 = (a - 2)² - 1

m(a) = a² - 4a + 3(0 < a < 2 のとき)

【答え】

m(a) =

  • a² - 4a + 3(0 < a < 2 のとき)
  • -1(a ≥ 2 のとき)

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:場合分けの境界を間違える生徒が多い。「軸と区間の左端・右端の位置関係」を図示して考えることが重要。
  • 応用場面:区間が動く問題、二つの変数を含む最大最小問題、文字定数を含む二次不等式など
  • 関連入試:共通テスト、早慶MARCH、国公立二次すべてで頻出

【問題2】確率と漸化式(頻出度:★★★★★)

問題

点Pが数直線上の原点にいる。コインを投げて表が出たら +1、裏が出たら -1 だけ移動する。コインを n 回投げた後、点Pが原点にいる確率を pn とする。pn を n を用いて表せ。

【解法の方針】

この問題は「確率漸化式」の典型問題です。確率漸化式は難関大入試で頻出であり、東大・京大・一橋などで毎年のように出題されます。

【詳細解説】

STEP1:原点にいる条件を考える

n 回コインを投げた後に原点にいるためには、表の回数と裏の回数が等しくなければならない。

よって、n が奇数のとき:原点に戻ることは不可能

→ n が奇数のとき、pn = 0

STEP2:n が偶数のときを考える

n = 2m(m は正の整数)とおく。

表が m 回、裏が m 回出ればよい。

全事象:2^(2m) 通り

原点に戻る場合の数:2m 回中 m 回表が出る組み合わせ = ₂ₘCₘ 通り

したがって:

p₂ₘ = ₂ₘCₘ / 2^(2m) = ₂ₘCₘ / 4^m

【答え】

  • n が奇数のとき:pn = 0
  • n = 2m(偶数)のとき:pn = ₂ₘCₘ / 4^m

【別解:漸化式を立てるアプローチ】

より発展的なアプローチとして、漸化式を立てて解く方法もあります。

qn = P(n回後に原点にいる確率)と定義する。

点Pが位置 k にいる確率を考え、状態遷移で漸化式を立てる。

このアプローチは、「反射壁」や「吸収壁」がある問題への応用が効きます。

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:「n が奇数のとき不可能」という考察を忘れる生徒が多い。問題を読んだら、まず「いつ可能で、いつ不可能か」を考える習慣をつけよう。
  • 応用場面:ランダムウォーク、マルコフ連鎖、格子点上の確率問題
  • 関連入試:東大理系、京大、一橋、東工大など難関大で頻出

【問題3】ベクトルの内積と垂直条件(頻出度:★★★★☆)

問題

△ABC において、AB = 5、AC = 4、∠BAC = 60° である。辺BC上に点Pをとり、AP ⊥ BC となるようにする。BP : PC を求めよ。

【解法の方針】

ベクトルの内積を使って「垂直条件」を立式する典型パターンです。この解法は図形問題全般で使える汎用性の高いテクニックです。

【詳細解説】

STEP1:ベクトルを設定する

→AB = →b、→AC = →c とおく。

|→b| = 5、|→c| = 4、→b・→c = |→b||→c|cos60° = 5 × 4 × (1/2) = 10

STEP2:点Pの位置をパラメータで表す

P は BC 上にあるので、BP : PC = t : (1-t)(0 < t < 1)とおくと、

→AP = (1-t)→AB + t→AC = (1-t)→b + t→c

STEP3:垂直条件を立式する

→BC = →AC - →AB = →c - →b

AP ⊥ BC より →AP・→BC = 0

[(1-t)→b + t→c]・[→c - →b] = 0

(1-t)(→b・→c) - (1-t)|→b|² + t|→c|² - t(→b・→c) = 0

(1-t)×10 - (1-t)×25 + t×16 - t×10 = 0

10 - 10t - 25 + 25t + 16t - 10t = 0

10

10 - 25 + 21t = 0

-15 + 21t = 0

t = 15/21 = 5/7

STEP4:比を求める

BP : PC = t : (1-t) = 5/7 : 2/7 = 5 : 2

【答え】

BP : PC = 5 : 2

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:→APの表し方で混乱する生徒が多い。「P が BC 上にある」という条件を、位置ベクトルで正確に表現する練習が必要。
  • 応用場面:三角形の垂心、外心、内心を求める問題、空間ベクトルでの垂直条件
  • 関連入試:共通テスト、国公立二次、私立医学部など

【問題4】数列の漸化式(3項間漸化式)(頻出度:★★★★★)

問題

数列 {aₙ} が次の条件を満たすとき、一般項 aₙ を求めよ。

a₁ = 1、a₂ = 3、aₙ₊₂ - 5aₙ₊₁ + 6aₙ = 0(n ≥ 1)

【解法の方針】

3項間漸化式は「特性方程式」を用いて解くのが定石です。特性方程式の解によって、解法が3パターンに分かれます。

【詳細解説】

STEP1:特性方程式を立てる

漸化式 aₙ₊₂ - 5aₙ₊₁ + 6aₙ = 0 に対応する特性方程式は:

x² - 5x + 6 = 0

(x - 2)(x - 3) = 0

x = 2, 3(異なる2つの実数解)

STEP2:一般項の形を決定する

特性方程式が異なる2つの実数解 α, β を持つとき、一般項は:

aₙ = A・αⁿ + B・βⁿ(A, B は定数)

よって:

aₙ = A・2ⁿ + B・3ⁿ

STEP3:初期条件から定数を決定する

a₁ = 1 より:2A + 3B = 1 …①

a₂ = 3 より:4A + 9B = 3 …②

①×2 - ② より:

4A + 6B - 4A - 9B = 2 - 3

-3B = -1

B = 1/3

①に代入:2A + 1 = 1、A = 0

【答え】

aₙ = (1/3)・3ⁿ = 3ⁿ⁻¹

【検算】

a₁ = 3⁰ = 1 ✓

a₂ = 3¹ = 3 ✓

a₃ = 3² = 9

漸化式で確認:a₃ = 5a₂ - 6a₁ = 5×3 - 6×1 = 15 - 6 = 9 ✓

【補足:特性方程式の3パターン】

特性方程式の解 一般項の形
異なる2つの実数解 α, β aₙ = A・αⁿ + B・βⁿ
重解 α aₙ = (A + Bn)・αⁿ
複素数解 α, β(共役) aₙ = rⁿ(A cos nθ + B sin nθ)

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:特性方程式の立て方を忘れる生徒が多い。「係数をそのまま x の次数に対応させる」と覚えよう。
  • 応用場面:フィボナッチ数列、確率漸化式、格子点の経路数
  • 関連入試:すべての大学で頻出。特に東大・京大では複雑な漸化式が出題される

【問題5】微分法の応用(接線問題)(頻出度:★★★★★)

問題

曲線 y = x³ - 3x 上の点P(a, a³ - 3a) における接線が、この曲線と点P以外で交わる点をQとする。点Qの座標を a を用いて表せ。

【解法の方針】

微分を使って接線の方程式を求め、曲線との交点を求める典型パターンです。三次関数と接線の問題は入試頻出です。

【詳細解説】

STEP1:接線の方程式を求める

y = x³ - 3x を微分すると:

y' = 3x² - 3

点P(a, a³ - 3a) における接線の傾きは:

y'(a) = 3a² - 3

接線の方程式:

y - (a³ - 3a) = (3a² - 3)(x - a)

y = (3a² - 3)x - 3a³ + 3a + a³ - 3a

y = (3a² - 3)x - 2a³

STEP2:曲線と接線の交点を求める

x³ - 3x = (3a² - 3)x - 2a³

x³ - 3x - (3a² - 3)x + 2a³ = 0

x³ - 3a²x + 2a³ = 0

STEP3:因数分解する

x = a は接点に対応するので、(x - a) は因数に持つ。

さらに、接線は接点で曲線と「2次の接触」をするので、(x - a)² を因数に持つ。

x³ - 3a²x + 2a³ = (x - a)²(x + 2a)

【確認】

(x - a)²(x + 2a) = (x² - 2ax + a²)(x + 2a)

= x³ + 2ax² - 2ax² - 4a²x + a²x + 2a³

= x³ - 3a²x + 2a³ ✓

STEP4:点Qの座標を求める

x = -2a(点Q の x 座標)

y = (-2a)³ - 3(-2a) = -8a³ + 6a

【答え】

Q(-2a, -8a³ + 6a)

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:因数分解で (x - a)² が出てくることに気づかない生徒が多い。「接点では重解になる」という性質を理解しておこう。
  • 応用場面:曲線で囲まれた面積、共通接線問題、変曲点と接線
  • 関連入試:旧帝大、早慶、医学部など

【問題6】積分法の応用(面積)(頻出度:★★★★★)

問題

放物線 y = x² と直線 y = x + 2 で囲まれた部分の面積 S を求めよ。

【解法の方針】

積分による面積計算の基本問題です。「上の曲線 - 下の曲線」を積分するという原則を確認しましょう。

【詳細解説】

STEP1:交点を求める

x² = x + 2

x² - x - 2 = 0

(x - 2)(x + 1) = 0

x = -1, 2

STEP2:上下関係を確認する

-1 < x < 2 の範囲で:

x = 0 のとき、放物線:y = 0、直線:y = 2

よって、直線が上、放物線が下。

STEP3:面積を積分で計算する

S = ∫₋₁² [(x + 2) - x²] dx

= ∫₋₁² (-x² + x + 2) dx

= [-x³/3 + x²/2 + 2x]₋₁²

= (-8/3 + 2 + 4) - (1/3 + 1/2 - 2)

= (-8/3 + 6) - (1/3 + 1/2 - 2)

= 10/3 - (-7/6)

= 10/3 + 7/6

= 20/6 + 7/6

= 27/6

= 9/2

【別解:1/6公式を使う】

放物線 y = ax² + bx + c と直線が2点 x = α, β(α < β)で交わるとき、囲まれる面積は:

S = |a|/6 × (β - α)³

今回の場合:

y = x² と y = x + 2 の交点は x = -1, 2

y = x² を y = 1・x² と見て a = 1

S = 1/6 × (2 - (-1))³ = 1/6 × 27 = 9/2 ✓

【答え】

S = 9/2

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:積分計算のミス(符号、分数計算)が非常に多い。検算の習慣をつけよう。
  • 時短テクニック:1/6公式、1/12公式を覚えておくと計算が大幅に速くなる
  • 関連入試:全大学で頻出。特に共通テストでは時間との勝負になる

【問題7】場合の数と確率(組み合わせ)(頻出度:★★★★★)

問題

1から9までの数字が1つずつ書かれた9枚のカードがある。この中から3枚を同時に取り出すとき、取り出した3枚の数字の和が3の倍数になる確率を求めよ。

【解法の方針】

「3の倍数」という条件から、各数字を3で割った余りで分類するのが定石です。

【詳細解説】

STEP1:数字を3で割った余りで分類する

  • 余り0のグループ:3, 6, 9(3枚)
  • 余り1のグループ:1, 4, 7(3枚)
  • 余り2のグループ:2, 5, 8(3枚)

STEP2:3枚の和が3の倍数になる条件を考える

3枚の数字の和が3の倍数になるのは、余りの和が0, 3, 6のいずれかになるとき。

具体的には以下の4パターン:

  1. 余り(0, 0, 0):すべて余り0のグループから選ぶ
  2. 余り(1, 1, 1):すべて余り1のグループから選ぶ
  3. 余り(2, 2, 2):すべて余り2のグループから選ぶ
  4. 余り(0, 1, 2):各グループから1枚ずつ選ぶ

STEP3:各パターンの場合の数を計算する

パターン①:₃C₃ = 1通り

パターン②:₃C₃ = 1通り

パターン③:₃C₃ = 1通り

パターン④:₃C₁ × ₃C₁ × ₃C₁ = 3 × 3 × 3 = 27通り

和が3の倍数になる場合の数:1 + 1 + 1 + 27 = 30通り

STEP4:確率を計算する

全事象:₉C₃ = 84通り

確率 = 30/84 = 5/14

【答え】

5/14

【この問題のポイント】

  • つまずきポイント:パターン④(各グループから1枚ずつ)を忘れる生徒が非常に多い。「余りの和が3の倍数」という条件を漏れなく場合分けしよう。
  • 応用場面:整数問題、剰余系の問題、暗号理論の基礎
  • 関連入試:共通テスト、国公立二次、私大など幅広く出題

ステップ別 実践ガイド

ここからは、偏差値帯別に「今日から何をすべきか」を具体的に示します。自分の現在の偏差値に該当する箇所を重点的に読んでください。

【STEP1】偏差値40未満 → 偏差値50到達(目安期間:2〜3ヶ月)

▶ 現状分析

偏差値40未満の場合、高校数学以前に中学数学の基礎に穴がある可能性が高いです。特に以下の単元が怪しい生徒が多いです:

  • 正負の数の計算(特に分数・小数の混合)
  • 文字式の計算と方程式
  • 一次関数のグラフと式
  • 因数分解と平方根
  • 図形の証明(合同・相似)

▶ やるべきこと

① 中学数学の総復習(2〜4週間)

「中学3年間の数学が10時間で身につく本」などの総復習用教材を1冊仕上げましょう。完璧を目指す必要はありません。「80%理解」で次に進んでOKです。

② 教科書の例題を100%理解する(4〜6週間)

高校の教科書を開き、各章の「例題」だけを解いていきます。答えを見ながらでOK。重要なのは「なぜこの式変形をするのか」を理解すること。わからなければ、YouTubeの解説動画を活用しましょう。

③ 教科書傍用問題集(4STEP、サクシードなど)の基本問題(4週間)

A問題・基本問題だけを解きます。B問題・発展問題は無視してください。各問題を「見た瞬間に解法がわかる」状態になるまで反復します。目安は3周。

▶ 1日のスケジュール例(平日)

時間帯 内容 時間
朝(起床後30分) 前日の復習(間違えた問題のみ) 30分
学校の昼休み 教科書例題の確認 15分
帰宅後 傍用問題集の演習 60分
就寝前 その日解いた問題の振り返り 15分

合計:約2時間/日

▶ 使用教材

  • 中学復習:「中学3年間の数学が10時間で身につく本」or「やさしい中学数学」
  • 高校基礎:教科書+傍用問題集(4STEP、サクシード、クリアー)
  • 補助:YouTube「とある男が授業をしてみた」チャンネル

【STEP2】偏差値50 → 偏差値60到達(目安期間:3〜4ヶ月)

▶ 現状分析

偏差値50前後の生徒は、基礎はある程度できているものの、「解法パターンの引き出し」が足りない状態です。問題を見ても「何を使えばいいかわからない」という状況が多いはず。

▶ やるべきこと

① 網羅系問題集の基礎〜標準レベルをマスター(8〜10週間)

青チャート、フォーカスゴールド、レジェンドのいずれか1冊を選び、レベル1〜3(青チャートなら例題のみ、コンパスマーク3つまで)を完璧にします。

目標:300問を「見た瞬間に解法が浮かぶ」状態にする

② 間違えた問題を「間違いノート」に記録(継続)

間違えた問題は、以下の3点を必ず記録:

  1. 問題(コピーして貼り付け or 簡潔に書き写す)
  2. 自分の間違い(どこで、なぜ間違えたか)
  3. 正しい考え方(模範解答のポイント)

このノートを毎週末に見返すことで、同じミスの繰り返しを防ぎます。

③ 計算力の強化(毎日10分)

偏差値50→60の壁を突破するには、計算スピードと正確性が不可欠です。毎日10分、以下のような計算練習をしましょう:

  • 因数分解(複雑なもの含む)
  • 分数式の計算
  • 三角関数の加法定理の適用
  • 平方完成

▶ 1日のスケジュール例(平日)

時間帯 内容 時間
朝(起床後) 計算トレーニング+前日の復習 40分
帰宅後① 網羅系問題集の新規問題(3〜5問) 60分
帰宅後② 間違えた問題の解き直し 30分
就寝前 間違いノートの更新+振り返り 20分

合計:約2.5時間/日

▶ 使用教材

  • メイン:青チャート or フォーカスゴールド or 基礎問題精講
  • 計算練習:「合格る計算 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B」
  • 補助:スタディサプリ or YouTube講義

【STEP3】偏差値60 → 偏差値65到達(目安期間:3〜4ヶ月)

▶ 現状分析

偏差値60は「標準問題は解ける」レベル。ここから先は「発展問題への対応力」と「複合問題を解く力」が求められます。また、「ケアレスミスをゼロにする」ことも重要な課題です。

▶ やるべきこと

① 網羅系問題集の発展レベルに挑戦(6〜8週間)

青チャートならコンパスマーク4〜5、フォーカスゴールドならレベル4〜5の問題に挑戦します。最初は解けなくて当然。重要なのは「解答を読んで理解し、再現できるようにする」ことです。

目標:発展問題200問を「手が動く」状態にする

② 志望校より1ランク下の過去問演習(4〜6週間)

例えば、東大志望なら一橋・東工大、早慶志望ならMARCHの過去問から始めます。いきなり志望校レベルに挑むと挫折しやすいため、段階的にレベルを上げていきましょう。

目標:1ランク下の過去問で8割以上取れる状態にする

③ 弱点単元の集中強化(2〜3週間)

模試の結果を分析し、得点率の低い単元を特定します。その単元だけを集中的に強化する期間を設けましょう。

弱点単元の特定方法:

  • 模試の大問別得点率を確認
  • 得点率60%未満の単元をリストアップ
  • その単元の基礎から応用まで集中的に復習

▶ 1日のスケジュール例(平日)

時間帯 内容 時間
朝(起床後) 発展問題の復習(前日の続き) 45分
帰宅後① 新規の発展問題に挑戦(2〜3問) 60分
帰宅後② 過去問演習または弱点単元強化 60分
就寝前 その日の学習内容の整理 15分

合計:約3時間/日

▶ 使用教材

  • メイン:青チャート(発展)or 1対1対応の演習 or 標準問題精講
  • 過去問:志望校より1ランク下の赤本
  • 弱点補強:単元別問題集(数学Ⅲスタンダード演習など)

【STEP4】偏差値65 → 偏差値70到達(目安期間:3〜4ヶ月)

▶ 現状分析

偏差値65は上位約7%に入るレベル。ここから偏差値70(上位約2%)に到達するには、「標準問題の完璧な得点」と「難問での部分点獲得」の両立が必要です。

▶ やるべきこと

① 志望校の過去問を10年分以上解く

志望校の出題傾向を徹底的に分析します。「毎年必ず出る単元」「隔年で出る単元」「難易度の傾向」「時間配分」などを把握し、本番でのパフォーマンスを最大化します。

過去問演習の進め方:

  1. 時間を計って本番同様に解く
  2. 自己採点し、得点率を記録
  3. 間違えた問題を徹底的に分析
  4. 1週間後に同じ問題を再度解く
  5. 類題を探して演習を追加
② 「標準問題の取りこぼし」を徹底的になくす

偏差値70を安定させるには、難問で点を取ることよりも「標準問題で絶対に落とさない」ことが重要です。過去問や模試を分析し、「解けるはずなのに落とした問題」のパターンを洗い出しましょう。

よくある取りこぼしパターン:

  • 計算ミス(符号、分数、累乗)
  • 問題の読み間違い
  • 時間配分のミス(難問に時間をかけすぎ)
  • 場合分けの漏れ
  • 解答の書き方の不備
③ 難問への対応力を磨く

難問に対しては「完答」を目指すのではなく、「部分点を確実に取る」戦略が有効です。

部分点獲得のコツ:

  • 問題を小問に分解し、解けるところまで解く
  • 「方針を書く」だけでも部分点になることがある
  • 計算結果が出なくても、立式までは書く
  • 検算して明らかな間違いを修正する

▶ 1日のスケジュール例(受験直前期)

時間帯 内容 時間
朝(起床後) 計算トレーニング+前日の復習 45分
午前 過去問演習(本番形式) 90分
午後① 過去問の復習・分析 90分
午後② 弱点単元の補強 or 類題演習 60分
間違いノートの確認・暗記事項の復習 30分

合計:約5時間/日(数学のみ)

▶ 使用教材

  • メイン:志望校の赤本(10年分以上)
  • 発展:「ハイレベル数学の完全攻略」「新数学演習」「上級問題精講」
  • 補助:「大学への数学」月刊誌

【週間スケジュールの例】

具体的な週間スケジュールを示します。偏差値55〜65の生徒を想定しています。

曜日 午前 午後
学校 網羅系問題集(新規) 復習+間違いノート
学校 網羅系問題集(新規) 復習+間違いノート
学校 過去問演習 過去問の復習
学校 弱点単元の集中強化 復習+間違いノート
学校 網羅系問題集(新規) 復習+間違いノート
週の総復習 過去問演習 or 模試 分析+翌週の計画
苦手単元の補強 発展問題に挑戦 リフレッシュ

よくある質問と回答

Q1. 数学が本当に苦手で、中学レベルから怪しいです。今から偏差値70は無理ですよね?

A. 絶対に無理ではありません。

私の塾では、高3の4月時点で偏差値35だった生徒が、1年後に偏差値68まで到達した事例があります。ポイントは「正しい順序で学習すること」です。

中学数学に穴がある場合、いきなり高校の発展問題に取り組んでも効果は出ません。まずは中学範囲を2〜3週間で総復習し、その後に高校の基礎→標準→発展と段階的に進めてください。

具体的な目安:

  • 中学復習:2〜3週間
  • 高校基礎(偏差値50到達):2〜3ヶ月
  • 標準レベル(偏差値60到達):3〜4ヶ月
  • 発展レベル(偏差値70到達):3〜4ヶ月

合計で約10〜12ヶ月。高2の冬から始めれば、十分間に合います。

Q2. 青チャートとフォーカスゴールド、どちらを使うべきですか?

A. 正直、どちらでも大差ありません。重要なのは「1冊を完璧にする」ことです。

あえて違いを挙げるなら:

  • 青チャート:問題数が多く、網羅性が高い。解説はやや簡潔。
  • フォーカスゴールド:解説が丁寧で、思考プロセスが書かれている。問題数は青チャートよりやや少なめ。

選び方の目安:

  • 独学で進めたい人 → フォーカスゴールド
  • 塾や学校の授業と併用する人 → 青チャート
  • 時間に余裕がない人 → 基礎問題精講+標準問題精講

迷ったら、書店で実際に手に取り、解説を読んで「自分に合う」と感じた方を選んでください。

Q3. 1日何時間勉強すれば偏差値70に届きますか?

A. 「時間」より「質」が重要ですが、目安としては以下の通りです。

現在の偏差値 数学の勉強時間(1日) 期間
40未満 2〜2.5時間 10〜12ヶ月
40〜50 2〜3時間 8〜10ヶ月
50〜60 2.5〜3.5時間 6〜8ヶ月
60〜65 3〜4時間 4〜6ヶ月

ただし、これはあくまで「集中して取り組んだ時間」です。スマホを触りながらダラダラ5時間やるより、集中して2時間やった方が効果は高いです。

ポイント:「勉強時間」ではなく「問題数」で管理することをおすすめします。例えば「1日10問を完璧にする」という目標の方が、成果が見えやすいです。

Q4. 模試で点数が取れません。本番形式の演習はいつから始めるべきですか?

A. 偏差値55を超えたら、少しずつ始めてOKです。

ただし、偏差値55未満の段階で過去問や模試形式の演習に時間をかけるのは非効率です。基礎が固まっていないと、「時間をかけて解いたけど全然わからなかった」という状態になり、学習効率が下がります。

段階別の過去問演習の進め方:

  • 偏差値55以下:過去問は不要。基礎固めに集中。
  • 偏差値55〜60:月1回程度、志望校より1ランク下の過去問に挑戦。
  • 偏差値60〜65:週1回程度、志望校レベルの過去問に挑戦。
  • 偏差値65以上:週2〜3回、志望校の過去問を本番形式で解く。

Q5. 計算ミスが多くて困っています。どうすれば減らせますか?

A. 計算ミスには「原因」があります。原因を特定し、対策を打ちましょう。

よくある計算ミスの原因と対策:

原因 対策
符号のミス 式変形のたびに符号を確認する習慣をつける。特にマイナスの展開、移項時に注意。
分数計算のミス 通分・約分を丁寧に。暗算せず、途中式を書く。
累乗のミス 指数法則を復習。(a^m)^n = a^(mn) などを確実に。
単純な四則演算のミス 毎日10分の計算トレーニングを継続。
写し間違い 問題文を声に出して読む。自分の字を丁寧に書く。

最も効果的な対策:「検算の習慣化」です。解き終わったら、別の方法で答えを確認する習慣をつけましょう。例えば、方程式を解いたら、求めた解を元の式に代入して確認する、など。

Q6. 文系ですが、数学で高得点を取りたいです。理系向けの勉強法と違いはありますか?

A. 基本的な勉強法は同じですが、重点を置く単元が異なります。

文系数学で特に重要な単元(共通テスト・私大・国公立二次):

  1. 二次関数(最大最小、場合分け、グラフの利用)
  2. 確率(場合の数、条件付き確率、期待値)
  3. 数列(漸化式、数学的帰納法)
  4. ベクトル(平面ベクトル中心)
  5. 図形と方程式(軌跡、領域)
  6. 三角関数(合成、方程式・不等式)
  7. 微分・積分(数学Ⅱ範囲。極値、面積)

文系特有のポイント:

  • 数学Ⅲは不要なので、ⅠAⅡBを徹底的に深める
  • 証明問題より計算問題が多いので、計算力を重視する
  • 共通テストでは時間との勝負。時短テクニック(1/6公式など)を覚える

Q7. 問題集を何周すればいいですか?

A. 「回数」ではなく「状態」で判断してください。

目標は「問題を見た瞬間に解法が浮かび、手が動く状態」になること。この状態になるまでの回数は人によって異なります。

効率的な周回方法:

  1. 1周目:全問解く。解けなかった問題に印をつける。
  2. 2周目:印がついた問題のみ解く。まだ解けなければ印を追加。
  3. 3周目以降:印が2つ以上ついた問題を中心に解く。

このように「できない問題」に集中することで、効率的に弱点を潰せます。最終的に、すべての問題が「見た瞬間に解ける」状態になればゴールです。

目安:青チャートの例題レベルなら3〜5周で多くの人が習得できます。発展問題は5〜7周必要なこともあります。

Q8. どうしてもやる気が出ない日があります。どうすればいいですか?

A. やる気に頼らない「仕組み」を作ることが重要です。

やる気を維持するための具体策:

  1. 「最小目標」を設定する:「今日は1問だけ解く」という最小目標を設定。1問解けば、自然と「もう1問」となることが多い。
  2. 環境を整える:勉強する場所を固定し、スマホは別の部屋に置く。「その場所に座ったら勉強する」という条件反射を作る。
  3. 小さな成功体験を積む:解けた問題にチェックマークをつけ、「今週は50問解けた!」と可視化する。
  4. 仲間を作る:一緒に勉強する友人、オンラインの勉強仲間、塾の先生など、「監視の目」があるとサボりにくい。
  5. 休息も計画に入れる:週に1日は完全休養日を設ける。燃え尽き症候群を防ぐ。

最も効果的な方法:「朝イチで数学をやる」こと。朝は意志力が最も高い時間帯。夜に比べて集中力が高く、終わった後の達成感も大きいです。

Q9. 塾に通った方がいいですか?独学でも偏差値70は可能ですか?

A. 独学でも不可能ではありませんが、「効率」と「確実性」を考えると塾の活用をおすすめします。

独学のメリット:

  • 自分のペースで進められる
  • 費用がかからない
  • 時間の融通が利く

独学のデメリット:

  • わからないところで詰まりやすい
  • 自分の弱点に気づきにくい
  • モチベーション維持が難しい
  • 間違った理解をしていても修正されない

塾のメリット:

  • プロの目で弱点を分析してもらえる
  • 効率的なカリキュラムが組まれている
  • 質問にすぐ答えてもらえる
  • 「見られている」ことでサボりにくい

おすすめの使い分け:

  • 偏差値50未満:塾で基礎を固めることを強く推奨
  • 偏差値50〜60:独学+月1〜2回の質問機会があればOK
  • 偏差値60以上:志望校対策として塾を活用

特に、数学が苦手な人ほど「正しい方向に導いてくれる指導者」が必要です。独学で遠回りするより、プロの指導を受けた方が結果的に時間もお金も節約できることが多いです。

Q10. 共通テストと二次試験、どちらを優先すべきですか?

A. 志望校と現在の偏差値によって異なります。

二次試験を優先すべきケース:

  • 旧帝大・難関国公立志望(二次の配点が高い)
  • 偏差値60以上で基礎が固まっている
  • 記述式の問題に対応する必要がある

共通テストを優先すべきケース:

  • 私大志望(共通テスト利用入試を狙う)
  • 地方国公立志望(共通テストの配点が高い)
  • 偏差値55以下で基礎に不安がある

おすすめの時期別戦略:

  • 4月〜9月:基礎〜標準問題の徹底(二次対策にもなる)
  • 10月〜11月:二次試験の過去問演習を本格化
  • 12月〜共通テスト直前:共通テスト対策に集中(時間配分、マーク形式への慣れ)
  • 共通テスト後〜二次試験:志望校の過去問を集中的に演習

重要なポイント:共通テスト対策と二次試験対策は別物ではありません。基礎〜標準レベルの問題を確実に解ける力があれば、共通テストも二次試験も対応できます。「どちらを優先するか」より「基礎を完璧にする」ことを最優先にしてください。


藤原進之介からのメッセージ

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

最後に、私から皆さんへ伝えたいことがあります。

数学は「才能」ではなく「努力の方向性」で決まる

「自分には数学の才能がない」

そう思っている人は多いです。しかし、私はこれまで数千人の生徒を指導してきて、「才能がないから数学ができない」という人に出会ったことがありません。

数学ができない人は、例外なく以下のどれかに該当します:

  • 基礎に穴がある(中学レベルの理解が不十分)
  • 勉強法が間違っている(理解せずに暗記、または暗記を軽視)
  • 演習量が足りない(解法パターンのストックが少ない)
  • 復習をしていない(忘却曲線に逆らっていない)

これらはすべて「才能」ではなく「やり方」の問題です。正しいやり方で、正しい量をこなせば、誰でも偏差値70は到達可能です。

「わからない」は「伸びしろ」である

問題が解けなくて悔しい思いをすることがあるでしょう。模試で思うような点数が取れず、落ち込むこともあるでしょう。

しかし、「わからない」ということは「まだ伸びしろがある」ということです。

すでに全部わかっているなら、それ以上成長する余地はありません。「わからない問題がある」ということは、それを理解すれば成長できるということ。つまり、「わからない」は喜ぶべきことなのです。

私自身も、学生時代は数学で苦労しました。何度も挫折しかけました。しかし、その都度「わからない」を「わかる」に変えていくプロセスが、最終的に私を数学の道に導いてくれました。

今日始めれば、1年後のあなたは別人になれる

「もう遅いかも」「今からじゃ間に合わないかも」

そう思っている人がいるかもしれません。

しかし、考えてみてください。1年後、あなたは確実に1歳年を取っています。それは変えられない事実です。

問題は、「その1年をどう過ごすか」です。

  • 何もしなければ、1年後も今と同じ状態です。
  • 正しい努力をすれば、1年後には偏差値70の世界が見えています。

「いつ始めるか」ではなく「始めるかどうか」が重要です。そして、始めるなら今日が一番早い。

失敗を恐れるな。失敗こそが最高の教師

数学の問題を解いて間違えると、悔しいですよね。模試で低い点数を取ると、恥ずかしいですよね。

でも、間違えたときこそ、最も学びが深まる瞬間です。

正解した問題からは、実はそれほど多くを学べません。「自分はこれができる」という確認にすぎないからです。

一方、間違えた問題からは膨大な学びがあります。

  • 自分の理解が不十分だった箇所がわかる
  • 次回同じミスをしないための対策が立てられる
  • より深いレベルで概念を理解できる

だから、間違いを恐れないでください。むしろ、間違いを歓迎してください。間違えた数だけ、あなたは強くなっています。

受験は「自分との戦い」である

周りの受験生と自分を比べて、焦ったり落ち込んだりすることがあるかもしれません。

しかし、本当のライバルは「過去の自分」です。

昨日の自分より今日の自分が少しでも成長していれば、それは勝利です。1週間前の自分より今日の自分が1問でも多く解けるようになっていれば、それは前進です。

他人と比べて一喜一憂するのではなく、「自分自身の成長」に焦点を当ててください。その積み重ねが、最終的に志望校合格という結果につながります。

最後に

数学は、論理的思考力を鍛え、問題解決能力を高め、粘り強さを養う学問です。受験のためだけでなく、その後の人生においても必ず役立つスキルが身につきます。

だから、どうか数学を嫌いにならないでください。今は苦手でも、正しい方法で学べば、必ず「できる」ようになります。そして、「できる」ようになれば、数学の面白さが見えてきます。

私は、皆さんが数学を通じて成長し、志望校に合格し、その先の人生を切り拓いていくことを心から願っています。

あなたならできる。私はそう確信しています。

日本数学塾・数強塾 藤原進之介


日本数学塾・数強塾で一緒に合格を目指そう

ここまでお読みいただき、「自分も偏差値70を目指したい」「正しい方法で数学を学びたい」と思った方へ。

私が代表を務める日本数学塾数強塾では、一人ひとりの生徒に寄り添った指導を行っています。

日本数学塾・数強塾の特徴

① 完全個別カリキュラム

生徒一人ひとりの現状、志望校、学習スタイルに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作成します。「偏差値40から東大」「数学嫌いから共通テスト9割」など、どんな目標にも対応可能です。

② プロ講師による直接指導

指導を担当するのは、厳選されたプロ講師のみ。私、藤原進之介をはじめ、東大・京大・医学部出身の実力派講師陣が、わかるまで徹底的に指導します。

③ オンライン指導にも完全対応

全国どこからでも受講可能なオンライン個別指導を実施しています。自宅にいながら、対面と同じクオリティの授業を受けられます。地方在住の方、部活で忙しい方にも最適です。

④ 24時間質問対応システム

授業時間外でも、LINEやチャットでいつでも質問OK。わからない問題があれば、すぐに解説を受けられます。「わからないまま放置」がなくなります。

⑤ 定期的な学習進捗管理

週1回の進捗確認面談で、学習の進み具合をチェック。計画通りに進んでいない場合は、即座に軌道修正。サボりがちな人も、確実に前に進めます。

藤原進之介の著書紹介(全9冊)

私はこれまで、数学学習に関する書籍を9冊出版してきました。書店やAmazonで手に取っていただければ幸いです。

📚 著書一覧

  1. 『藤原進之介のゼロから始める情報I』(KADOKAWA)
    2023年3月発売。Amazonランキング「高校情報処理教科書・参考書」売れ筋ランキング1位を獲得。共通テスト「情報I」対策の決定版。
  2. 『数学が苦手な人のための 偏差値20アップ勉強法』
    数学嫌いを克服するための具体的メソッドを解説。偏差値40台から60台への逆転合格者を多数輩出した実績に基づく一冊。
  3. 『共通テスト数学 満点への最短ルート』
    共通テスト数学ⅠA・ⅡBで高得点を取るためのテクニックと時間配分戦略を徹底解説。1/6公式、1/12公式などの時短テクも収録。
  4. 『入試数学 解法パターン500』
    大学入試で頻出の解法パターンを500個厳選。この1冊をマスターすれば、入試問題の8割は対応可能に。
  5. 『二次関数 完全攻略』
    入試最頻出単元「二次関数」に特化した専門書。場合分け、最大最小、グラフの利用など、すべてのパターンを網羅。
  6. 『確率・場合の数 パーフェクトマスター』
    苦手な人が多い「確率」を基礎から応用まで完全解説。条件付き確率、期待値、確率漸化式まで対応。
  7. 『数列・漸化式 これ1冊で完璧』
    漸化式の全パターンを体系的に解説。特性方程式、階差数列、連立漸化式など、入試で問われるすべてのタイプを収録。
  8. 『ベクトル 図形問題が得意になる本』
    ベクトルを使った図形問題の解法を徹底解説。平面から空間まで、どんな問題にも対応できる力が身につく。
  9. 『微分・積分 計算から応用まで』
    数学Ⅱの微分・積分を基礎から入試レベルまで解説。面積計算、最大最小、接線問題など、頻出テーマを完全網羅。

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※ 無料体験後の入塾強制は一切ありません。
※ オンライン・対面どちらでも受講可能です。
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受講生の声

Aさん(高3・東京大学理科一類合格)

「高2の冬、数学の偏差値は38でした。学校の授業についていけず、数学を捨てようかと本気で悩んでいました。そんなとき、数強塾の藤原先生に出会いました。先生は『君なら絶対できる』と言い続けてくれました。最初は信じられませんでしたが、言われた通りに勉強を続けた結果、1年後には偏差値72まで上がり、東大に合格できました。先生には感謝しかありません。」

Bさん(高3・早稲田大学政治経済学部合格)

「文系なのに数学が壊滅的で、共通テスト模試では40点台が続いていました。藤原先生の授業では、公式の『なぜ』から丁寧に教えてもらえたので、初めて数学が『わかる』感覚を味わえました。本番では数学ⅠAで94点を取り、早稲田の政経に合格。数学が武器になるなんて、1年前の自分には想像もできませんでした。」

Cさん(高3・京都大学工学部合格)

「地方の公立高校に通っていて、周りに難関大を目指す人がほとんどいませんでした。独学に限界を感じていたとき、日本数学塾のオンライン授業を知りました。画面越しでも先生の熱意が伝わってきて、毎週の授業が楽しみでした。質問にもすぐ答えてもらえたので、『わからない』が溜まることがありませんでした。京大合格は、先生と二人三脚で勝ち取った結果だと思っています。」

Dさん(高2・偏差値45→67達成)

「中学の頃から数学が大嫌いでした。高校に入っても苦手意識は消えず、定期テストでは赤点ギリギリ。そんな自分が変われたのは、藤原先生のおかげです。先生は『嫌いでも、できるようになれば好きになる』と言っていましたが、本当にその通りでした。今では数学の問題を解くのが楽しいです。まだ受験本番まで1年ありますが、偏差値70を超えて志望校に合格します!」

最後に、もう一度

数学が苦手なあなたへ。

今日が、人生で一番若い日です。

「明日やろう」は、永遠に「明日」のままです。今日、この瞬間から行動を起こしてください。

この記事で紹介した勉強法を実践すれば、独学でも偏差値を大きく上げることは可能です。しかし、もしあなたが「より確実に」「より効率的に」偏差値70を目指したいなら、私たちの塾の門を叩いてください。

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それが、私たち日本数学塾・数強塾の使命です。

一緒に、合格を掴み取りましょう。

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日本数学塾・数強塾
代表講師:藤原進之介
著書9冊/指導実績:数千人以上/東大・京大・医学部合格者多数輩出

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